
ヘッドスピード45m/s以下のゴルファー向けに、とても打ちやすくて、コスパも抜群なユーティリティ用シャフトを見つけたので、その詳細を報告します。
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打ちやすいシャフトならばユーティリティはもっと簡単になる!
【 意外にも、打ちやすいユーティリティシャフトはこれだった!! 】で、フジクラのMCH 80を打ちやすいユーティリティ用のシャフトとして紹介していました。
その後も我が家はもっと打ちやすいシャフトを求めて、いろんなシャフトを試していたところ、遂に見つけたのがKBSのPGIというアイアン用のカーボンシャフトをユーティリティ用として使用する方法です。
そのシャフトを23°と27°のユーティリティで実際に使用しています。
MCH 80よりもさらに打ちやすく、それでいてとてもリーズナブルなシャフトなので、皆さんの参考になるように、その詳細を紹介します。
KBS PGI 80のスペックとインプレッション
■ シャフトスペック
フレックス : S
シャフト重量 : 80g
トルク : 不明 (おそらく3.0~3.5)
調子 : 不明 (おそらく中調子)
■ 購入までの流れ
ショートホールのティショットや、ロングホールとミドルホールのセカンドショットで使うことになるユーティリティはスコアメイクにとても重要なクラブです。
現在僕の奥さんは、タイトリストのTS2の23°と27°を使用していて、ラフや傾斜地からのセカンドショット用にコブラのLTDxの19°ワンレングスハイブリッドも併用しています。
TS2はスリーブ仕様なので、タイトリスト純正のツアーAD T-60 SとMCI 70 Sの2種類、そしてフジクラのMCH 80 Sを季節やその時のフィーリングに合わせて使い分けていました。
しかしいずれのシャフトも、本人にはあと一歩何か足りないという感覚があったそうです。
そこで各シャフトメーカーのカスタムシャフトをできるかぎり試打を重ねていたのですが、やはりあと一歩の壁を破ることができません。
そこで僕の奥さんが出した結論が、「 コブラ LTDxのワンレングスに装着されているKBSのようなフィーリングが欲しい 」ということでした。
①
この写真①のKBSのPGI 75 Rというシャフトなのですが、コブラのワンレングス用の特別仕様なので、残念ながら通常ルートではこのシャフト単体を購入することができません。
そこで他のシャフトよりも圧倒的に打ちやすいという本人のコメントを信じて、KBSの中で似たようなシャフトがないのかと調べていると、見つけたのがこの商品です。
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このシャフトはKBSのアイアン用のカーボンシャフトですが、嬉しいことにタイトリストのユーティリティ用スリーブとグリップがセットされているので、購入すれば即使用可能な状態になり、しかも10,800円とかなりリーズナブルな価格設定です。
ただコブラのワンレングス用とはスペックが若干違うので、はたして同じようなフィーリングなのか、どうか?
その点をスペック表を見ながら悩みましたが、コブラのワンレングス用が少し軽くて柔らかめだったので、PGI 80 Sならばピッタリなのではないかと期待して、まずはTS2の23°用に、「 ポチッ 」と1本購入してみました。
そして打ってみると、これが抜群の打ちやすさ。
シャフトのしなり量が少なく、とても硬そうな動きなのですが、本人にはとても動きがよく分かり、しなやかに感じるそうです。
MCH 80 Sと比較すると、MCH 80の方が「ピンピンしたハリ感」を感じるそうで、PGI 80 Sの方が自然なしなやかさを感じて、ボールをぶ厚くインパクトできるそうです。
そこで早速TS2の27°用も追加で購入しました。
②
シャフト長はTS2の標準仕様と同じにして、グリップはリンクス TPRシルバーのバックライン無しを選択。
取り付けてヘッドバランスを計測すると、23°がD1で、27°がD0でした。
ちなみにシャフト変更によってスリーブポジションは、23°がA1、27°がB1になりました。
■ 購入後のインプレッション
このシャフト、もともと動きが少ないのにしなやかなフィーリングなので、一般的なカーボンシャフトと比較すると、気温が変化してもフィーリングがほとんど変化しません。
冬期間に練習場で気温5℃くらいの中で練習を重ねてから、15℃のラウンドで使用しましたが、そのフィーリングは変化なく良好でした。
そしてとても万人向けの特性なのです。
ヘッドスピード45m/sくらいの男性と、ヘッドスピード35m/sの女性にも試打してもらいましたが、どちらも自分のクラブよりもよいボールが打てていました。
さらにこのPGIというシャフト、コースで使用してみるとかなり武器になる特徴を持っていました。
ユーテイリティ用のシャフト選択としては、もちろんハイブリッド用が一般的であり、さらにフェアウェイウッド用も短くすれば使用可能です。
それと比較するとPGIはアイアン用シャフトということもあり、打ち出し角とスピン量が少し多めでボールが上がりやすく、その効果で狙いよりも飛びすぎることなく、なおかつ吹き上がりも抑えられた絶妙な弾道になります。
さらにアイアンショットのように、ラインを出しなが弾道を抑えようなコントロール性も抜群なのです。
つまり、ピン位置がグリーン上の手前や奥にセットされていてもデッドに狙える特性であり、それでいて飛距離性能も十分確保されています。
■ タイトリスト以外のメーカーも用意されています!
こちらのショップでは、我が家が購入したタイトリスト用だけでなく、テーラーメイド用、キャロウェイ用、ピン用もリストアップされています。
その他にKBSのPGHというハイブリッド用シャフトも用意されていて、PGIとスペックも似ているので、こちらもとても気になりましたが、PGIよりも高価で、試打をする機会もないので、まだ購入には至っていません。
今回のまとめ
とても打ちやすくてリーズナブルなお勧めしたいユーティリティ用のシャフト、KBSのPGIをを紹介しました。
【 お勧めのユーティリティシャフトを打ち比べ!! 】などでこれまでにも説明していますが、メーカー純正で用意されているシャフト重量はあまりにも軽すぎるので、本来ユーティリティクラブの持っている性能を引き出しづらい状態になっています。
ヘッドスピード45m/s以下の人でも80g前後のシャフト重量は適正であ、そのくらいのシャフト重量があればアイアンのように打つことも楽になり、アイアンからユーティリテイ、フェアウェイウッドと、スイングの流れがよくなるメリットも生まれます。
まずは自分で試してみることが理想ですが、ゴルフ市場には軽すぎる商品しかない状態なので、このKBSのPGIのようなリーズナブルな商品はとてもありがたい存在と思います。
ユーティリティのシャフト選びに悩んでいるならば、是非参考にして下さい。