シンプルゴルフ ラボ

ゴルフをもっと簡単にするための研究室

スライスやプッシュアウトからの脱却法! 正しいダウンマックス理論でインパクトを改善!!

time 2024/02/27

スライスやプッシュアウトからの脱却法! 正しいダウンマックス理論でインパクトを改善!!

今回は『ダウンマックス』スイングならば、スライスやプッシュアウトを簡単に改善できて、飛距離も向上することを説明したいと思います。

ダウンマックス理論で、効率の良い、曲がらないスイングを目指して下さい。

sponsored link

正しいクラブの通り道とフェース面の向きを理解しましょう!

『ダウンマックス』こそがアマチュアゴルファーの基本スイング!! 】では、アマチュアゴルファーの身体的特徴に適したスイング理論を説明しました。

肩甲骨周りや腰回りの柔軟性が低いゴルファーには、とても効率的なスイング理論であり、そしてそれは松山英樹選手のスイングにとても近い考え方なのです。

そこで今回は、『 ダウンマックス 』なスイングを正しく身につけながら、クラブヘッドの通り道とフェース面の向きを改善する方法を説明します。

その方法が身につけば、多くのゴルファーを悩ましているスライスやプッシュアウトからも簡単に脱却できるようになり、飛距離も向上するはずです。

 

『ダウンマックス』+フェース面の管理法でスライスやプッシュアウトから簡単に脱却!

以前に【 ゴルフを簡単にするクラブの通り道はこれだ!! 】で、ダウンスイングのクラブの正しい通り道について説明していました。

そのクラブの正しい通り道の中に、今回説明する、フェース面をコントロールするコツを加えてもらえれば、『 ダウンマックス 』なスイングに近づき、もっと真っすぐ遠くに飛ばすことが可能になります。

そしてこのスイング理論は、あまり細かい動きを気にする必要はないので、皆さんもすぐにマスターできると思います。

 

ダウンスイングでフェース面を真下に向ける!

まずは写真①のフェース面の向きに注目して下さい。

ダウンマックス 』スイングをマスターするためには、ダウンスイングへ切り返した瞬間から、クラブヘッドを大きく回転させる意識が必要ですが、それだけでは不十分です。

今回の重要ポイントは、写真①のように、「 フェース面を真下に向ける ように」、そして「 クラブヘッドは背中よりもかなり後方を通る ように」、どちらも極端なレベルまで意識してダウンスイングして下さい。

この写真①は動画ではなく静止画ですが、静止画でこのくらいの位置関係になるように、事前にしっかりとイメージしましょう。

 

この写真②は実際のスイング動画の1コマです。

写真①のようにイメージしてスイングすると、この写真②のようなフェース面の向きとクラブヘッドの位置関係が出来上がります。

この写真②のように後方から見ると、シャフトが水平になる時に、クラブヘッドは腰に重なるような位置を通過して、シャフトが「 逆しなり 」になっていることが分かります。

写真①のように「 フェース面を真下に向けて 」、「 クラブヘッドを背中よりも後方 に下ろす 」と強く意識したとしても、実際のスイングでは腰の面が左方向に回転するので、その分だけクラブヘッドは前方を通過しますが、結果的にはこれくらいの位置関係でOKです。

このようにイメージしてスイングできれば、この写真③のように、インパクトではフェース面がしっかりと目標方向に戻り、シャフトのトゥダウン現象も少な目に抑えられているので、スライスやプッシュアウトからは解放されることになります。

そして試してもらえば分かりますが、このようなイメージでスイングすると、クラブヘッドとフェース面の向きは勝手にボールの位置に戻ってくれるので、本人はスイング中にボールに合わせることなく、「 ひたすら 振るだけ! 」でOKになり、ゴルフはどんどん簡単になって行きます。

ダウンマックス 』効果を高めるためには、ダウンスイングへ切り返したら、フェース面で杭を地面に打ち込むようなイメージを持つと、もっとパワーを上げられるかもしれません。

 

一般的なスイング

次は写真④のフェース面の向きに注目して下さい。

この写真④は、フェース面を真下に向けるようには意識せず、通常の自分の感覚でダウンスイングした時の静止画です。

皆さんも確認してもらえば分かりますが、特別な意識を持たずに、スイングプレーンを意識してダウンスイングに入るだけでは、フェース面はこのような状態になっているはずです。

この写真⑤は、写真④のイメージでスイングした時の動画の1コマです。

写真②と比較すると、フェース面の向きはあまり変わりませんが、クラブヘッドが通過している位置が大きく前方側、つまりカット軌道になっていることが分かります。

そしてシャフトが水平の時の「 逆しなり 」の量はとても少なくなっています。

このように一般的なイメージでスイングすると、実際のスイングでは腰の面が左に回転しているので、静止画でイメージした時よりもクラブヘッドは前方を通過していて、その分だけカット軌道になってしまいます。

そしてシャフトのしなり量の差を見れば分かりますが、写真②よりもダウンスイングのパワーが不足しています。

その結果として写真⑥のように、インパクト前でフェース面はまだ開いていて、トゥダウンの現象も大きくなっているので、スライスやプッシュアウトの現象が起きやすくなります。

そしてこの開いたフェース面を急に返そうとすれば、今度はフックやチーピン、または大きなスライスが起きてしまいます。

またこのような「 インパクト直前にフェース面の急激な修正が必要なスイング 」をしていると、クラブの慣性モーメントがいくら大きくなってもその効果はなく、逆に大きな慣性モーメントが邪魔をして、結局はフェース面の修正が効かずに大きく曲がることになるわけです。

これが一般的なスイングで起きやすい症状なのですが、それなのにこの症状に加えて、体重移動、ダウンスイングのタメ、ハンドファーストなど、難しくなる要素をどんどん要求されているので、ゴルフがとても難しくなってしまうのです。

 

今回のまとめ

今回は、正しい『 ダウンマックス 』スイングをマスターするために、フェース面を正しく管理するコツを説明しました。

このスイング概要を理解してもらえれば、身体の細かい動き方はそれほど重要ではなく、アバウトな感覚でも正確なインパクトを作れるようになるので、週1回程度の練習量でもどんどん進化できて、もっとゴルフが簡単になっていくと思います。

sponsored link



sponsored link

アーカイブ

ブログランキング