今回は久々に僕の奥さんのクラブセッティングを紹介したいと思います。
練習量の少ないアマチュアゴルファーでも、どんどんスコアアップできるように、本当に必要なクラブを選び出しました。
きっと皆さんの参考にもなると思うので、自分にとってのベストなクラブ選びにも生かして欲しいと思います。
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重要な距離に対するクラブ選びがスコアアップを楽にする!
先日、僕の奥さんが、ハーフベストの34を達成しました。
1ラウンドの自己ベストスコアは71ですが、その時はアウト35、イン36でした。
そしてその後もハーフ35は何度かマークしていましたが、そこから先の壁は厚いと感じていたのですが、遂にその壁を突破することができたのです。
そこでハーフベストをマークしたこの機会に、最近の僕の奥さんのクラブセッティングを紹介したいと思います。
以前に紹介した【 結果を出せるクラブセッティング! その1 】の頃とは大きく変わった、クラブセッティングの詳細をご確認下さい。
結果を出せるクラブセッティングを紹介します!
セッティングスペック■ ドライバー
1本
● ヨネックス イーソーン GT425 10.5° + ヨネックス レクシス カイザ M 5 S 45.5インチ
■ ユーティリティ 7本
● コブラ LTDx ワンレングス ハイブリッド 19° + KBS PGI 75 R 37.75インチ
● タイトリスト TS2 ユーテイリティ 19° + タイトリスト MCIマットブラック70 S 40.5インチ
● ロマロ レイ タイプR シルバー UT 21° + フジクラ MCH80 S 40.5インチ
● タイトリスト TS2ユーティリティ 23° + タイトリスト ツアーAD T-60 S 40.5インチ
● タイトリスト TS2ユーティリティ 27° + タイトリスト ツアーAD T-60 S 39.5インチ
● キャロウェイ Xユーティリティ 27° + NGS マッハライン UT335 R 39インチ
● バルド コンペティツィオーネ 568 U 30° + KBSツアー C-TAPER 95 S 38インチ
■ アイアン 3本
● エポン AF-701 PW~8番 + 日本シャフト モーダス³ 105 S 36~37インチ
■ ウェッジ 2本
● オノフ フォージドウェッジ 52°、58° + トゥルーテンパー ダイナミックゴールド S400 35.5インチ
■ パター 1本
● ピン タイン4 + 純正シャフト 34インチ
クラブ説明
■ ドライバー
● ヨネック スイーゾーン GT425 10.5° + ヨネックス レクシス カイザM 5 S 45.5インチ
【 遂に最強ドライバーをゲット!! 】で紹介したドライバーで、あまりにも性能がよいので、最近はこれ1本のみを使用しています。
僕の奥さんは女子プロシード選手のお母様方よりも年上なのですが、このドライバーに変更して以降、各コースの各ホールの最長到達点を更新し続けています。
今回のハーフベスト更新の時も、気温10℃で7mの強風という悪コンディションでしたが、平坦なホールなら190ヤードのキャリーボールを、曲がらずに安定して打ち続けられたことが、スコアアップに大きく貢献しています。
このヘッドはロフト角は10.5°ですが、7番のポジションにスリーブ調整し、ロフト角1.5°アップ、フェース面3°クローズド、ライ角1.5°アップライトへと変更してあります。
このスリーブポジションは、実は岩井明愛選手を参考にしていて、岩井明愛選手はGT450のロフト角9°という違うヘッドなのですが、GT425のロフト角10.5°で同じスリーブポジションに調整してみると、とてもよいフィーリングになりました。
ヨネックス レクシス カイザM 5 Sという、岩井明愛選手が使用しているシャフトもとても優れていて、本来ならば僕の奥さんは、軽くて長いシャフトは苦手なはずなのに、そのネックはあまり感じることなく、気持ちよく振り切れます。
最近になってゴルフ5の試打シャフトにも投入されているので、興味のある方はお試し下さい。
■ ユーティリティ
● コブラ LTDx ワンレングス ハイブリッド 19° + KBS PGI 75 R 37.75インチ
このクラブはワンレングスのUSモデルという異色のクラブです。
純正シャフトが37.25インチと短すぎたので、37.75インチへと0.5インチ伸ばした特殊なセッティング。
このクラブの目的は、まさに「 お助けクラブ 」です。
短く、重い、少し柔らかいシャフトと19°のロフト角を生かして、ラフから低いライナー系のボールでキャリー140ヤード + 大きめのランという飛距離を狙えます。
フェアウェイからも同様で、ランで距離を稼げる状況では積極的に活用しています。
そしてなによりも利点となるのは、木の下を低いボールで抜きたい場面や、木の両サイドをフックやスライスで曲げていきたい場面です。
シャフトが短くてロフト角の立っているユーティリティならば、そんなコントロールショットがとても簡単に行えるのです。
そんな時はコンパクトなスイングが適していますが、シャフトの特殊なセッティングがそのスイングを可能にしています。
今回のラウンドのロングホールでも、狙い通りに木の左下を低いスライスボールで150ヤード以上飛ばして、3打目をPWでバーディチャンスにつけることができました。
● タイトリスト TS2 ユーテイリティ 19° + タイトリスト MCIマットブラック70 S 40.5インチ
160~170ヤードのティショットと、フェアウェイから150ヤード以上のキャリーボールを狙います。
シャフトはタイトリスト TS2 ユーティリティ 19°用の純正オプションシャフトを使用しています。
軽すぎず、硬すぎないシャフトを選択していますが、シャフトには鉛の調整を施しています。
もっと飛距離の出るクラブも試していますが、精度が低いのでまだ使用していません。
● ロマロ レイ タイプR シルバー UT 21° + フジクラ MCH80 S 40.5インチ
150~160ヤードのティショットと、フェアウェイから140~150ヤードのキャリーボールを狙います。
MCH80のSフレックスのシャフトを打ってみたかったので、そのシャフトが装着されている中古クラブを購入したところ、あまりにも打ちやすいのでそのまま使用しています。
ヘッドにもシャフトにも、1ヶ所も鉛の調整をしていないという、我が家には珍しいクラブで、それだけ本来のバランスが優れているということだと思います。
● タイトリスト TS2ユーティリティ 23° + タイトリスト ツアーAD T-60 S 40.5インチ
140~150ヤードのティショットと、フェアウェイから130~140ヤードのキャリーボールを狙います。
シャフトはタイトリスト TS2 ユーティリティ19°用の純正シャフト、つまり2番手分に相当する1インチ長くして使用していますが、このタイトリスト ツアーAD T-60というシャフトは、このように2番手分長くしたほうが絶妙なフィーリングを得られることが分かりました。
このシャフトセッティングは飛距離も伸びますが、ボールの高さも高くなり、女性にはかなり難しい高い木の上を越えるセカンドショットも可能になりました。
● タイトリスト TS2ユーティリティ 27° + タイトリスト ツアーAD T-60 S 39.5インチ
130~140ヤードのティショットと、フェアウェイから120~130ヤードのキャリーボールを狙います。
23°のユーティリティと同様に、シャフトはタイトリスト TS2 ユーティリティ23°用の純正シャフト、つまり2番手長いシャフトを使用しています。
● キャロウェイ Xユーティリティ 27° + NGS マッハライン UT335 R 39インチ
【 ラフからの打ち方は『ラフ専用クラブ』を使えばとても簡単! 】でも紹介したクラブで、フェアウェイからは使用せず、ラフから120~140ヤードのキャリーボールを狙います。
【 失敗しないランニングアプローチの方法! 】で紹介しているように、『ユーコロ』でも使用しています。
しかし最近は、他のクラブのシャフトが重くなっているので、このクラブだけかなり軽くなってしまい、少し感覚が変わってきました。
近々もっと重いシャフトへと交換するかもしれません。
● バルド コンペティツィオーネ 568 U 30° + KBSツアー C-TAPER 95 S 38インチ
130ヤードのティショットと、フェウェイから120ヤードのキャリーボールを狙います。
シーズンの中では7番アイアンを使用する時もありますが、こちらの地域では秋~春のライの状態がとても悪いので、その対策として最近このクラブを購入しました。
ただしシャフトはあまり本人にはマッチしていないので、使いやすいカーボンシャフトを見つけて交換予定です。
■ アイアン
● エポン AF-701 PW~8番 + 日本シャフト モーダス³ 105 S 36~37インチ
100~130ヤードのティショットと、フェアウェイからは70~110のキャリーボールをコントロールしています。
【 理想的なアイアンシャフトのセッティングが遂に完成!! 】で紹介しているように、このシャフトは独自のセッティングで、長い方へ3番手ずらして、その代わりに0.5インチチップカットして、全体のバランスを整えています。
■ ウェッジ
● オノフ フォージドウェッジ 52°、58° + トゥルーテンパー ダイナミックゴールド S400 35.5インチ
75ヤード以内のキャリーボールをこの2本でコントロールしています。
ランニングアプローチは、グリーンエッジ周りでは『 ユーコロ 』で、グリーンまで少し距離がある場合は『 Pコロ 』でピンを狙っているので、2本のウェッジは「 ボールを上げる専用クラブ 」と「 バンカー用 」という役割に絞られました。
※この記事アップの後に、【 バンカーやグリーン周りから簡単に寄せられるウェッジを発見!! 】で紹介したように、もっと簡単で万能なウェッジを発見したので、オノフのウェッジはエースから外れて、控えに回ることになりました。
■ パター
● ピン タイン4 + 純正シャフト 34インチ
ゴルフショップで何度か日を変えて試しても、必ずカップインしてくれるという、素晴らしい方向性とタッチだったので購入しました。
最近よい打ち方が身についたので、実際のグリーン上でも1~2mのカップインの確率がかなり上がっています。
見た目、重量感、打感ともに高レベルなパターです。
今回のまとめ
今回のセッティングの特徴は、7本のユーティリティです。
実際のコースでパーオンを狙う場合、まずは各ショートホールのティショットの精度がとても重要。
そしてセカンドショットでも、フェアゥェイとラフで打ち分けたり、さらに強風対策や障害物を避けるショットにも対応できるように考えると、このようなセッティングになりました。
今回のハーフ34をマークした時も、木の上を越えたり、木の横をスライスをかけたりしながら、ユーティリティを駆使してパーオンとリカバリーを重ねた結果、運よく3バーディをゲットして達成することができました。
皆さんも自分のラウンドの特徴とパターンをよく振り返って、あまり使用しない無駄なクラブをバックから除き、その代わりにスコアメイクで得をするクラブを見つけ出して投入すれば、意外なほどに簡単にスコアアップは可能になるはずです。
また今回紹介したクラブは、1本を除き、全てのクラブに鉛の調整を加えてありますが、その詳細は【 クラブを鉛やスリーブで自在にチューニング!! 】で紹介しています。