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今年も冬用のドライバーを作りました!! ナイキ ヴェイパーフライ + 純正シャフト

time 2020/11/29

今年も冬用のドライバーを作りました!! ナイキ ヴェイパーフライ + 純正シャフト

昨年は【 こちら 】で冬用のドライバーを紹介しましたが、今年も冬用のドライバーを用意したので、その内容を報告します。

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過去最高に飛んでいる今年の冬用ドライバー!

今年は9月に猛暑が続いていたと思ったら、突然気温が下がりはじめて、まるで秋を飛び越えて一気に冬になったかのように大きく気候が変化しました。

猛暑で調子を崩した人は心配ご無用! 】で説明したように、こんな状況下ではドライバーのシャフトのフィーリングは大きく変化してしまい、よい調子をキープすることが難しいものです。

毎日練習やラウンドを重ねているプロとは違い、週に1回程度の練習、月に2~3回程度のラウンドという状況では、気温の変化に対して自分のスイングで対応するのはなかなか難しいので、その気温に適応するドライバーを2~3本用意できると、その対応はかなり楽になるはず。

そこで昨年は、初めて冬用のドライバーを製作してみたところ、イメージ通りに仕上げることができました。

その経験を踏まえて、今年新たにもう1本製作したのですが、それが予想以上の仕上がりで、過去最高の飛距離性能を発揮しています。

今回はその詳細を紹介します。

 

ナイキ ヴェイパーフライのスペック

■ ヘッドデータ

ヘッド体積 : 450cc

ヘッド重量 : 201g

ロフト角 : 12.5° ( リアルロフトは約13.5° )

 

■ シャフトデータ

シャフト : 純正シャフトVAPORグラファイト

シャフト長さ : 45インチ ( ナイキ表示では45.25インチに相当 )

フレックス : SR

シャフト重量 : 54g

トルク : 4.9

 

■ クラブデータ

クラブ重量 : 305g

ヘッドバランス : D0

グリップ : ゴルフプライド ツアーベルベット ラバー M-60 50g

 

クラブ紹介

このドライバーは、短尺ドライバーの製作を始める前までは、僕の奥さんのエースドライバーでした。

ナイキがゴルフクラブから撤退した時の最終モデルで、その当時の国内外のナイキユーザーの選手たちが皆調子よくドライバーを打っていたので、その性能に注目していたところ、練習場で試打する機会があり、打ちやすさ、打感、飛距離性能ともに好印象だったので購入しました。

しかしコースで使用してみると、純正シャフトの45.75インチはあまりにも長く、精度が悪かったので、せっかくの飛距離性能は生かされず、そしてラウンド中の他のクラブとのスイングリズムが合わず、逆にスコアが悪化してしまったのです。

そこでシャフトを0.5インチカットして、45.25インチで使用していました。

( ナイキの表示を基準にすると45.25インチになりますが、他メーカーと比較すると45インチの長さでした。)

しかしその後に短尺ドライバーや『 重・短・小ドライバー 』を試してみると、飛距離性能も、精度も越えられてしまったので、残念ながらしばらく自宅で眠っていたのです。

シャフトのスペックも、僕の奥さん用のドライバーシャフトの中では最も「 長くて、軽くて、柔らかい 」ので、その点でも気温の上がるシーズン中にはインパクトのタイミングを合わせづらくて、必然的に出番が回ってこない状態だったのです。

そのクラブが、今回冬用として復活しました。

 

冬用ドライバーのセッティングと振り方

昨年の冬用ドライバーよりも、シャフトが「 長くて、軽くて、柔らかい 」ので、逆にそれを活かせるような振り方を考えました。

中高年でもまだまだ飛ばせる! 】で紹介した打ち方を、もっと強調するようなスイングを試したのです。

もっと目一杯大きなスイング軌道を意識して、インパクトではシャフトがもっと大きく「 逆しなり 」の状態になるように、かなりの「 無理やり感 」を出してスイングしたところ、「 長くて、軽くて、柔らかい 」シャフトをうまく使えるようになり、気温が20℃以上の時でもうまくインパクトのタイミングを合わせられて、驚くほどの飛距離性能を発揮できるようになりました。

その代わりに副作用として、【 目を閉じてセカンドショットが打てますか…!? 】で紹介したように、困った状態になってしまったのです。

そのまま「 無理やり感 」のスイングを続けていたのでは、他のクラブの調子がますます狂ってしまうので、「 無理やり感 」は止めて、純粋に【 中高年でもまだまだ飛ばせる! 】で紹介した打ち方に専念し、その代わりに「 無理やり感 」を補えるようにクラブのセッティングを少し変えてみたところ、それがバッチリと決まりました。

セッティングのポイントは、このブログでお馴染みの『 ルーク貼り 』と、【 ドライバーシャフトの鉛の貼り方に新提案! 】で紹介した『 チップ巻き 』という鉛の貼り方で仕上げて、最後に可変式のロフト角を調整したところ、表示角度12.5°に決まりました。

僕の奥さんは男性並みにボールが高いので、今までのドライバーのロフト角は、長尺の場合はリアルロフトが9°~10°、短尺の場合はリアルロフトが10°~11°を選択していました。

ところが今回の打ち方と鉛の貼り方によって、表示角度12.5°という予想外の数値になり、おそらくリアルロフトは13.5°くらいになるはず。

このセッティングと打ち方の組み合わせはとてもロースピンであり、気温が低いことを想定しているので、このような大きなロフト角のほうが好結果になるようです。

 

今回のまとめ

今回用意した冬用ドライバーは、気温が下がっているにもかかわらず、各コースの各ホールの過去最大飛距離記録を、早くも数ホールで更新するほどに仕上がりました。

45インチにしては精度も良好なので、冬のゴルフには大きな助けになっています。

ナイキと言えば、奇抜なヘッド形状やカラーリングを敬遠される人も多いかもしれませんが、このモデルはボディの撓み感が大きく、フェース面に乗りながら飛んで行く感触は抜群。

最近流行りの高初速ドライバーとは対極のフィーリングですが、飛距離性能は互角以上だと思います。

僕の奥さんは小型のヘッドと短いシャフトを好んでいますが、このクラブに関しては以前から気に入っていて、今回ようやく本領を発揮できるようになったので、気温がかなり上がるまではエースドライバーとして活躍する予感がしています。

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