最近5番ウッドを使用するようになって感じたことは、やっぱり7番ウッドも必要だということ。
そこで今回は、打ちやすい7番ウッドの探し方と作り方を紹介したいと思います。
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打ちやすい7番ウッドは自分で作る!?
フェアウェイウッドが得意になってくると、やっぱり欲しくなるのは、もっと高弾道のボールが簡単に打てる7番ウッドです。
ところがいざ探してみると分かりますが、現在のゴルフ市場は7番ウッドの種類がとても少なく、そして適度なスペックのモデルを見つけることはほぼ不可能な状態だったのです。
そんな中でようやく見つけ出したのが、コブラのエアロジェット MAXで、その選択理由と実際に使用してみて感じたノウハウをお伝えしたいと思います。
打ちやすい7番ウッドは、コブラエアロジェットMAX!
■ ヘッドデータ
ヘッド : コブラ エアロジェット MAX 7番ウッド
ヘッド体積 : 151cc
ロフト角 : 21.5° ( 20°~23°調整可能 )
■ シャフトデータ
シャフト : ディアマナ S73
フレックス : S
シャフト長さ : 42インチ
シャフト重量 : 69g
トルク : 3.0
■ クラブデータ
クラブ重量 : 343g
ヘッドバランス : D2
● 7番ウッドが必要だと思った理由
【 遂に打ちやすいフェアウェイウッドを発見!! 】と【 苦手なフェアウェイウッドを克服する方法!! 】でお伝えしたように、僕の奥さんは苦手なフェアウェイウッドを克服したことで、ゴルフスタイルに変化が現れてきました。
今までパーオンが不可能だった距離が長めの打ち上げホールが、利用している各コースに何ホールかありましたが、今ではその数が激減して、届かないホールが残り僅かになったのです。
その届かない理由が、ボールの高さ不足です。
いまだに届かないホールというのは、打ち上げの砲台グリーンで、手前をバンカーにガードされているホール。
残りの距離的には問題なく届くのですが、ボールの高さが不足してバンカーにつかまってしまうので、今までは手前に刻んでいたのです。
5番ウッドではバンカーに突き刺さり、23°のユーティリティでは飛距離不足。
そこで考えたのが、せっかくフェアウェイウッドが打てるようになったのなら、7番ウッドでその悩みが解消できるのではないかということ。
● 7番ウッドの選択方法
さっそく7番ウッドを中古市場で探し始めましたが、その選択肢が少ないことに驚きました。
以前はもっと7番ウッドが豊富だったように思いますが、最近はユーティリティにその勢力を奪われているようです。
そんな状況なので、7番ウッドが設定されているモデルは少ないだけでなく、それがスリーブ仕様となるとかなり選択肢が限られてしまうのです。
5番ウッドを使用した経験上、スリーブ仕様でロフト角などを変更できるメリットはとても大きく、そして季節や打ち方に合わせて別のシャフトにもすぐに変更できることは、アマチュアゴルファーにとっては最大の武器になります。
そこで候補に残ったモデルが、コブラとタイトリストの各モデル。
タイトリストは現在TS2のユーティリテイを使用していて、そのスリーブ調整の使い勝手がよいことが魅力です。
コブラはエアロジェット LSの5番ウッドを使用していて、現在5番ウッド用のシャフトを多く用意しているので、簡単に7番ウッドにも利用できることが最大のポイント。
そこでようやく打ちやすそうなシャフトが装着されている中古クラブを見つけたのが、コブラのエアロジェット MAXにアッタスEE65のSフレックスが装着されているモデルです。
5番ウッドの経験から、7番ウッドには65g以上のシャフトがよさそうだと思っていたので、シャフトは合格です。
ただエアロジェット MAXは、以前に5番ウッドを選択する過程で試した時は、ヘッドが大きくて打ちやすくはなかったので、その点は少し悩みました。
そこで考慮したのは、7番ウッドは5番ウッドよりも小型なので、エアロジェット LSの5番ウッドと同程度の大きさだということ。
そしてエアロジェット MAXのウェイト装着位置がヒール側とソール後方の2ヶ所なので、そのウェイトを調整すれば、エアロジェット LSのような特性に変更することも可能だと思い、エアロジェット MAXに決定しました。
※ただし理想的には、そもそもエアロジェット LSに7番の設定があれば、それが一番打ちやすいはずだと思います。
その他でも、キャロウェイの♦♦♦モデルも5番ウッドでは打ちやすかったのですが、やはり7番の設定はなく、そしてスリーブ仕様の設定もありません。
ヤマハのリミックス VDは打ちやすくて7番の設定はありますが、スリーブ仕様ではありません。
このような理由で、7番ウッド選択はとても困難になっています。
● セッティングとインプレッション
購入当初は、装着されていたアッタス EE 65 のSフレックスのまま、スリーブ調整のみで使用しましたが、予想通りに高弾道のキャリーボールが打てて、難関のホールにキャリーでオンすることが可能になりました。
ただエアロジェット LSよりもエアロジェット MAXの方が明らかに捕まるので、スリーブやウェイトを調整しても、ティショットでつかまりすぎる傾向がありました。
そこで投入したのが、ディアマナ S73のSフレックスです。
このシャフトは以前にドライバー用として使用していたものを、エアロジェット LSの5番ウッドの夏用シャフトとして製作して、実際に使用していました。
しかし気温が30℃以下になったらハードになり、現在は控えシャフトになっていましたが、7番ウッドなら気温が低くても合いそうだと思い試したところ、予想通りにフィットしました。
セカンドショットでも十分に高弾道のキャリーボールが打てて、ティショットでも捕まりすぎる傾向はなくなったのです。
そしてもっと打ちやすくするために、ウェイト調整ではなく、鉛のテープで調整を加えました。
この調整によって重心位置がよくなったので、さらに打ちやすく仕上げることができました。
今回のまとめ
簡単なようで、実はかなり難しい7番ウッド選び。
そもそもが現在市場に出ている標準装着シャフトが、7番ウッド用としては軽すぎて柔らかすぎることが大問題だと思います。
おそらく、もし皆さんが店内で試打をして大丈夫だと思って選んだスペックだとしても、実際にコースで使用してみると全くのアンダースペックだったということに気づくと思います。
しかしそれは、7番ウッドが難しいのではなく、そのシャフトがアンダースペックすぎるだけなのです。
7番ウッドのようなショートウッドは、それだけハード気味でも大丈夫だし、その方が利点を引き出すことができると思います。
そんな点を参考にして、自分に合う7番ウッドを探してみて下さい。