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ドライバーショットが得意になる秘訣はこれだ!! 正しいスイングプレーンの作り方

time 2020/04/27

ドライバーショットが得意になる秘訣はこれだ!! 正しいスイングプレーンの作り方

今回は【 こちら 】の補足説明として、正しい軌道でイン側からクラブヘッドを入れる秘訣を紹介します。

ドライバーショットで正しいスイングプレーンを身につければ、ボールの直前に小手先でクラブを操作する必要はなくなります。

スイング軌道全体の動きの中で正しいインパクトを作っていきましょう。

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スイングプレーンとはクラブヘッドの通り道

もしかして…「 スイングプレーンとは、手元 ( グリップ位置 ) が動く軌道 」だと勘違いしている人が多いのではないでしょうか?

ここで再確認しておきましょう。

「 スイングプレーンとは、クラブヘッドが動く軌道 」なのです。

それなのに一般的なレッスンでは、スイングプレーンという言葉はよく出てきているのに、伝えられる中身は身体と手元の細かな動き方ばかりで、肝心のクラブヘッドの軌道については、漠然としたイメージでしか説明されていません。

つまり、我々が本当に知りたいことを誰も正しく教えてくれないのです。

だからゴルフは難しい。

それならば考え方を変えて、ゴルフをスポーツの観点から考え直してみると、「 実は身体の細かな動き方はさほど重要ではなく、クラブヘッドさえ正しく動くならばOKだ 」ということが見えてきました。

そこで今回は、クラブヘッドを正しく動かすための秘訣を紹介するので、自分の身体の特徴やクセと相談しながら、その動きをどうすればできるようになるのか、各自で考えてみて下さい。

 

遠くに正確に飛ばすためのスイングプレーンとは!?

世界のトップクラスの選手たちのスイングを観察すると、飛んで曲がらないドライバーショットを打てる選手の中でも、特にクラブヘッドの動きが素晴らしい選手が何人かいますが、その代表例としてローリー・マキロイ選手と渋野日向子選手を挙げたいと思います。

彼らは【 こちら 】で説明したように、「 イン側の低い所からボールにアタック 」できているので、インパクトゾーンがとても長くなり、ローリー・マキロイ選手のような凄いヘッドスピードでも、曲がらずに素晴らしい飛距離を実現しています。

そこですぐに、「 世界のトップクラスのようなスイングなんて、とても無理だ… 」と諦めないでくださいね。

誰もが彼らのようなスイングプレーンが可能になる秘訣があります。

是非その秘訣を身につけて、皆さんもドライバーショットを極めて下さい。

その秘訣は写真で説明しますが、重要なポイントが、『 ダウンスイング途中のクラブヘッドの通り道 』です。

下の写真は僕の奥さんのダウンスイング途中の写真ですが、クラブヘッドの位置に注目して下さい。

写真のようにスイングを後方から見て、「 シャフトが水平になる時に、クラブヘッドがお尻よりも後ろ側 」に位置していることが、ドライバーショットを極める秘訣になります。

ダウンスイングでクラブヘッドをこの位置に通せるならば、次の写真のように、「 イン側の低い位置からボールにアタック 」することができます。

フェース面もボールにしっかりと向いているので、長いインパクトゾーンが可能になるのです。

ローリー・マキロイ選手や渋野日向子選手は、まさにこのようなルートでクラブヘッドが動いていて、「 イン側からややアッパー軌道でボールをとらえて 」います。

僕の奥さんの場合は、独自に効率のよいスイングを目指して試行錯誤していた中でたどり着いたスイングが、気づけばローリー・マキロイ選手や渋野日向子選手らと同じスイング軌道だったのです。

もちろんスイングの完成度ははるかに低いのですが、目指していたポイントは同じだったということです。

そして何度も念を押しますが、このクラブヘッドの動き方、つまりスイングプレーンを作るためには、身体の細かな動き方はそれほど重要ではありません。

各自の身体の特徴やクセによって、見た目のスイングは大きく違っていたとしても、クラブヘッドが正しく動いていればOKなのです。

注意すべき点は、身体が左に流れないように、ヘッドの軌道が小さくならないように、といった少ないポイントだけで大丈夫なので、とにかく「 シャフトが水平になる時に、クラブヘッドがお尻よりも後ろ側 」を通過するように、自分なりに工夫してみて下さい。

このスイングプレーンができるようになれば、スイング軌道全体の中でクラブヘッドが正しく動くようになるので、小手先の操作は不要になり、飛躍的にスイングに対する考え方がシンプルになるでしょう。

そして必ず今まで以上にボールが真っすぐ遠くに飛んでいくはず。

 

一般的なスイングプレーンだと、小手先の調整が必要!

次は一般的なスイングプレーンの例として、ベストスコア85の僕の友人のスイング写真を見て下さい。

ダウンスイング途中で、シャフトが水平になる時のクラブヘッドの位置が、お尻よりも後ろどころか、身体よりもかなり前側になっていることが分かりますね。

次はインパクトの手前の写真ですが、クラブヘッドはまだボールよりもかなり上方にあり、フェース面は開いていて、全くボールの方向に向いていません。

インパクト直前なのに、この時点でまだフェース面がボールを向いていないということは、ここから凄い操作を行わないと、ちゃんとボールには当たりませんね。

次の写真のように、友人はその凄い操作を行って、なんとかボールに合わせましたが、このパターンでは左方向に低くボールが飛び出すスライスボールになります。

このような凄い操作をしていることを友人は全く自覚しておらず、ただ必死にボールに合わせようとしているだけなのです。

皆さんも自分のスイングを確認して下さい。

実はほとんどの人が、この友人のような位置をクラブヘッドが通過しているはずです。

だからミスが多くなるし、結果的にうまくボールに合わせて真っすぐに飛ばせたとしても、本当に自分が持っているはずの「 飛ばす能力 」は発揮できていないのです。

 

ちなみにプロゴルファーの中にも、身体の横か、少し前側を通過している選手が多数います。

たとえプロゴルファーであっても、「 シャフトが水平になる時に、クラブヘッドが身体よりも前側を通ってしまう 」と、そこからボールに向かうまでの角度と距離に無理が生じてしまうので、フェース面を戻しながらイン側からクラブヘッドを入れるためには、かなり小手先の操作が必要になります。

「 フェースローテーションが必要だ 」と唱えているプロゴルファーは、高い確率でこのパターンに当てはまります。

フェースローテーションを積極的に行わないと、正しいインパクトに間に合わないからですね。

しかしそのようにボールの直前で悪戦苦闘をするよりも、もっと手前の段階でよい位置を通過させてボールに向かうほうが簡単なのは明らかです。

参考までに…プロゴルファーの中で、持ち球がフェードの人や、ドライバーショットをダウンブローで打つ人は、必ず身体よりも前側を通過しています。

身体よりも前側しか通せないから持ち球がフェードになっているのか、それともフェードを打ちたいから身体よりも前側を通しているのかは、その人によって違うと思いますが…。

 

今回のまとめ

実は今回説明した「 シャフトが水平になる時に、クラブヘッドがお尻よりも後ろ側を通る 」というスイングプレーンのチェックポイントに気がついたのは、このシーズンオフのつい最近のことでした。

ドライバーショットがとてもうまいローリー・マキロイ選手たちのスイングをチェックしていたところ、そのような選手は皆「 シャフトが水平になる時に、クラブヘッドがお尻よりも後ろ側を通っている 」ことに気づきました。

「 なるほど、ダウンスイングでクラブヘッドがここを通ればその後のコントロールが楽になるな… 」

ならば、僕の奥さんはどこを通っているのか?とスロー動画を確認してみると、なんと何年も前からすでにその位置を通過していたのです。

もちろんローリー・マキロイ選手らとはスイングのレベルが違いすぎますが、一応やるべきことはしっかりとできていたことになります。

そしてミスが出る時は、必ずクラブヘッドの通過位置がもっと前側になっていることも分かりました。

そこで、今までは無意識の中でそのチェックポイントを通過していたものを、今後は必ず通過させるように意識付けをすることにしました。

その成果が【 こちら 】で紹介したように、ラウンドでしっかりと発揮されたのです。

今回紹介した秘訣、是非トライしてみて下さい。

うまく狙い通りの位置を通せるようになれば、ドライバーショットがどんどん得意になっていくと思います。

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