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短尺ドライバーをコースで実際に試してみました! その3 プロギア T3 model 105

time 2017/09/27

短尺ドライバーをコースで実際に試してみました! その3 プロギア T3 model 105

短尺ドライバーを制作して、コースで実際に試したインプレッションをシリーズとして報告しています。

前回の【 短尺ドライバーをコースで実際に試してみました! その2 】では、43.5インチというかなり短いシャフトに410ccの適度に小ぶりのヘッドの組み合わせを試しました。

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短尺ドライバーのインプレッション その3

今回は、【 遂に国内女子ツアーにも短尺ドライバーブームか!? 】で紹介した、穴井詩選手のドライバーの仕様に近いクラブを試してみました。

穴井詩選手のドライバーの仕様は、45インチ ( または44.5インチ ) のフレックスSから、44インチへ変更するとともにフレックスをXに変更していました。

この変更の意味するところは、シャフトを短くし、なおかつ硬くすることで、アイアンのような振り味でビュンビュン振りたいのだろう、と勝手に想像して、その穴井詩選手の変更に相当するドライバーを製作してみました。

今回選択したドライバーは、ヨコハマ プロギア T3 model 105です。

このドライバーは、テスターである僕の奥さんが過去にエースドライバーとして使用していたクラブです。

年齢とともにシャフトがハードに感じてきたので、しばらく自宅に眠っていました。

 

プロギア T3  model 105のスペック

■ ヘッドデータ

ヘッド体積 : 443cc

ヘッド重量 : 199g

ロフト角 : 10.5°

 

■ シャフトデータ

シャフト : ツアーAD PT-6

シャフトの長さ : 標準 44.75 ➔ 43.75

フレックス : S

シャフト重量 : 63g ( 標準時 )

トルク : 3.5

 

選択の理由

このヘッドの標準のシャフトの長さが44.75インチなので、1インチカットして43.75インチに変更。

テスターの奥さんが、もし現在の年齢に合わせてシャフトを選ぶとしたら、たとえ同じ重さのシャフトを選んだとしても、ワンフレックス柔らかいスペックを選びます。

つまり、もし44.75インチの長さでツアーAD PT-6を使用するならば、数年前ならSを選んでいましたが、現在ならSRを選択することになるでしょう。

それならば、44.75インチのSシャフトを1インチ短くすれば、穴井詩選手のようにシャフトを短尺化して、フレックスを硬くしたパターンと似たような状態になると思ったのです。

そのように想定して、43.75インチでフレックスSを試してみました。

 

練習場でのインプレッション

43.75インチで440ccのヘッドの組み合わせは、ヘッドは十分に大きく感じます。

45インチの460ccのクラブと同じような見た目の安心感があります。

打ち始めの印象は、やはりハードです。

シャフトのしなりを使おうとしても、しなってはくれません。

そこでこのクラブの狙い通りに、「 アイアンのように短くて重いクラブを振る 」という感覚に考え方を変更してもらい、打ち続けてもらいました。

すると徐々によいボールが打てるように変化。

このヘッドのライ角は、もともと60.5°とかなりアップライトな設定だったので、短尺になってもライ角が不足している感じはありません。

力強い中弾道のボールは、非常によい感じで伸びて行きました。

 

コースでのインプレッション

スタートホールの一発目、素晴らしい中弾道のボールがイメージ通りに飛んで行きました。

飛距離も過去のベストに匹敵するほどです。

これはいける!?と思いましたが…。

その後はなかなかナイスショットが続きません。

実際のコース上では、シャフトのしなりを使わずに、「 アイアンショットのように振る 」という感覚にはすぐに馴染めないようです。

結局1ラウンドしても、ベストショットはスタートホールの一発のみ。

そこでもう一回練習場で打ち方を馴染ませて、もう一度ラウンドにトライ。

やはりスタートホールの一発目は素晴らしいボールを打てたのですが、その後が続かないので、残念ながらこの仕様は諦めることにしました。

 

残念ながら今回テストした、シャフトを短くしてフレックスをハードにする方法は、可能性は感じたものの、穴井詩選手のようなハードヒッターでないと難しいと思いました。

 

※ 追記

ところがその後、打ち方を進化させることが出来たので、このハードスペック仕様に再チャレンジしてみると、不思議なくらいに打ちやすくなってきました。

エースドライバーの座を狙えそうなほどに、ナイスショットが連発しています。

やはりこの短尺ハードスペック仕様、かなりの可能性を秘めていますね。

 

3本の短尺ドライバーのテストを終えて…

これでそれぞれ特徴のある3本の短尺ドライバーのテストが終了。

貴重なデータとフィーリングを得ることが出来ました。

その1 】と【 その2 】には、それぞれ続報を追加しているので、そちらももう一度ご確認下さい。

この3本の短尺ドライバー、それぞれに一長一短がありますが、短尺ドライバーの魅力と可能性は十分に感じることが出来ました。

僕の友人も、以前は460ccのヘッドで45.5インチの少し長尺なドライバーに飛距離を求めていましたが、今回の我が家の短尺化作戦に触発されて、少し小ぶりな445ccのヤマハ RMX 118を購入し、44.5インチに短尺化して効果を感じています。

実際に製作してテストしてみたこれらのデータを基に、【 自分にピッタリの短尺ドライバーを作ってみましょう! 】で推奨スペックを公開しています。

そちらもご覧下さい。

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