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短尺ドライバーがさらに進化! プロギア T3 model 105 がエースドライバーの座を奪還!!

time 2018/02/17

短尺ドライバーがさらに進化! プロギア T3 model 105 がエースドライバーの座を奪還!!

短尺ドライバーをコースで実際に試してみました! その3 プロギアT3 model 105 】で紹介したドライバーが、その後に打ち方を改善し、鉛のセッティングを変えてみたところ、飛躍的に打ちやすくなり飛距離も伸びたので、その内容を紹介します。

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短尺ドライバーの潜在能力は高かった!

ハードスペック仕様の短尺ドライバー、という狙いを持って制作したプロギア T3 model 105 ですが、当初はその性能を十分に引き出すことが出来ませんでした。

ところが、まだまだ大きな可能性が残されていたのです。

まずこのドライバーを使用する僕の奥さんのスイングを、大幅に進化させることが出来ました。

そこでその進化したスイングに合わせるように、クラブヘッドのソールに貼っていた鉛の貼り方を変えて微調整してみたところ、非常に打ちやすく、なおかつ飛距離性能の高いドライバーに変化したのです。

今回その詳細を報告します。

 

打ち方の変化による影響

究極の素振り打法 」という新発想のスイング理論で、スイングの改善に成功しました。

ゴルフスイングの分析を続けてきた結果、僕の奥さんに限らず、ほぼ全てのアマチュアゴルファーのスイングは、「 振り抜く 」ことよりも、「 ボールに当てる 」意識が高すぎることが分かりました。

つまり、「 ボールに当てる 」という過剰な潜在意識によって、本人の本来持っている「 振る能力 」を出しきれずにいたのです。

さらに、「 ボールを見ながら打つ 」という意識も、「 振り抜く 」動きの邪魔をしていました。

その点を飛躍的に改善して、アマチュアゴルファーの少ない練習量でも、プロゴルファーのように「 迷いなく振り抜けるスイング 」に進化することが出来る方法を、【 理想のスイングを手に入れる方法 】として【 その1 】から説明を続けています。

打ち方についての詳細は、そちらをご覧下さい。

 

その改善されたスイングによって、今まででは少しハードスペックに感じていたクラブを、苦もなく振り抜くことが出来るようになったのです。

そしてクラブヘッドに、効率よく遠心力を与えることが出来るようになりました。

「 遠心力なら長尺でしょう…? 」と思われるでしょうが、長尺ドライバーはシャフトが長くなる分だけ確実にミート率が落ち、スイング自体の誤差が出やすくなります。

その点で短尺ドライバーなら、短くなった分だけ振りやすくなり、精度も確実に上がります。

そこに加えて、これまでよりも少し重くハードなクラブを振ることが出来るなら、その分だけクラブヘッドに強力な遠心力のパワーを与えることが出来て、ボールを正確に、そして遠くに飛ばせる可能性が開けてくるのです。

今回その効果を確信することが出来ました。

 

プロギアT3 model 105のクラブセッティングの変更

ヘッド体積 : 440cc

ロフト角 : 10.5°

● シャフト : ツアーAD PT -6

シャフトの長さ : 43.75インチ

フレックス : S

 

このデータは、【 短尺ドライバーをコースで実際に試してみました! その3 】で紹介したものと変更はありません。

今回変更したのは、ソールに貼っていた鉛の貼る位置です。

写真のようにフェース面に近い位置に0.3gを2枚、計0.6gを貼ってあります。

それ以前はトゥ側に0.8gを貼っていたものが、スイングの変化によって貼る位置も変化しました。

魔法のクラブチューニング! 】で説明したように、ゴルフ界で定説になっていた鉛の貼り方の常識にはとらわれずに、あくまでも本人が振りやすくなる場所を優先しています。

そしてこの位置は、たとえ1cmでも貼る位置が変わると、全く別物と言えるほどのフィーリングの違いが出ます。

このように、鉛1gにも満たない僅かな差で、このクラブは劇的に振りやすく、そして長尺を上回る飛距離性能のクラブに変身しました。

 

今回のまとめ

このプロギア T3 model 105 というモデルは、発売からすでに10年以上の旧モデル。

「 旧モデルだから飛ばない 」と思われるかもしれませんが、実はこの頃のクラブの飛距離性能の潜在能力は素晴らしいものがあります。

何故なら、この頃は高反発規制に対応するために、メーカーが全力を挙げて開発したモデルばかりだからです。

当時平行して販売されていた高反発モデルと比較して、明らかに飛ばなくなってしまうと、ユーザーは購入してくれません。

そこでメーカーは、コストを無視するくらいの渾身のモデルをリリースしているはずなのです。

当時はシャフトの長さやフレックスの組み合わせの問題で、そのクラブの真の実力を発揮していなかったかもしれませんが、発売当時のスペックよりも短尺化することで、眠っていた潜在能力が発揮される可能性があります。

他にもそんなモデルが10年も古いと言うだけで、中古市場では程度のよい物が格安で眠っています。

短尺ドライバーが市販されていない現状では、現行品を短尺化する方法もありますが、まずは狙いが外れてもリスクのない格安中古の良品で試すことお勧めします。

 

短尺ドライバー制作のアドバイス 

この半年間、短尺ドライバーを複数制作して、打ち方やセッティングを研究してきました。

そのデータをもとに、以前に公開していた【 自分にピッタリの短尺ドライバーを作ってみましょう! その推奨スペックを公開!! 】にて、追記と内容修正を行っています。

そちらも参考にして下さい。

 

※追記

その後、【 小型ヘッドの短尺ドライバーが強風のラウンドで真価を発揮! 】で紹介したように、もっと本人に適したシャフトが見つかったことで、エースドライバーの座はスリクソンZ925に変わっています。

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