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アマチュアゴルファー必見!! スイングの本当の問題点を探り出す方法は、片手でクラブを上げること…!?

time 2025/01/30

アマチュアゴルファー必見!! スイングの本当の問題点を探り出す方法は、片手でクラブを上げること…!?

今回は、皆さんのスイングに隠されている問題点をチェックする方法を紹介します。

見逃しがちですが、大事なポイントなので、皆さんも一度チェックをしてみましょう。

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自分のスイングの根本的な問題点をしっかりと理解しましょう!

ゴルフが難しい一番の理由は、「自分がやっているつもりの動きが、なぜか実際にはできていないこと」だと思います。

つまり、「やっているつもりの動き」を妨げている、何らかのポイントがあるわけです。

その隠された問題点を知らずして、うわべのスイングの改善をただやみくもに目指したとしても、本質的には先には進めないので、先ずは皆さんも早急にその問題点を確認してみましょう。

 

自分の身体の特徴と状態を正しく知れば、スイング改善の道筋が見えてくる!

多くのアマチュアゴルファーが抱えているスイングの問題点の中でも、「慢性的なカット軌道」という症状が大きなウェートを占めていると思います。

その点については、おそらく皆さんも自覚していて、各自がその対策を施してスイング作りをしているはず。

ところが実際のスイングでは、その日の調子によって「よかったり、悪かったり」の状態を繰り返してしまうので、「ゴルフは難しい!」と感じることになるわけです。

たとえば【 50歳代後半の初心者が2年6か月で77を達成!! 】で紹介した僕の友人も、その日の調子によってスライスの度合いが大きかったり、小さかったりするので、あと一歩スコアが安定するレベルには達していません。

その日によって変わる自分の状態を探りながら、そして調整しながら、ラウンドを続けているわけです。

そこでもっと安定したスイングを手に入れるために、根本的に改善するための正しい道筋を考える必要がありました。

 

1⃣ まずは肩回りの柔軟性をチェック

そこで取り入れたのが、スイングに必要な「 肩回りの柔軟性 」をチェックする方法です。

まずはこの写真①のように、右手だけでクラブを持ってバックスイングをして、トップの位置で止めてみましょう。

右手だけでクラブを持ち、ボールに対して構えてから、自分の普段のスイングをイメージして、そのままバックスイングします。

もしクラブが重いと感じるのなら、グリップ側ではなく、ヘッド側のシャフト部分を持てば、右手だけでも問題なくバックスイングができると思います。

その時のトップの位置をスマホで確認しましょう。

この時に写真①のように、赤線➡のグリップエンドの向きがどの方向を指しているのかを確認します。

特に何もイメージせずに、自分なりの普段通りの感覚で、右手だけでバックスイングして下さい。

おそらく多くのゴルファーは、写真①の赤線➡のように、グリップエンドは真下に近い方向を指していると思いますが、もしそうだとしたら、皆さんは根本的な「 カット軌道 」のクセをもっていることが、この時点で確定します。

残念ながらこのような角度にクラブを上げてしまうと、その後にダウンスイングでいろんな操作を加えたとしても、カット軌道を根本的に抑えることは難しくなります。

この写真②のように、本来ならば無意識にバックスイングしても、赤線がボール方向を指すくらいの角度になっていなければならないのですが、残念ながら多くのアマチュアゴルファーは「 肩回りの柔軟性 」がとても低くなっているので、何も意識せずに右手でバックスイングすると、写真①のような状態になってしまうのです。

年齢や日常生活によって肩回りの動きが硬くなっていることで、無意識のうちに自分がつらくない範囲でクラブを上げようとすることで、多くの人が写真①のような状態になってしまうわけです。

おそらく写真②の矢印➡の角度のようにクラブを上げようとすると、つらく感じるか、痛みを感じるほどに、肩甲骨周りの動きが硬くなっているはずです。

この写真のモデルになっている友人も、何も意識せずに右手でクラブを上げてもらうと、予想通り写真①の状態になっていました。

そして写真②の角度になるようにクラブを上げてもらうと、友人は「痛い、キツイ」と感じるそうです。

 

2⃣ 両手でスイングすると、その問題点が隠れてしまう

多くのゴルファーがこのような問題を抱えていると思いますが、ところが実際のスイングでは両手でクラブを持つことになるので、表面上はこの問題が隠されてしまうことになります。

なぜなら左手のサポートが加わると、それほど無理をしなくても写真②の赤線➡のような角度にクラブを上げることは可能になるからです。

皆さんは写真①のようなバックスイングがNGなことはすでに知っているので、なるべく理想に近づけようと、両手で頑張ってクラブを操作して、スイング全体の帳尻を合わせているのです。

例えばこのブログで紹介している、【 ゴルフを簡単にするクラブの通り道はこれだ!! 】のようなスイング理論を、すでに多くの人が知っていて、そのイメージを実行しようと頑張っているわけです。

しかしそれはあくまでも表面上だけであって、けして本質的な動きではありません。

つまり、「 やっているつもり 」の動きでしかなかったのです。

コースでプレーする時は誰もが右手の力加減が強くなるし、打ち急いでトップの位置も浅くなりやすいので、写真①のような本質的なクセが出やすくなり、「 いつもとは何か違う、練習とは感覚が違う 」という状態が起きやすくなります。

そして当日の肩回りの柔軟性の具合で、トップの位置が微妙に変わるとか、どこにクラブを上げればよいのか分からなくなってしまうわけです。

 

3⃣ 右手だけでも自然にクラブが正しい位置に上がるように、身体を調整しましょう!

そこで根本的に対策するためには、シンプルに肩回りの柔軟性を上げるように頑張ってみましょう。

右手だけで無意識にクラブを上げても、写真②の状態になるように肩回りの柔軟性を上げて、その感覚を植え付けることができれば、その日ごとの調子の波も安定し、「 やっているつもり 」と「 実際のスイング 」の差は縮小されるはずです。

もちろん中高年のゴルファーには、少し高いハードルになりますが、日々少しずつ柔軟性を上げていければ、やがて大きな効果を実感できるでしょう。

 

4⃣ プロや専門家には無縁な症状

このようなスイングの問題点を、今までほとんど指摘されていなかった理由としては、プロゴルファーや専門家の人達には、このような肩周りの柔軟性不足とは無縁だからです。

子供の頃からゴルフ一筋の彼らは、例外なく肩回りの柔軟性が高いので、余裕を持って写真②の状態を作ることができます。

その点で、大人になってからゴルフを始めたアマチュアゴルファーは、スタート時点でハンディを背負っている訳ですが、この点さえクリアになれば、かなり彼らに近づける可能性が広がります。

 

今回のまとめ

今回は、アマチュアゴルファー特有の問題点を探り出す方法を紹介しました。

この問題点を解消しないまま、いろんなスイング理論を試したとしても、結局ラウンド時の緊張した場面では、この本性が必ず顔を出します。

そして、その日の柔軟性の具合にも左右されてしまうわけです。

皆さんも一度チェックしてみて、当てはまっていればすぐに対処して下さい。

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プロフィール

Luke (ルーク)

テクニカル分析が得意な元プロスポーツ選手です。  ゴルフ界の常識にとらわれずに、ゴルフをもっと簡単にプレー出来るように研究しています。 詳しいプロフィールはこちら➔ [詳細]

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