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100を切るための戦略とは!? 本当に必要なクラブだけに絞ってプレーしましょう!

time 2017/12/08

100を切るための戦略とは!? 本当に必要なクラブだけに絞ってプレーしましょう!

100の壁を打ち破るヒントとして、【 スコア100切りの秘訣 考え方と戦略を整理すればスコアは勝手についてくる! 】の中で、① 情報量を限定する100切り専用の戦略を練る、の2つを説明しました。

今回は、③ 戦略に従って練習とラウンドを重ねることについて説明します。

 

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100切りを確実に達成するためのプラン

③ 戦略に従って練習とラウンドを重ねる

少ない練習量でもすぐに100を切るためには、余計な情報と無駄な練習を省くことが重要です。

ここまでに ① 情報量を限定して② 100切り専用の戦略を練ってきました。

次はいよいよその戦略に従って、練習では使用するクラブを絞り、自分の得意クラブを作って、そのクラブを生かしながらラウンド進めることが100切りの近道。

 

★ 使用するクラブを選択

ゴルフバックに入れられるゴルフクラブの本数は14本ですが、100を切るためにはカップインまでの戦略を考えて、使用するクラブの本数を絞ってプレーしたほうが、効率的に、そして簡単に目的の達成に近づけます。

練習効率を上げるためにも、14本を万遍なく練習するよりも、クラブの選択を絞って集中的に練習するほうが、少ない練習時間でも有効に成果を上げることが出来るはず。

そこでまず、どのようにクラブ選択を絞るべきなのかを、100切りを目指すゴルファーが行うべきプレー内容に合わせて考えてみましょう。

 

『 ロングホール 』

ティショット

ダブルボギーが自分にとってのパーとして考えられるなら、パーオンは狙う必要がないので、力まずにリラックスしてティショットをして下さい。

飛ばしたいという欲は捨てて、OB連発を避けることを最優先に、飛距離を追求せずに確実性を上げましょう。

どうしても飛距離を追求したい人も、まずは確実に100を切ってから、そこでようやく飛距離アップに取り組むべきです。

もしドライバーが苦手な人ならば、100を切るまでは3番ウッドのティショットでも十分です。

※ドライバーショットを向上させるためには、【 ドライバーショット上達へのヒントを紹介します 】を参考にして下さい。

 

セカンドショット

必ず守って欲しいことが、ロフト角20°以下のクラブは使わないこと!

お勧めは23~24°のユーティリティですが、7~9番ウッドでもOK。

100切りを目指すゴルファーにとっては、たとえ15°と23°のロフト角の差があっても、実際のコース上の平均飛距離はそれほど差が出ないものです。

それならば、より簡単で確実な23°を選択しましょう。

 

※ ラフから打つ場合はアイアンではなく、残り距離に関係なく27°前後のユーティリティを選択して下さい。

ラフからのショットは【 ラフからの打ち方は「ラフ専用クラブ」を使えばとても簡単! これで夏ラフも怖くない! 】を参考にして下さい。

 

サードショット

グリーンまでの距離が多く残っている場合は、23~24°のユーティリティを選択。

残りの距離が短い場合にだけ、その距離に合わせたアイアンを選択しましょう。

 

※ ここでもラフからの場合は、27°のユーティリティを優先的に選択して下さい。

7番アイアン以上の距離なら、27°のユーティリティで距離をコントロールして対応します。

9番アイアン以下の距離の場合だけアイアンを選択して下さい。

 

アプローチショット

勿論サードショットでパーオンしていれば、アプローチショットは必要ありませんが、そんなことが可能な腕前なら、100切りはすでに達成しているはず。

この場面で想定されるボールの位置は、グリーン周りの様々なケースが考えられますが、一番プレーを簡単にするためのクラブ選択は、その名の通りアプローチウェッジで、打ち方はピッチエンドランを選択しましょう。

アイアンセットに入っているアプローチウェッジがお勧めですが、単品ウェッジなら50~52°になります。

それ以上に大きなロフト角になると、それなりの技術がないとフェース面からボールが滑りやすくなり、飛んだり飛ばなかったりで距離がバラつき、逆にプレーが難しくなります。

ロフト角の大きいサンドウェッジでロブショット…な考え方は絶対にNG!

バウンス角も少ないほうが、確実にヘッドの抜けがよくなるので、その点を考えてもサンドウェッジではなく、アプローチウェッジを選択しましょう。

100切りを確実に達成するためには、スピンをかけて一か八かの「 ベタピン 」を狙うよりも、ある程度のランを容認しながら確実にグリーンに乗せておくほうが、結果的にはスコア短縮につながります。

 

また、アプローチショットの場面の中でも、グリーンまでの距離が近く、ボールを転がせる状況なら、迷わずに27°のユーティリティでのランニングアプローチを選択して下さい。

この攻め方を覚えれば、100切りは一気に近づきますよ。

ランニングアプローチについては、【 失敗しないランニングアプローチの方法 「ユーコロ」でプロ並みにピンを狙おう! 】を参考にして下さい。

※ アプローチショット全体に関しては、【 アプローチショットを簡単にするヒントを紹介します 】を参考にして下さい。

 

パッティング

パッティングも「入れたい」という自分の欲との戦いです。

むやみに強気でカップを狙わずに、距離感を合わせることを最優先。

もしもパーオンやボギーオンに成功した場合、ダブルボギーでもOKと考えれば、3パットでも十分なので、リラックスして確実にカップに近づけて下さい。

※ パッティングを上達させるコツは、【 パッティングが上達するヒントを紹介します 】を参考にして下さい。

 

ロングホールのまとめ

とにかく必ず守るべきは「 急がば回れ 」の精神で、飛距離への欲望を捨てて、林などの障害物では確実に横に出し、常に最も確実なクラブを選択し続けること。

欲を出し始めるのは100を切ってからにしましょう。

ここまで説明したプラン通りにプレー出来るなら、大叩きのホールはなくなり、確実に100切りに近づいています。

もし「 チョロ 」をしてしまい、想定以上の打数を打ってしまった場合でも、けして「 取り返す! 」という意識は持たずに、平常心を保ってプレーを続けるだけでOKです。

 

『 ミドルホール 』

ティショット

基本的にはロングホールと同じ考え方で臨みましょう。

注意すべきは、距離の短いミドルホールです。

距離が短いホールほど、ティショットの落とし所に罠が多く潜んでいます。

その罠にかからないように、状況によっては3番ウッドだけでなく、もっと短いクラブの選択も考えて下さい。

100切りのためにはボギーオンでも十分なので、「 急がば回れ 」をお忘れなく!

 

セカンドショット

ミドルホールのセカンドショットは、グリーンを狙うのか手前に刻むべきなのかの判断が難しいところ。

正しいクラブ選択のコツは、自分の各クラブのキャリーの飛距離とグリーンセンターの距離を合わせることです。

「 カップの手前から攻める! 」というセオリーがありますが、その攻め方が適合するのはスコア80以下のレベルです。

100切りを目指すには、手前からの意識で打ったものの、ショートしてバンカーに入れてしまうよりも、バンカーを確実に飛び越えるクラブ選択が大事なのです。

プロのトーナメントのようにグリーンは硬くも速くもないので、たとえグリーン奥からのパッティングになっても問題ありません。

もしグリーン奥にバンカーやOBゾーンがある場合には、安全を優先してグリーンセンターを狙わずに、グリーン手前のバンカーに入らない距離まで刻むという方法も考えましょう。

そこからアプローチショットでボギーオン出来れば十分です。

避けるべきはトリプルボギー以上の大叩き。

 

ラフからのセカンドショットの場合は、ロングホールと同様に27°のユーティリティを選択します。

残り距離が9番アイアン以下の場合にだけ、その距離に合わせたアイアンを選択します。

 

アプローチショット

ロングホールの場合と同様に、アプローチウェッジのピッチエンドランと、27°のユーティリティを使ったランニングアプローチでプレーを組み立てて下さい。

 

パッティング

ロングホールと同様に、余計な欲は捨てて、確実にカップに近づきましょう。

 

 ミドルホールのまとめ

ミドルホールも「 急がば回れ 」の精神を忘れずに!

 

『 ショートホール 』

ティショット

ショートホールのワンオン率が50%近くになれば、100切りはとても簡単になります。

しかし現実には、皆さんの年間平均ワンオン率は20~30程度のはずです。

もしそれ以下なら、100を切ることは難しくなります。

ショートホールのグリーン周りは、ロングホールとミドルホールよりも罠が多いので、大叩きの危険性が非常に高くなります。

どんなにピンから遠くてもよしとして、出来る限りワンオン率を上げる努力が必要です。

ワンオン率を上げる秘訣は、どんな条件であってもグリーンセンターを狙い続けること。

風を計算しながら、絶対にバンカーを避けて、グリーンセンターを狙って下さい。

※ ショーホールのティショットの考え方は、【 スコアアップの重要なカギはショートホールの攻略! 考え方と練習内容を考えてみませんか!? 】と、【 アイアンのティショットを極めてスコアアップ! 注意するべきポイントは…!? 】を参考にして下さい。

 

アプローチショット

ショートホールでグリーンを外した場合は、ロングホールとミドルホールよりも、グリーン周りの起伏は大きい傾向なので、その分だけ難しくなります。

ピンに寄せることよりも、確実にグリーンに乗せることを優先してプレーしましょう。

 

パッティング

ショートホールのグリーンは、面積が大きかったり、起伏が大きい場合が多いので、もしワンオンした場合は、手堅く3パットでOKと考えて、カップへの戦略を考えましょう。

せっかくワンオンしたのに、4パットは避けたいですね。

 

 ショートホールのまとめ

皆さんのスコアカードを確認して下さい。

ショートホール4回の合計スコアは、ダブルボギー×4ホールの8オーバーに収まっていますか?

おそらく100を切れない人は、10オーバー以上になっているケースが多いはず。

もし4ホール全てでワンオンすれば、そこから全て3パットだとしても、ボギー×4の4オーバーに収まります。

無欲でパーパットが決まることもあるでしょう。

大叩きのリスクがありながら、スコア短縮のチャンスでもあるショートホール。

出来る限りワンオン率を上げることを目指しましょう。

 

以上のプランが、100切りを確実に成功させるためのプレー戦略とクラブ選択の考え方です。

 

選択したクラブに絞って練習を重ねる

★ 選択したクラブと練習内容を確認 ロングホールとミドルホールのティショット用クラブ

・ドライバーか3番ウッド。

 

ショートホールのティショット用クラブ

・9~7番アイアン。

・距離が長いホールは、その距離に適したウッド系のクラブをチョイス。

100切りを目指す人には、6番アイアン以上は少し難しくなるので、ウッド系でカバーしたほうがよいと思います。

 

セカンドショット用クラブ

・20°以上のロフトのウッド系クラブで、お勧めは23°のユーティリティ。

・ラフからは27°のユーティリティ。

・アイアンは7番以下だけで十分です。

実際にコースのセカンドショットでアイアンを使う回数は、イメージよりも少ないことに気づきましょう。

 

アプローチショット用クラブ

・100を切るまでは、アプローチウェッジ1本で十分です。

・ランニングアプローチは27°のユーティリティ。

 

バンカーショット用クラブ

・バンカーは入れない約束なのですが、入ってしまった場合はサンドウェッジ。

 

パッティング用クラブ

・勿論パターです。

 

以上が選択したクラブです。

あとはプランに従って練習を重ねるのみ!

選択していないクラブは練習する必要はありません。

たとえば、海外メジャー3勝のブルックス・ケプカ選手は、奇数番手のアイアンしか練習しないそうです。

練習内容を絞って、効率のよい練習を重ねて、自分の得意クラブを作って下さい。

 

ラウンドでは戦略通りにプレーする

ここまでの準備が出来たら、いよいよラウンドで自分の戦略を実行するのみ!

例えばベストスコア85の僕の友人のプレーパターン。

彼はドライバーを打った後は、フェアウェイからでも、ラフからでも常に23°のユーティリティを打ちます。

ロングホールの3打目でも、23°のユーティリティで飛距離をコントロールして使用するほどの大事な1本。

グリーン周りではどんなライからでも、サンドウェッジではなく、アプローチウェッジを使用してグリーンオン。

ショートホールは25%くらいしかワンオンしませんが、確実に2打目でグリーンに乗せて、しっかりとボギーをキープ。

このようなプレー内容でも、うまくハマれば80台、悪くても95くらいのプレーを続けています。

全てのクラブを使い分けなくても、こんな感じのプレーで100切りは簡単に達成出来るのです。

けして実力以上の無理な攻め方はしません。

大事なことは、自分の得意パターンを確立することです。

ゴルフ雑誌などを見れば、あまりにも多くの情報が溢れていますが、100切りのためにはほとんどの情報は必要ありません。

シンプルで確実なプランを実行して、より早く100の壁を打ち破って、次なる90の壁を目指しましょう!

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