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クラブを鉛やスリーブ調整で自在にチューニング!! もっと自分用に合わせてスコアアップを目指す!

time 2023/12/17

クラブを鉛やスリーブ調整で自在にチューニング!! もっと自分用に合わせてスコアアップを目指す!

クラブをもっと自分仕様に合わせることができれば、スコアアップは簡単になります。

クラブ選び、シャフト選びだけでは満足せずに、もっと細かいところまで自分の好みに合わせてみましょう。

今回はそのヒントになる方法を紹介します。

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自分の意のままのクラブならスコアアップは意外に簡単!?

結果を出せるクラブセッティング! その2 】で、僕の奥さんのクラブセッティングを紹介していますが、その中の各クラブは、とても細かく本人の好みに合わせて微調整しています。

自分の感覚にピッタリと合っていれば、無理してスイングをクラブに合わせることなく、常に同じ感覚でプレーできるので、週1回の練習と月2~3回のラウンドで毎回違うコースに行ったとしても、安定したプレーを続けることが可能になり、時にはかなりの好スコアも達成できるようになります。

そんなクラブの調整方法を、細かく細部まで紹介しますので、皆さんも参考にしてみて下さい。

 

細かく調整したクラブセッティングを紹介します!

僕の奥さんは、週1回しか練習しないのに、このブログの記事作成のために、毎回のように違う打ち方を試したり、違うクラブを試してもらっています。

そんな状況下でも、本来のスイングイメージと調子が崩れないように、自分のクラブについては、本人の感覚に合うようにかなり細かく調整してあります。

そしてもし本人の感覚が崩れる時があれば、すぐにクラブを微調整して、調子を取り戻せるように対処しています。

そんな細かな調整を施している各クラブを紹介します。

 

ドライバー

ヨネックス イーゾーン GT425 10.5° + ヨネックス レクシス カイザM 5 S 45.5インチ

写真のように、3か所に約0.3gの鉛を貼ってあります。

このクラブはヘッド重量が195gと軽めなので、ヘッドバランスがC7くらいになり、本来はヘッドバランス重めが好みの僕の奥さんには合わないのですが、小型ヘッドとこのシャフトの組み合わせによって、ヘッドバランスの軽さはあまり気になりません。

それでも、もう少しスイング中にヘッドの存在感を感じたいとのことだったので、まずはトゥ側に1ヶ所貼って、まずまずのフィーリングに向上しました。

次にソールの真ん中のやや前方に1ヶ所貼ってみました。

この狙いは、スピン量の調整です。

このヘッドは小型なのに重心深度が深く、スイング中に若干フェース面が上を向きすぎるように感じました。

そこでスリーブ調整でロフトを立てるのではなく、鉛の位置で少しだけ重心深度が浅くなるように調整したところ、スピン量を最適に近づけることができました。

最後の1ヶ所、ソールの少しトゥ側の少し後方に貼ったのは、そのバランスのままもう少しヘッドが感じられるように狙っています。

シャフトは今のところ何も鉛の調整をしていない、我が家には珍しいシャフトです。

純正オプションシャフトのレクシス カイザM 5 Sは45.5インチと長く、本来ならば僕の奥さんの好みではありませんが、このシャフトは硬すぎることなくトゥダウン現象を防いでくれるので、その効果でシャフトの長さを感じずにスイングが可能なのです。

その他では、現在のところスリーブポジションを➆HIGHERにセットして、ロフト角1.5°アップ、フェース面1.5°クローズド、ライ角1.5°アップライトへと調整してあります。

このヘッドはリアルロフトが辛目なので、ロフト角1.5°アップにしてもそれほど寝ているようには感じません。

フェース面も、本来オープンフェースなので、これでようやくスクエアになったように感じます。

ライ角も、1.5°アップライトの方が、自然だと思っています。

このスリーブ調整によって、つかまり感が増しますが、イメージよりも左に飛び出すことはありません。

 

ユーティリティ

コブラ LTDx ワンレングス ハイブリッド 19° + KBS PGI75 R 37.75インチ

コブラのUSモデルですが、ロフト角19°に対して標準シャフトの37.25インチはあまりにも短すぎたので、0.5インチシャフトを伸ばしています。

しかし元々ワンレングス用で重かったヘッド重量に加えて、シャフトが長くなってヘッドバランスが増えたので、スイング中にヘッドが重すぎるように感じて、打感も少し硬く感じるようになりました。

そこで打感とフィーリング改善を目指して、写真のように、ヘッドに装備されていたウェイトを外したのです。

ウェイトを外すとフィーリングはよくなりましたが、今度は少し軽いようにも感じたので、ウェイトを外した部分のネジ穴が隠れるように小さな鉛を貼り、ウェイトを外した窪みの部分の後ろ側半分が隠れるような位置にも鉛を貼りました。

この方法でヘッドバランスはD2になり、フィーリングと打感がとてもよい具合に向上しました。

シャフトは全体が少し柔らかかったので、3か所の鉛で動きを制御しています。

先ずは中央部の鉛で全体の動き方を調整し、それよりも先端側の鉛でハジキ感を出しています。

最後にバット側の鉛でもう少し硬いフィーリングを作っています。

このような調整によって、この短い19°のクラブは、「 弾道の高低 」「 左右の曲げ 」までも自在に打ち分けられるようになり、いろんな場面でまさにユーティリティな活躍を見せてくれます。

 

タイトリスト TS2 ユーティリティ 23° + タイトリスト ツアーAD T-60 S 40.5インチ

このクラブものように、ヘッドに装備されていたウェイトを外しています。

その理由は、重くなりすぎたヘッドバランスの調整です。

このクラブには、19°用の純正シャフトを装着して、1インチシャフトが長くなっているので、その分で増えたヘッドバランスを調整するためにウェイトを外しました。

ウェイトを外して少し軽くなりすぎたので、外したウェイトのネジ穴を塞ぐように小さな鉛を貼り、スイングのフィーリングに合わせてトゥ側にも鉛を貼って、ヘッドのバランスを調整しています。

このように1インチ長いシャフトにしたことで、「 少し軽くて硬かった 」純正シャフトが、「 少し重量感が増えて、絶妙な撓り感が出た 」というフィーリングに変化して、TS2の27°にも同様に23°用のシャフトを装着しています。

スリーブポジションは、その時々で調整していますが、現在はSTDのA-1です。

シャフトには2ヶ所鉛の調整を加えていますが、気温が下がった現在はヘッド側の鉛1ヶ所だけになっています。

 

アイアン

エポン AF-701 PW~8番 + 日本シャフト モーダス³ 105 S 36~37インチ

PW~8番のヘッドには、ほぼ同じ場所に1ヶ所鉛を貼っています。

貼る位置を5mm変えただけで、全く違うフィーリングになりますが、一度場所が決まればほぼ変わることはありません。

3番手ずらしで、0.5インチチップカットしてあるシャフトは、一般的な物よりも0.5インチ長めになっています。

そこで重くなりすぎるヘッドの振り感を調整するために、グリップの下側に鉛の調整をしています。

 

バター

ピン タイン4 + 純正シャフト 34インチ

このパターは比較的重めのヘッドだと思いますが、僕の奥さんの好みに合わせて鉛でもっと重くしています。

ポイントは、の部分だけ2枚重ねになっていること。

その理由は、ストロークの安定性とフィーリング向上のために、かなり繊細にバランスを調整したからです。

このように繊細にパターの鉛調整をする場合にはコツがあるので、今回その手法を紹介しましょう。

まずはパターを自分が打つときのように床にセットします。

その状態から構えた時のライ角が変わらないように、右手でグリップよりも下側のシャフト部分を支えて、左手でグリップエンドを軽く握って釣り上げて、パター全体を少し浮かせて下さい。

ヘッドが浮いた状態のまま、右手の親指、人差し指、中指の3本でシャフトを軽く握り、グリップエンドの左手を支点として、ボールの前後を「 行って ⇔ 帰る 」という振り子のようなストロークを連続してゆっくりと行って下さい。

その振り子のようなストロークを連続して行って、ヘッドのバランス感を探っていると、やがて「 ヘッドのどの位置が軽いのか 」という感覚がつかめてくるので、その位置に鉛を貼って調整していくわけです。

その人にとって気持ちよく動くようになる鉛の位置と重量感があるので、それが決まれば、何も貼っていない時は不安定だったヘッドの動きが、格段に安定した良い動きになります。

このパターはさらにヘッドの両サイドにも鉛を貼ってあり、この鉛によってストロークの安定性がさらに向上しました。

いわゆる慣性モーメントが増えたような状態になり、ストロークスピードの遅いパターには効果的な手法だと思います。

 

今回のまとめ

今回は、その人の感性に合わせるための、繊細な調整方法を紹介しました。

重要なポイントは、どんなレベルの人でも調整によって確実に変化が感じられて、上手く決まると確かな効果が得られること。

そこそこ合っているクラブに対して、毎回自分の感覚を微調整してプレーするよりも、クラブを一度自分にしっかりと合わせられれば、毎回同じ感覚でプレーできるようになります。

慣れないうちは時間がかかりますが、慣れてくれば要領が分かって短時間で調整できるようになります。

頑張ってトライしてみましょう。

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