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理想のドライバーまであと一歩に迫る! エスヤード T.388 + スピーダー 569エボ Ⅳ

time 2021/07/10

理想のドライバーまであと一歩に迫る! エスヤード T.388 + スピーダー 569エボ Ⅳ

理想のドライバーを追い求めて、いろんなヘッドとシャフトを組み合わせて、試行錯誤しながらデータを集めています。

今回は、かなりよいレベルまで近づいた組み合わせを報告します。

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理想のドライバーの姿が少し見えてきた!

短尺ドライバーを中心に、これまでにいろんなパターンのドライバーを製作して、その性能と使用感を紹介してきました。

今回はその中から、フィーリングのよかったドライバーヘッドとシャフトの組み合わせにトライしてみました。

その組み合わせが、エスヤード T.388のヘッドとスピーダー 569エボリューション Ⅳのシャフトです。

 

エスヤード T.388 + スピーダー 569エボリューション Ⅳ のスペック

■ ヘッドデータ

ヘッド : エスヤード T.388

ヘッド体積 : 390cc

ロフト角 : 10.5°

ヘッド重量 : 196g ( 鉛調整後 )

 

■ シャフトデータ

シャフト : フジクラ スピーダー 569 エボリューション Ⅳ

シャフト長さ : 44.75インチ

フレックス : X

シャフト重量 : 60g

トルク : 4.6

 

■ クラブデータ

クラブ重量 : 306g

ヘッドバランス : C8 ( 鉛調整後 )

グリップ : ゴルフプライド ツアーベルベット・ラバー・360ホワイト M60 50g

 

 

クラブセッテイングの経緯

かっ飛びドライバーを長尺と中尺で試してみました! 】で紹介したように、飛距離性能の高そうなヘッドと打ちやすいシャフトを組み合わせてみると、予想通りかなり理想に近いドライバーが出来上がりました。

しかし残念ながら、そのドライバーを使う本人である僕の奥さんには、打感が少し好みではなかったので、また別の組み合わせにトライすることになりました。

そこでまずは我が家の手持ちのヘッドの中からピックアップすることにして、その中から選んだのが、【 重・短・小ドライバーをコースで試してみました! その4 】で紹介したエスヤード T.388です。

ヘッド重量が軽いので、ヘッドバランスが軽くなる点には少し不安がありましたが、その点を承知のうえで、今回もゴルフ工房並みの腕と設備を持つ友人を頼って組み上げてもらいました。

今回シャフトの長さは変えていないのですが、ヘッドの形状が違うので、組み上がった長さは44.75インチになり、このドライバーは短尺ドライバーとして分類することにします。

 

インプレッション

組み上げるとやはりヘッドバランスが少なめになり、本人もヘッドが少し軽いフィーリングだったので、鉛の貼り方を以前の『 重・短・小ドライバー 』の仕様から変えてみました。

それでもまだバランスは不足気味なのですが、これ以上鉛を貼るとヘッドのハジキ感が失われる感じがするそうなので、このセッティングで妥協して、コースで試してみることにしました。

その結果、飛距離性能は【 かっ飛びドライバーを長尺と中尺で試してみました! 】と同等以上で、つまり過去最高レベルです。

ただしヘッドバランスが軽い影響なのか、安定感がやや劣ることと、打感は悪くないものの、『 重・短・小ドライバー 』仕様の時よりも少しハジキ感が物足りないそうです。

そして今回の仕様は、不思議なくらいにボールとの相性がハッキリしていました。

テストした中では、ツアーB XSDDHツアースペシャルは凄く飛んだのに、プロV1xZ STAR XVツアーB V10では10ヤード以上も劣っていました。

こんなに大きくボールの差が表れることは今までなかったので、その点もヘッドバランスの軽さの影響で相性がハッキリしているのかもしれません。

 

今回のまとめ

今回のドライバーはかなり理想に近づくことができましたが、あと一歩足りず。

細かく分析すると、バルド コンペティツィオーネ568の420ccで199gに対して、エスヤード T.388は390ccで195gと、小さくて軽いヘッドになります。

そのためにヘッドが軽く感じるだけでなく、シャフトの動きが硬くなったようにも見えたので、その影響で安定性に少し問題が出ている印象です。

ただしヘッドバランスの軽さを気にせずに、もう少しヘッドスピードの速い人が使えば、かなり打ちやすくて飛距離性能の高いドライバーに仕上がっていると思います。

 

今後の僕の奥さん用としては、このヘッドの性能を最大限に生かすには、もっと長尺にするか、もっと重いシャフトにする必要がありますが、長尺は苦手なので手を出さず、振りやすくて重いシャフトを組み合わせることになります。

その点で過去に『 重・短・小ドライバー 』として組み上げていた仕様は、かなり的を得ていたことになります。

一方で、このシャフトをもっと生かすためには、少なくともヘッド重量が200gは欲しいところで、それならばD0くらいのバランスが出るはず。

もっと上の理想を求めて、小型で200gのヘッドは何がよいのか…、また「 重心ハンドブック 」のお世話になる日々が始まることになります。

このドライバーを組み上げてくれた友人に相談したところ、「 このままの組み合わせでも、シャフトの先端に重りを付けてヘッドバランスを出せばよいのではないか 」とまるでゴルフ工房のようなアドバイスをもらったので、そのセッティングも今後試してみるかもしれません。

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