2024/11/24
スコアアップへのカギは数多くありますが、一般的にはあまり重要視されていないのに、実は最も重要なカギとなるのがショートホールの攻略なのです。
ショートホールの精度が上がれば、自然にスコアはよくなり、100切り、90切りの壁は簡単に突破出来るようになります。
そこで今回は、ショートホールの重要性について説明します。
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ショートホールの重要性を認識しましょう
そんな重要なはずのショートホールの攻略ですが、なぜかゴルフ雑誌などのレッスン項目ではあまり取り上げられていません。
そして練習場でアマチュアゴルファーを観察していても、ティアップからの練習はドライバーショットばかりで、アイアンやユーティリティを練習する場面が非常に少ない印象です。
同じティアップからのショットでも、ドライバーは多く練習するのに、アイアンやユーティリティの練習量が少ないのはなぜでしょうか?
1ラウンドでティショットは18回ありますが、一般的にその内訳はドライバーが14回、アイアンまたはユーティリティが4回になります。
難易度が高いホールではドライバーを使用しないケースが何ホールか出てくるので、14回よりも減ることはあっても増えることはありませんね。
それならば、ショートホールのティショットとドライバーショットの比率は、4÷14=0.29 と考えて、せめてドライバーの3割程度の練習量は必要になります。
皆さんのショートホール用のティショットの練習量はどれくらいでしょうか?
重要な点は、ショートホールの場合は、1回のナイスショットでワンオンつまりパーオンが可能です。
しかしミドルホールとロングホールの場合は、2回3回とナイスショットを続けないとパーオン出来ません。
その点を考えれば、1回のナイスショットでパーオンを狙えるショートホールの攻略を、もっと重視してもよいのではないでしょうか?
スコア90の大きな壁を分析
例えば、多くのアマチュアゴルファーが目指している80台のスコア。
ところがそこに不思議なくらい、90という大きな壁が立ちはだかってきます。
まずはここで90というスコアを分析してみましょう。
大きな壁になる90というスコアの内訳は、平均的には54ショット36パットあたりに落ち着きます。
54ショットということは、全ホールでパーオンすれば36ショットなので、54-36=18となり、つまり全ホールでボギーオンしたことになります。
実際にはパーオンすることもあれば、逆にダボオンすることもあります。
グリーンに乗ってからも1パットの場合もあれば、3パットの場合もあります。
その平均値が、54ショット36パット。
それではこの数値を基に、90の壁を打ち破るために、取り組むべきことは…?
壁を打ち破るための考え方
もちろん全てのショットを少しずつレベルアップすることが出来れば、確実に90の壁を打ち破れるのですが、そうは簡単にはいかないのは皆さんもご存知の通り。
平均54ショット36パットに近いプレー内容を続けていれば、何ラウンドかに1回は確実に80台のチャンスがやってくるはずですが、それを邪魔しているのがダブルボギーやトリプルボギーですね。
そこでこの機会に、自分のスコアカードを見直してみて下さい。
そのダボやトリという悲しいスコアになっているホールは、1ラウンドの中で一番ホール数の多いミドルホールと比較しても、意外にもショートホールの場合が多くなっていませんか?
その理由を分析しましょう。
★ ショートホールでスコアを落とす理由
ショートホールでダボやトリが多くなる理由は、グリーン周りに罠が多く、ワンオンに失敗すると、アマチュアゴルファーのリカバリー能力では簡単にスコアを崩してしまうからです。
プロでもグリーンを外すとリカバリーに苦労してしまうショートホール。
その難しいリカバリーの技術を上げることも重要ですが、逆に考えれば、一発でグリーンオンすることができるなら、難しい技術は不要になります。
せっかくティアップという打ちやすい条件が用意されているので、頑張ってショートホールの1オン率を上げましょう。
自分のショートホールの1オン率を確認しましょう
そこでもう一度、自分のスコアカードを確認して下さい。
皆さんの1年間のショートホールの1オン率は何%でしょうか?
例えば年間平均スコアが95くらいの人ならば、30%前後になっているはずです。
そのショートホールの1オン率が50%を越えるようになれば、ショートホールの4ホールの合計スコアが4オーバー以内に収まる確率が高くなるので、自然と90切りの回数が増えてくるでしょう。
そして75%前後にまで上げることが出来れば、夢の70台も十分可能になり、年間平均スコアも85くらいにまで上がって行きます。
逆に50%を越えられないと、ショートホールでのダボやトリの確率が増えてしまうので、90切りは非常に困難になります。
その分をミドルホールとロングホールで無理に取り返そうとすると、余計泥沼に…。
まとめ
このようにスコアアップのためには、ショートホールの攻略が非常に重要であり効果的。
そしてティアップから打てるという優しい条件も与えられています。
セカンドショットをいくら練習場で磨いても、実際のコース上では芝やライの状態によって、その実力を発揮出来るとは限りません。
それならば、常にティアップした状態からティショットが打てるショートホールの精度を上げるほうが、スコアアップへの近道になるでしょう。
スコアを短縮したいなら、ショートホール攻略!
お忘れなく。