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Qi35、ELYTE、DS-ADAPTの最新ドライバーを打ち比べました!! 勝負を決めたのは、やっぱり調整力!

time 2025/03/09

Qi35、ELYTE、DS-ADAPTの最新ドライバーを打ち比べました!! 勝負を決めたのは、やっぱり調整力!

話題の2025年モデル最新ドライバーを練習場の試打会で打ち比べる機会があったので、その詳細を報告します。

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アマチュアゴルファーだからこそ、その調整機能は効果絶大!

2025年注目すべきドライバーはこれだ!! 】で、コブラ DS-ADAPTの調整機能の素晴らしさをお伝えしていましたが、他のメーカーの最新ドライバーと打ち比べてみると、あらためて調整機能の優位性が確認できたので、その詳細を報告します。

 

コブラの調整機能FUTURE FIT33はアマチュアゴルファー向きの優れモノ!

練習場の試打会でテーラーメイドQi35キャロウェイELYTEコブラDS-ADAPTという2025年モデルの注目ドライバーを、同時に打ち比べる機会がありました。

テストしたのは、いつも通り僕の奥さんで、ヘッドスピード38m/s、コースボールのドライバーのキャリーは190~200ヤードです。

僕の奥さんは【 クラブセッティング 】で紹介しているように、ヘッドスピード45m/sの人に最適なくらいのハードスペックを使用しているので、そのインプレッションは多くのアマチュアゴルファーにも参考になると思います。

 

テーラーメイド Qi35

Qi35Qi35 MAXの2種類をロフト角10.5°、シャフトはディアマナ ブルー TM 5のSフレックスの組み合わせで試打をしました。

シャフトが純正しか用意されていなかったので、僕の奥さんにはかなり軽くて柔らかいスペックですが、当日の気温が7℃と低かったので、それほど問題なく打つことができました。

Qi35Qi35 MAXを比較すると、明らかにQi35 MAXがつかまる傾向で、ナイスショットをすると必ず左に曲がります。

かといってQi35だとつかまり感が少し不足している印象です。

ちょうど中間的なつかまり感が欲しいのですが、その点をスリーブ調整でカバーしたいのですが、テーラーメイドのスリーブ調整機能は自由度が低いので、その点に不満を感じます。

カーボンフェースとボディの剛性バランスは、ステルスシリーズからモデルチェンジの度に少しずつ改善されているようですが、キャロウェイ ELYTEコブラ DS-ADAPTと比較すると、一番硬めな印象で、性能を最大限に引き出すためにはヘッドスピード45m/s以上は必要だと思います。

そして今回Qi35 LSは用意されていなかったのですが、Qi35のフィーリングから推測すると、少し手強いモデルだと思います。

 

キャロウェイ ELYTE

ELYTEとELYTE Xの2種類をロフト角10.5°、シャフトはベンタス グリーン 5  for キャロウェイのSフレックスの組み合わせで試打を始めましたが、このシャフトは打ちづらかったので、すぐに24ベンタス ブラック 5のSフレックスに変更しました。

ELYTEは適度なつかまり感で、全体のバランスも取れているので、ELYTEシリーズの中から選ぶ場合は、このモデルを基準にすべきでしょう。

ELYTE Xはつかまりすぎる傾向があり、慣性モーメントも大きすぎる印象ですが、もしシャフトが24ベンタス ブラック 6のSフレックスだったら、もっとよい印象になったのかもしれません。

テーラーメイド Qi35よりもボディ剛性感は強くないので、ヘッドスピード45m/s以下の人でも問題はないと思いますが、打感はキャロウェイ特有の「 空同感 」があるので、その点で好みが分かれると思います。

ELYTE ♦♦♦を試打したかったのですが、残念ながら用意されていませんでした。

 

コブラ DS-ADAPT

DS-ADAPT LSのロフト角9°、DS-ADAPTDS-ADAPT MAX-KDS-ADAPT MAX-Dの3種類をロフト角10.5°で、合計4種類のヘッドを、シャフトはLIN-Q for コブラのSフレックスを組み合わせて試打をしました。

このシャフトは、USTマミヤLIN-Q ブルー EXほどの硬さはなく、純正シャフトとしてはかなり出来のよいシャフトだと思います。

DS-ADAPT LSは9°だったので、弾道が少し低めで、つかまり感も今一つという印象。

そこで早速FUTURE FIT33で調整してみました。

フィッティングチャートを見ながら、スリーブポジションを標準のA1からC7に変更します。

理論上はロフト角2°増えることになりますが、実際にも弾道が高くなり、つかまり感も向上しました。

同じコブラでも旧モデルのエアロジェット LSは、かなり手強くてドロップ気味のボールが多かったのですが、DS-ADAPT  LSならロフト角10.5°を選んでおけば、ヘッドスピード40m/sの人でも十分に打ちこなすことができると思います。

DS-ADAPTは10.5°だとストレートの中弾道でしたが、その弾道をフェード気味にしたいと思い、標準のA1からA7に変更してみると、その狙い通りに少し高弾道のフェードボールへと変化しました。

もう少し高弾道のパワーフェードを狙って、今度はB7に変更すると、まさにその狙い通りの理想的な弾道を作ることができ、今回試打した全モデルの中で最大の飛距離を引き出すことができました。

このような調整方法と弾道の変化の具合は、フィッティングチャートのイメージ通りなので、このチャートを見ながら各自が直感的に、そして手軽に調整を進めることができるようになり、購入後はとても楽しめると思います。

DS-ADAPT MAX-Kは、ほどよいつかまり感なのですが、慣性モーメントが大きすぎて、スイング中の調整や修正が効かずに、逆に打ちづらく感じました。

DS-ADAPT MAX-Dは、つかまりがよすぎて、ナイスショットをすれば左にしか行かない特性ですが、もしスライス傾向の人ならば、あえてこのモデルを選んで、スリーブポジションをC4やB4方向に調整して、「 しっかりとつかまるけれど、あまり左にはいかない弾道 」を狙うという方法も可能だと思います。

 

今回のまとめ

最新モデルを一気に打ち比べてみましたが、その飛距離性能の差はごく僅かなので、あとは各自の打ち方の特性と好みで選ぶことになると思います。

しかしその中で明らかに差をつけることができるとすれば、コブラFUTURE FIT33の調整機能です。

ロフト角、ライ角、フェース角を広範囲に自在に調整できる機能は、使えば使うほどその効果を感じるし、楽しめます。

今回試打を担当してくれたゴルフショップのスタッフも、練習場でのFUTURE FIT33の調整作業が初めてだったそうで、狙った通りに僕の奥さんの弾道が変化することに驚くとともに、楽しそうに調整していただきました。

各メディアをチェックすると、プロや専門家の方々はFUTURE FIT33の凄さにあまり感動していない印象ですが、彼らはシャフトやヘッドの組み合わせをどんどん変えることが可能なので、そこまで細かい調整機能は必要ないのかもしれません。

しかしアマチュアゴルファーの場合は、シャフトやヘッドの組み合わせを頻繁に変えることはできないので、このような調整機能はとても有効な武器になるわけです。

理想的には、今後各メーカーも同様な調整機能へと変更してもらいたいと思いました。

 

今回の試打で、僕の奥さんもコブラDS-ADAPTをかなり気に入ったようです。

絶対的な飛距離性能は、マイクラブのヨネックス イーゾーン GT425の方が若干上回っていますが、その調整能力の高さと打感がかなり好印象だったようです。

ただし我が家が購入するとしても、予算の関係でマークダウンまで待つことになると思いますが…。

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プロフィール

Luke (ルーク)

テクニカル分析が得意な元プロスポーツ選手です。  ゴルフ界の常識にとらわれずに、ゴルフをもっと簡単にプレー出来るように研究しています。 詳しいプロフィールはこちら➔ [詳細]

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