2024/11/24
今回はフェアウェイウッドの練習法を紹介します。
苦手なフェアウェイウッドを克服できるように、もっと自分に優しい練習法を取り入れてみましょう。
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少しの工夫で練習効率が大きく向上する方法!
多くの人が苦手としているフェアウェイウッド。
実は僕の奥さんも、ベストスコア71なのにフェアウェイウッドがとても苦手としていて、ようやく今シーズンに克服したばかりなのです。
その克服法を【 苦手なフェアウェイウッドを克服する方法!! 】で説明していますが、今回は練習場でフェアウェイウッドを練習する場合に取り入れて欲しい工夫を紹介します。
効果的なフェアウエイウッドの練習法
フェアウェイウッドがうまく打てない理由には、実は練習場の環境にも問題があったのです。
たとえば皆さんが、「 芝がふかふかで平坦なフェアウェイ 」でフェアウェイウッドの練習を積めるならば、意外に簡単にうまく打てるようになるかもしれません。
ところが多くのアマチュアゴルファーが練習する場合、屋外の練習場が中心になると思いますが、実はそこに問題点があったのです。
その問題点とは、練習マットの種類です。
多くの人が利用して賑わっている屋外の練習場の場合、練習マットの消耗がとても早く、そして屋根があるとしても雨風にさらされるので、必然的に耐久性の高い練習マットが使用されることになりますが、残念ながらそのような練習マットは、「 ソール面の滑り 」がとても悪くなっているのです。
ヘッドスピード45m/s以上のハードヒッターの人はあまり感じないかもしれませんが、ヘッドスピードが低い人ほどその「 ソール面の滑り 」の悪さの影響を受けることになります。
例えばゴルフショップ店内の試打席や、室内練習場の練習マットと比較すれば分かりますが、屋外の練習場の練習マットの方が、かなり抵抗感が大きく感じるはずです。
つまり、ソール面の滑りが悪い練習マットで練習しているから、余計にフェアウェイウッドが上手く打てずに、逆に打ち方が悪くなっていき、もっと苦手に感じるという悪い循環が起きてしまう訳です。
その傾向はこの15年くらいで進んでいて、実は昔の屋外練習場の練習マットはもっと耐久性が低かったので、「 ソール面の滑り 」はよかったはず。
ただでさえ昔よりもフェアウェイウッドのソール面が広くなりすぎて打ちづらくなっているのに、練習マットの滑り具合も悪くなっているのなら、それでは誰もがうまく打てないのは仕方ありません。
そこで行って欲しい工夫が、「 5mmティアップ法 」です。
①
この写真①のように、ボールが5mmくらいマットから浮くようにティアップして打つ方法です。
このように少しだけティアップして打つ方法は、おそらく皆さんも試したことがあると思いますが、この方法の利点をもっと理解して、積極的に活用してみましょう。
このように少しティアップして打つ場合、皆さんは、「 楽をしすぎているのでは… 」と思うかもしれませんが、そのような心配は不要です。
この方法でうまく打てるようになれば、実際のフェアウェイでも同じ感覚で打てるようになっていきます。
■ 打ち方の注意点
そこで打ち方の注意点ですが、ボールを5mmくらいティアップして、ただやみくもに打つだけではもちろんNGなので、しっかりと要点を押さえて練習しましょう。
②
この写真②のように、5mmくらい浮かせたボール目がけてクラブヘッドをアタックしますが、その時にクラブヘッドをあまりイン側から入れすぎないようにして、ボールの真後ろから入れるイメージを持ちましょう。
多少のカット軌道でも大丈夫です。
そのようにイメージしたほうが、インパクトの時に練習マットにソール面をピッタリと合わせやすくなります。
その時には、ゴルフレッスンでよく使われている「 払い打ち 」や「 ほうきで掃くように… 」というイメージは必要なく、ソール面をしっかりと練習マットに合わせられるならば、多少打ち込むくらいのイメージの方がよいと思います。
③
とにかく重要なポイントが、この写真③のインパクトの状態です。
この時にソール面が、アドレス時と同じ状態、つまり練習マットとピッタリ並行になるようにクラブヘッドを下ろしましょう。
ソール面が合っていれば、多少ダフッても全く問題ありません。
リーディングエッジが練習マットに刺さらないように、その反対にソール面の後端が落ちて引っかからないように、ピッタリとソール面が合えば、この「 5mmティアップ法 」で素晴らしい弾道が打てるようになっていきます。
そしてその感覚がつかめれば、実際のフェアウェイからでもほぼ同じ感覚で打てるので、あとは成功体験を積んで行くだけでフェアウェイウッドへの苦手意識は解消されていくはずです。
フェアウェイウッドが苦手な人を観察すると、 「ダウンスイングの軌道が小さすぎてリーディングエッジが刺さっている 」のか、「 身体が起き上がったり、クラブ自体が軽すぎて、ソール面の後端が落ちている 」のか、という2パターンの症状に分けられると思います。
その問題点をこの「 5mmティアップ法 」で解消していきましょう。
今回のまとめ
今回は苦手なフェアウエイウッドを克服するための、効果的な練習方法を説明しました。
ボールを浮かせるよりも、直接練習マットから打つほうが練習になると思われるかもしれませんが、ソール面の滑りが悪い状態の中で練習しても、上手く打てないだけでなく、悪い感覚ばかりが膨らんでいきます。
もっと自分に優しい練習方法を取り入れたほうが、効果が表れる場合もあります。
もしこの練習方法でも上手く打てない場合は、打ち方を悩む前に、皆さんのフェアウェイウッドのソール面が広すぎないのか、クラブ重量が軽すぎないのか、この点を疑ってみましょう。