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ゴルフをもっと簡単にするための研究室

100を切るための『4つの鉄則』! これを守ればスコアは自然に短縮される!!

time 2019/09/04

100を切るための『4つの鉄則』! これを守ればスコアは自然に短縮される!!

スコア100を切ることは、ゴルフの内容をとことん簡単にして、シンプルなプレーに徹すれば、意外なほどにあっさりと達成できてしまうものです。

もし皆さんが100を切れずに長らくもがいているのなら、それはまだまだ難しい内容のゴルフをやっているからだと思って下さい。

そこで今回は、ゴルフの内容をもっと簡単にするために、ラウンド中に忘れないで欲しい『 4つの鉄則 』を紹介しましょう。

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ゴルフの内容を簡単にする『4つの鉄則』とは!?

その1 飛距離に対する考え方を変える

ゴルフとは、その場でゴルフクラブを振るだけのシンプルなスポーツなのに、やたらと複雑なイメージを持っている人が多いと思います。

そんなイメージが出来上がってしまったのは、多くの専門家の人達が、飛距離アップの「 ネタ 」ばかりをスイング理論として各メディアで広めているからです。

ボールを正しくとらえることを説明するよりも先に、「 もっと飛ばすためには… 」の内容ばかり語られるゴルフレッスンの手法には問題があると思います。

それと同時に、自分がまだ正しくボールをとらえられていないうちから、安易に飛距離アップの「 ネタ 」に飛びついてしまうゴルファーの姿勢にも問題がありますね。

そこでまずは、その考え方を変えて下さい。

安易に飛距離アップの「 ネタ 」には飛びつかずに、正しく、そして確実にボールをとらえられるために、まずはもっとシンプルなスイングの構築を目指しましょう。

もし皆さんが本当にボールを正しくとらえられるならば、ドライバーショットでは『 ヘッドスピード × 5.5 』に相当する飛距離は、誰もがコンスタントに打てるようになるでしょう。

( ヘッドスピード40m/sなら、平坦なホールでの飛距離は220ヤードです。)

その飛距離に到達していないなら、それは正しくボールをとらえられていない証拠なので、まずは『 ヘッドスピード × 5.5 』の達成を目指して、確実にボールをとらえることだけを追求しましょう。

ボールを正しくとらえるためには、「 地面反力を使う 」「 捻転差を作る 」「 下半身リードで切り返す 」「 左への体重移動 」「 ダウンスイングでタメを作る 」「 フォローで加速させる 」etc…と、多くの専門家が口を揃えて説明しているスイング理論は一切必要ありません。

そのような内容は、多くのゴルファーにとって、ゴルフを簡単にするどころか、逆にゴルフを難しくしてしまう内容ばかりなのです。

しかもその飛ばすための「 ネタ 」の効果は、あくまでもその人次第。

かえってボールに正しく当たらなくなってしまい、逆にもっと飛ばなくなってしまうケースも目立っています。

それよりも、ちゃんとボールに正しく当たるようになれば、『 ヘッドスピード × 5.5 』の飛距離は達成できるので、その飛距離があれば100切りどころか、90切り、80切りまでは十分狙うことができます。

せめて80切りを目指すレベルになるまでは、専門家が唱えるような飛ばしに特化した「 ネタ 」に手を出さないほうが賢明なのです。

この点をしっかりと理解して、飛ばしに対する欲望と考え方を変えることができれば、ゴルフは不思議なくらいに簡単なものへと変わっていきますよ。

 

その2 本当の基本的なスイングを身につける

ゴルフの本来の基本となるべきスイングは、このゴルフロボットのようスイングになるべきだと思います。

ボールを身体の中央付近にセットしてアドレスしたら、あとはその場で「 クルリ 」と回るイメージで、ダウンスイングでクラブヘッドの動きに『 大きな円軌道 』を与えてやればOKなのです。

それができれば、どんどんボールに正しく当たるようになってくるでしょう。

ところが皆さんのスイングは、特に100を切れていない人のスイングには、問題となる3つの傾向が見られます。

①『 小さな円軌道 』になっている

100を切れない人のスイングに多く見られる症状は、バックスイング開始後にすぐに右肘を曲げてしまうので、下の写真のように、クラブが腰の高さを越えるころには、とてもこじんまりとしたスイング軌道になっていることです。

そうなるとダウンスイングも『 小さな円軌道 』になり、いわゆる『 手打ち 』のスイングになります。

この点の改善には、【 左肩甲骨を回せばゴルフが楽になる! 】を参考にしてもらい、ダウンスイングで『 大きな円軌道 』を作れるように改善しましょう。

 

② フェース面が戻っていないことを自覚していない

皆さんが無意識にクラブを振ったら、インパクトで必ず『 フェース面が開いている 』という事実を今一度しっかりと自覚して下さい。

たとえ本人はスクエアに戻しているつもりでも、残念ながら必ず「 フェース面が開いていて 」、なおかつ「 上を向いている 」ので、当然ボールには正しい状態で当たっていません。

その事実をアイフォンのスロー動画のコマ送りで確認して、「 自分がどのような動きを意識すればフェース面をアドレス通りに戻せるのか? 」、について考えて下さい。

その事実が分かって、あとは本人がしっかりと問題意識を持って取り組めば、改善することはそれほど難しい作業ではありませんよ。

 

③ 正しい入射角が作れていない

現代のクラブとボールの性能を最大限に引き出し、曲げずに目標に飛ばすためには…

ドライバーをはじめとするティショットは、『 ややアッパー軌道 』です。

セカンドショットやサードショットでは、『 緩いダウン軌道 』です。

そしてどちらも、イン側からの軌道になっていることが絶対条件です。

このように、ボールへのクラブヘッドの正しい入射角をしっかりと作って下さい。

ところが、たとえ自分はその通りにやっているつもりでも、実際にコースに出てしまうと、ティショットはアウトからの『 鋭角なダウン軌道 』になり、セカンドショット、サードショットは、アウトからの『 鋭角なダウン軌道 』どころか、『 L字かV字軌道の鋭角なダウン軌道 』になってしまっているのです。

その事実もしっかりとアイフォンのスロー動画のコマ送りで確認して、常に正しい入射角になるように改善しましょう。

 

以上の3つのスイングの問題点を忘れずに、そして改善を進めて下さい。

なおこの3つの問題点は、ボールを見ないで『 素振り 』だけで練習を重ねると、誰もが簡単に改善することができます。

ところが問題なのは、コースで実際にボールを見てから、目標に向かって打とうと意識した場面でのセルフコントロールなのです。

この場面で、いかにして素振りのような動きができるのか?

メンタルを含めた実行力が、皆さんの勝負の分かれ目になるでしょう。

 

その3 頼りになるクラブを用意して、そのクラブを中心にしてラウンドする

100切りを目指す皆さんが頼りにするべきクラブは、ズバリ3本です。

❶23°のユーティリティ、❷27°のラフ専用ユーティリティ、そして❸アプローチウェッジです。

23°のユーティリティ

100切りを目指している皆さんが、フェアウェイからのセカンドショットで残っているピンまでの距離は、170~230ヤードが多くなっていると思います。

自分のラウンドをよ~く思い返して下さいね。

そして実際には、自分のイメージよりも、ピッチングから6番アイアンの距離が残っているケースはかなり少ないはずです。

それならば、自分にとっての170~230ヤードが打ちやすいクラブを見つけて、そのクラブを中心に練習し、ラウンドでも多く使用を続けていれば、自然にそのクラブの上達が早まり、スコアメイクに役立つようになります。

( 現実には200ヤード以上は狙わないほうが安全です。)

そのクラブが、23°のユーティリティなのです。

僕がアドバイスしている友人達の中で、自分の実力以上に早々と100切り、90切りと進んでいる人は、やっぱりこの23°のユーティリティを上手に使いこなしています。

是非、セカンドショットが打ちやすい23°のユーティリティを見つけて下さい。

 

27°のラフ専用ユーティリティ

このクラブの選び方と使い方については、【 ユーティリティの打ち方 】で説明しているので、そちらをご覧下さい。

 

アプローチウェッジ

プロゴルファーの場合は、ウェッジが3本だったり、4本だったりと多数使用していますが、練習量が少ない、特に芝の上からの練習量が少ないアマチュアゴルファーは、グリーン周りでは50° ~ 52°のアプローチウェッジ1本に絞ったほうが、結果的に上達が早まります。

( バンカーはサンドウェッジでもOKですが… )

そこでお勧めなのが、軟鉄フォージドでバウンス角が8°くらい、そしてソールの接地面が狭くカットされているウェッジです。

その理由は別の機会に詳しく説明しますが、このようなウェッジを選択すると、自分のイメージよりも飛びすぎることなく、ダフリにも強いヘッドの抜けのよさで、距離感のコントロールがとても楽になります。

特にアマチュアゴルファーには、このようなウェッジがとても適していることが分かりました。

しかし残念なことに、ゴルフ業界が「 これは初心者、中級車向けで簡単だ… 」と推奨するウェッジは、なぜか逆に扱いが難しいクラブばかりで、その事実が、皆さんのゴルフを難しくしている要因の1つでもあります。

 

以上の3本を使った具体的なイメージを説明すると…

フェアウェイから23°のユーティリティ、ラフからは27°のユーティリティでグリーンを狙って、残念ながらたとえパーオンができなくても、そこからアプローチウェッジで確実に1回でグリーンに乗せ続ける、こんな感じです。

この方法に徹すれば、自然に100切りの結果が後からついてくるどころか、90切りまでも狙えるようになります。

 

その4 ショートホールを攻略する

ショートホールについては、【 ショートホール攻略 】で説明しています。

そこにつけ加えるならば、事前の準備の重要性です。

皆さんのラウンドの予定が決まれば、当然どのコースなのかは前もって分かりますね。

何回も行ったコースだったり、初めてコースの場合もありますが、コースに行く前にショットホールの情報は手に入れることができます。

そこで、ラウンドが決まった後の練習では、ショートホール4ホールで想定されるクラブを各ホール2本くらい選び、そのホールの状況をよ~くイメージして練習を行いましょう。

この練習方法は効果絶大です。

もしうまいこと4ホールのうち3ホールもワンオンに成功すれば、もう100切りは目の前に近づいたも同然になります。

 

今回のまとめ

今回は、簡単に100を切れるようになる『 4つの鉄則 』を紹介しました。

ゴルフというスポーツほど、無駄とも言える多くの情報が溢れているスポーツはありません。

その多すぎる情報が、かえって皆さんのゴルフを難しくしています。

その人のレベルに応じた、最適な情報だけに絞ることができれば、間違いなくゴルフはもっと簡単になります。

本当に有益な情報だけを選別して、早々に100の壁を突破し、次に待ち構える90の厚い壁に向かって進んで行って下さい。

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