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最新ドライバーヘッドにお勧めカスタムシャフトはこれだ!! ヘッド特性を生かすシャフトの選び方!

time 2025/05/30

最新ドライバーヘッドにお勧めカスタムシャフトはこれだ!! ヘッド特性を生かすシャフトの選び方!

今回は、最新ドライバーヘッドに合うカスタムシャフトの選び方、そしてお勧めしたいシャフトを紹介します。

皆さんのドライバーヘッドは、シャフトを替えるだけで大幅に進化する可能性を秘めているので、今回の内容を参考にして、自分に合うカスタムシャフト探しにチャレンジしてみましょう。

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最新ドライバーヘッドを生かすためには、適した特性を選ぶべし!!

練習場で観察していると、せっかく最新のドライバーをゲットしているのに、多くの人がその性能を生かせていないことが分かります。

そしてそこには共通した理由がありました。

そこで今回は、もっと最新ドライバーヘッドの性能を引き出す方法について、じっくりと考えてみましょう。

 

最新ドライバーヘッドを生かすために選ぶべきシャフトの見つけ方!

まずは最新ドライバーの傾向を知る

最新ドライバーの特徴は、各メーカーが似たような考え方になっていて、ロースピンモデルのLS、スタンダードモデル、つかまり系のMAXモデル、その他に慣性モーメント重視モデルや軽量モデルという具合に特徴を分けた3~5モデルを展開するようになりました。

そんな中でヘッドスピード45m/s以下の多くのアマチュアゴルファーが選んでいるのが、つかまり系のMAXモデルだと思います。

実際にそのようなゴルファーをメーカーもターゲットにしているようなので、スライス傾向を抑えるようにつかまる構造にしてあり、なおかつボディ剛性が硬すぎないMAX系のドライバーは、多くのアマチュアゴルファーに適しているのは確かです。

しかしそこには問題があって、ヘッド自体がつかまる仕様になっているのに、そこに装着してある標準シャフトもつかまる傾向になっていることなのです。

そのために、かなりのスライサーを除き、うまく打てる人の場合は必ずボールがつかまりすぎてしまい、目標よりも左へ飛んでしまうことになります。

そんな特性になっているのに、それを嫌って無理に右に打ち出したり、左に曲がらないように打ち方を変えるのは本末転倒で、そんなことをしてしまうとスイングを崩したり、とても重要な「 振る力 」が落ちてしまうことになります。

ただでさえこのMAX系は、皆さんにとってかなり軽量仕様になっているので、軽量なクラブで左に行かないようなスイングばかり考えていると、自分の持つ「 振る力 」がどんどん劣化していくわけです。

 

正しい対処法は、つかまりすぎないシャフトを選ぶこと!

各メーカーのMAX系のドライバーヘッドは、左に行きやすいけれど、ヘッドスピード45m/s以下の人が最も飛距離を稼ぎやすい構造になっているのは間違いありません。

そこで選ぶべきシャフトは、気持ちよく振っても左に行きづらくて、素直な動きをするシャフトです。

このような特性のシャフトを選ぶと、左を恐れずにどんどん振って行くことができるので、潜在的な「 振る力 」がもっと引き出されるようになります。

そんな考え方に合っていると思うのが、次の4本。

大手4メーカーの中から1本ずつ選んでみました。

 

● ベンタス ブラック

一般的には手強いシャフトというイメージがあると思いますが、MAX系のヘッドで打ってみるとそのイメージは変わり、とても打ちやすく感じると思います。

ちなみに僕の奥さんはヨネックス イーゾーン GT425を使用していますが、ヘッドのボディ剛性は硬くなく、スリーブポジションをHIGHERで使用しているので、まるで一般的なMAX系のヘッドような特性になっています。

そのヘッドに今シーズンからベンタス ブラック 6 Sを45.25で組み合わせていますが、ベンタス ブラックの手強さはなく、とてもよい感じで「 マン振り 」することができています。

そしてこの仕様が多くの人にも合っている根拠として、普段は50gの軽量シャフトを使用している友人の女性が打っても、ハードすぎると感じずに打てるだけでなく、自分のドライバーよりも強い弾道で飛距離を伸ばせることができました。

 

● ツアーAD DI

このシャフトも手強いイメージがあると思いますが、MAX系のヘッドなら全くイメージが変わります。

ツアーADならPTも候補に入れたいところですが、MAX系で打つ場合はDIの方が素直な特性になり飛距離性能も高いと思います。

そしてこのシャフト、MAX系のヘッドでも左に行かない特性なのに、もしドローを打ちたいと思えば打ててしまう、そのコントロール性の高さは今回お勧めする4本の中でも最も優れていました。

 

● ディアマナ GT

パワーフェードでぶっ飛ばせるシャフトを発見!! 】でも紹介していますが、つかまり感があるのにフェードが打ちやすい、そして素直な動き方をするシャフトなので、MAX系のヘッドにマッチします。

一部では硬いという評価があるようですが、今回の4本に中では一番しなやかに感じると思います。

 

● アッタス V2

今回の4本の中では中間的な特性で、最もクセがなく、万人向けのシャフト。

その代わり、一番ドローやフェードを打ち分けることが難しいシャフトかもしれません。

そんなシャフトなので、まずはこのシャフトを試してから他のシャフトを考えるパターンがよいのではないでしょうか。

 

選ぶべきスペック

今回お勧めしたシャフトで選んで欲しいスペックは、5 X6 S6 Xです。

柔らかい特性が好みなら6 Sになりますが、機会があれば是非5 X6 Xを試してみて下さい。

Xフレックスは多くの人が試したことがないと思いますが、想像するほど硬すぎて困ることはなく、逆にとても振りやすくて、シャフトの弾き感も抜群です。

逆に多くの人が選んでいる5 Sというフレックスは、軽すぎるために硬さとしなやかさがチグハグなシャフトが多いので、実はかなり難しいスペックなのです。

どうしても軽いシャフトにしたい場合は、もっと割り切って50g以下にした方がよいと思いますが、よほどの理由がない限りあまりにも軽量なシャフトは、使っているうちに身体が甘えてしまい、どんどん「 振る力 」が落ちてしまうので、その点には注意しましょう。

 

選ばない方がよいシャフト

ここまでに説明してきたように、MAX系のヘッドは十分に捕まる特性になっているので、カスタムシャフトを選ぶ場合は、つかまり系のシャフトは避けましょう。

その他の注意点としては、最新のカスタムシャフトは新素材を積極的に取り入れていますが、実はその点には注意が必要です。

「 大型ヘッドに当たり負けしないように… 」とか「 シャフトがよく走るように… 」などと、耳障りのよいセールス文句を並べて新素材投入をアピールしていますが、色んな素材が加わると、その分だけどうしても不自然な動きや、本人の意思以上に勝手に動くような傾向が現れます。

そして全体的に「 ピンピン 」した動きが多いのが最新シャフトの傾向です。

PGAの多くの選手が初代のベンタス ブラックベンタス ブルーを使っていたり、松山英樹選手が今でもツアーAD DIを使っているように、自然な動きをするシャフトの方が、結局は打ちやすいし、安定すると思います。

 

カスタムシャフトの上手な買い方

打ちやすいユーティリティシャフトを発見!! 】でも紹介したように、最近ではカスタムシャフトにスリーブとグリップが最初からセットしてあり、その分だけお得な価格設定になっているショップが増えてきました。

今回お勧めするのは、こちらのショップです。

各種スリーブ付きシャフトのコーナーでは、多くのメーカー用のカスタムシャフトが用意されています。

このような販売方法は、一般ユーザーにはとてもありがたい対応です。

一般的な販売方法であれば、カスタムシャフトを選ぶだけで高価なのに、そこに加えてスリーブとグリップを用意して、さらに組み込み工賃もプラスされるので、かなり高価になってしまい、カスタムシャフトを投入するハードルはとても高くなります。

今まで我が家の場合は、よさそうなカスタムシャフトが決まると、そのシャフトが中古ドライバーに装着されているものの中から安価ものを購入し、そのドライバーヘッドが気に入ればそのまま使用しますが、気に入らなければ行きつけのショップでそのシャフトを外してもらい、お気に入りのヘッドまたはスリーブに装着してもらうという、大変な手間をかけてカスタムシャフトを投入していました。

ネットオークションも利用していますが、やはり手間と工賃がかかるのは避けられません。

そんな手間をかけても結局はほとんどの場合で実質2万円以上になっていたので、このように最初からショップでスリーブ付きの設定が用意されていると助かります。

ただし、我が家のエースであるヨネックス用の設定はありませんが…。

 

今回のまとめ

今回は最新ドライバーの中でも、つかまりのよいMAX系のヘッドに合うカスタムシャフトの選び方を紹介しました。

その逆で、もしロースピンのLS系のドライバーヘッドを所有している場合は、少しだけつかまり系のシャフトを選ぶことになりますが、シャフトが勝手につかまえるような特性は避けた方がよいでしょう。

そして、けして最新のものが最善ではないので、ツアーAD DIのような古いモデルも視野に入れて、自分のドライバーヘッドの特性と自分の感覚にマッチするシャフトを見つけ出して下さい。

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プロフィール

Luke (ルーク)

テクニカル分析が得意な元プロスポーツ選手です。  ゴルフ界の常識にとらわれずに、ゴルフをもっと簡単にプレー出来るように研究しています。 詳しいプロフィールはこちら➔ [詳細]

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