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最強の中古ドライバーを遂に発見!! 万人向けでとても高性能なドライバーは、コブラ LTDx !

time 2025/07/10

最強の中古ドライバーを遂に発見!! 万人向けでとても高性能なドライバーは、コブラ LTDx !

今回は、数多い中古ドライバーの中から選りすぐりの1本を紹介します。

万人向けの寛容性がありながら飛距離性能も抜群なので、もし中古ドライバーを探しているなら、選択肢に入れるべき1本だと思います。

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実は多くの人が忖度なしに評価している高性能ドライバーだった!

我が家は新製品だけでなく中古品も含めて、そして有名メーカーだけでなく地クラブメーカーまで、かなりの数のドライバーを練習場で試打していますが、その中からこれまでに最も優れていると思われるドライバーを紹介したいと思います。

そのドライバーとは、コブラLTDxシリーズで、特にお勧めしたいのがベースモデルのLTDxです。

 

ほぼ欠点が見当たらない名器、コブラ LTDxドライバー!

■ ヘッドデータ

ヘッド : コブラ LTDx USモデル

ヘッド体積 : 457cc

ヘッド重量 : 197g

ロフト角 : 10.5° ( リフルロフト8.5° )

 

■ シャフトデータ

シャフト : プロジェクトX  ハザーダス スモーク iM10 60

シャフト長さ : 45.25インチ

フレックス : 5.5 ( S相当 )

シャフト重量 : 65g

トルク : 4.0

振動数 : 259cpm

 

■ クラブデータ

クラブ重量 : 311g

ヘッドバランス : D3

 

クラブ選択までの流れ

このドライバーは、25年振りにゴルフを再開した今年70歳になる友人の男性用に最近購入したものです。

それまでにベストスコア110を切ったことがない友人が久々にゴルフを再開することになり、僕が100切りに向けてアドバイスすることになりました。

そこでこの友人のスイングの特徴とパワー感を考慮した結果、中古市場の中から先ずはコブラLTDxの10°のヘッドを選択し、その中から友人に合いそうなシャフトが装着されているこのクラブを探し出しました。

実は最近僕の奥さんがコブラLTDx  LSの9°にハザーダ ススモーク iM10 60 6.0というシャフトが装着されているモデルをテストしているので、そのドライバーを友人に打ってもらった時の様子を分析して、この友人用のドライバーとシャフトを決定しています。

 

インプレッションとセッティング

この友人は70歳という年齢もありますが、多くのアマチュアゴルファーと同様に肩甲骨周りの柔軟性が低く、かなり頑張らないとバックスイングの捻転不足が起きてしまうので、どうしてもスライス系のボールが多くなってしまいます。

そんな友人が僕の奥さんのLTDx LSの9°を打つと、打感は好感触で飛距離性能もかなり高いのですが、どうしてもボールは捕まらずに右へ滑るような傾向になっていました。

そこでもう少し捕まる特性のヘッドとして、今回のLTDxベースモデルの10°を選びました。

購入後にさらにこの友人のスイング特性に合わせるために、まずは赤⇧印のようにチップ側に鉛のテープを一巻きして、シャフトの「 しなり感 」と「 つかまり感 」を本人の感覚に合わせました。

このブログでは、「 チップ巻き 」と称している方法です。

次の調整として、ヘッドバランスが少し重くかつソール後端が重すぎて、スイング中にソール後端が落ちやすくなっていたので、青⇧印の10gだったウェイトを8gに変更しています。

この8gのウェイトはLTDxユーティリティ用ですが、たまたま我が家が所有していたのでそれで代用しています。

重心ハンドブック 』によれば、表示ロフト10.5°のLTDxはリアルロフト8.5°と記載されていますが、実際にはとても高弾道なのでもしかして『 重心ハンドブック 』の記載が間違っているのかもしれません。

友人が打ってもボールが高すぎるので、ロフト角を減らしつつ、もっと捕まることを狙って、黒⇧印のように「 -1°D 」にスリーブ調整をしています。

この変更によって友人にはベストなセッティングが出来上がり、ヘッドスピード約40m/sで最大キャリー220ヤードという70歳とは思えない素晴らしいドライバーショットが打てるようになりました。

本人の能力を引き出すような振りやすさがあるので、年齢に関係なくどんどんヘットスピードが上がってきています。

 

女性にも相性抜群の寛容性!

このLTDxにはロフト角12°のモデルも用意されていて、非力な女性でも素晴らしい飛距離性能を発揮することが可能です。

このLTDxは友人の女性用に探し出したドライバーで、レディスモデルではなくメンズモデルです。

近所の中古ショップの閉店セールで見つけたので、早速僕の奥さんが試打してみると、あまりパワフルではない友人女性にマッチしそうなことが分かり、破格だったので本人に確認してから我が家が代理で即購入しました。

このクラブは、ロフト角12°にワークテック 飛匠というシャフトが装着されていました。

このシャフトは59gのSフレックスですが、45.975インチという長尺でトルクが5.1と柔らかめなのに振動数は255cpmという不思議なスペックのシャフトです。

クラブ重量311gでヘッドバランスD4.5なので、一般的な女性用にはハードだと思われるかもしれませんが、打ってみるととても振りやすく、それでいて長尺のデメリットは全く感じないので、友人女性に驚くほどにマッチしました。

実はその友人女性とラウンドした時にこのドライバーを初めて本人に渡して、いきなりそのラウンドで使用したのですが、なんと一発目から本人のそれまで使用していたドライバーを遥かに上回る180ヤードのキャリーボールが飛び出し、その後も何も調整の必要なくナイスショットを打ち続けています。

 

LTDxが優れている理由

このブログでこれまでにお伝えしてきたように、各メーカーの最近のドライバーは高初速を狙いすぎた弊害で「 球離れ 」が早すぎるのでボールが右側に滑りやすく、無理に捕まえようとすれば左に引っかかるという、コントロール性の低いモデルが多くなっていました。

その傾向は、ヘッドスピード45m/s以下の人には特に感じられるはずです。

たとえばコブラのドライバーでも、LTDxの後継モデルであるエアロジェットシリーズはその傾向が顕著で、特にエアロジェット LSはかなり難しいモデルになっているので、もしエアロジェットシリーズの中から選ぶならエアロジェット MAXが最適だと思います。

そしてもちろんこの傾向は他メーカーでも共通していたので、最新モデルでは捕まりのよいMAX系が重宝されるようになってきましたが、残念ながらすでに多くのモデルは捕まりすぎる状態になっています。

そんな最近のドライバーの中では、コブラLTDxは絶妙な特性を持っていたのです。

ヘッドスピードが低い人でも「 カチンカチン 」に硬い打感にはならず、球離れも早すぎずにコントロール性も十分に残されています。

他メーカーの高慣性モーメントモデルのような「 勝手に方向性を決めつけるような制御感 」ではなく、安定性がありながら操作性も十分です。

そしてなによりも、誰が打っても高い飛距離性能が発揮できるのが一番のセールスポイントでしょう。

もしスライサーの人でも「 つかまり感 」は十分に確保されているので、LTDxの場合は MAXモデルは必要ないと思います。

逆にボールを捕まえることが得意な人は、ヘッドスピードが40m/sくらいでもLTDx LSの性能を引き出すことが可能です。

 

今回のまとめ

多くのメーカーの中でもコブラは、他メーカよりも宣伝費が控えめなので、各メディアの露出と評価が低めなのですが、実は多くの専門家が自分用にLTDxLSを購入していたことが後に分かり、最近ようやく入手した僕の奥さんもその高性能に驚いています。

振り返れば、このLTDxが発売された頃はまだコロナ過の影響で試打会がほとんどなかったので、店内の試打クラブが多く用意されているメーカーのドライバーがユーザーから選ばれていたと思いますが、やはり練習場やコースで使用してみないと本当の性能は分からないと思うので、皆さんも機会を見つけて試してみて下さい。

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プロフィール

Luke (ルーク)

テクニカル分析が得意な元プロスポーツ選手です。  ゴルフ界の常識にとらわれずに、ゴルフをもっと簡単にプレー出来るように研究しています。 詳しいプロフィールはこちら➔ [詳細]

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