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初心者から100切りを目指す人にお勧めしたいドライバーの選び方!! クセのないスペックを選ぶべし!                                                          

time 2024/02/01

初心者から100切りを目指す人にお勧めしたいドライバーの選び方!! クセのないスペックを選ぶべし!                                                          

今回は、初心者から100切りを目指しているゴルファー、つまりゴルフ歴がまだ1年~3年くらいのゴルファーに向けて、ドライバー選びの考え方をアドバイスさせていただきます。

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100切りにはクセの無いスペックを選んだ方が早道

コロナ過以降のゴルフブームで始めた、20歳代から50歳代の、ゴルフ歴がまだ3年くらいのゴルファーはかなり多いと思いますが、今回はそのような人向けに、100切りが簡単になるようなドライバーの選び方をアドバイスさせていただきます。

いち早く100を切れるようになり、その後も変なクセがつかずに順調に上達できるようになるためには、どのようなドライバーを選べばよいのか、その点をじっくりと説明します。

 

上達の基礎を作りやすいドライバーの選び方

世の中にはゴルフクラブに関する情報が溢れていますが、ゴルフ歴が浅い100切りを目指す人に向けたドライバー選びの説明はとても少ないと思います。

男性ならおそらくヘッドスピード38m/s~45m/sの人が多く、そしてまだ発展途上のゴルファーにはどのようなドライバーが適しているのか、それが分かれば必ず上達の早道になるはずです。

ここからはポイント別に説明します。

1⃣ 最新ドライバーの必要はなく、逆に避けた方が良い

ここ2年~3年の最新ドライバーは、各メーカーが高初速化をとても重要視しているために、インパクトの球離れが早すぎて、プロレベルのゴルファー以外にはコントロールがとても難しいものになっています。

そしていくら高初速化しても実際に得られる飛距離性能は、各メーカー別で見ても、5年で5ヤード伸びているかどうかのレベルです。

クラブヘッドの構造が硬いものが多く、インパクトでボールが左右に滑りやすいので、慣性モーメントが大きくなっていても実際のコースでは曲がってしまいます。

そのような問題点にようやく気づいたのか、そろそろ各メーカーも2024年モデル辺りから硬すぎる構造から脱皮する傾向になってきましたが、最新モデルはまだまだ高価であり、そしてまだ確かな実績がありません。

そこで狙いたいのが3年~5年前のモデルなのです。

この辺りの年式のモデルの中には、構造が硬すぎない物もあるので、その中からAランクやBランクの中古品を狙ってみるのが得策ではないでしょうか。

この年式のAランク、Bランクなら新品か新品同様に程度がよいのに、かなり安価なので、浮いた分の予算でシャフトをもう1本買い足すか、他のクラブを購入することも可能になります。

 

2⃣ クセのないスペックを選ぶ

現在のゴルフ市場にはいろんな特徴のドライバーがあり、スライサー向けやフッカー向けに尖った特性になっている物もあります。

そして本当はごく一部の人向けの、とても軽いドライバーも用意されています。

そこで問題になるのは、まだ発展途上の皆さんがどのようなスペックを選ぶべきなのかということです。

あまりにフックフェースで重心距離が短すぎたり、そしてあまりにもオープンフェースで重心距離が長すぎたり、という具合の特徴的なスペックだと、まだ発展途上の皆さんには変なクセがついてしまう可能性が高く、その後の上達の妨げになるはず。

そこで【 今年も最新版「重心ハンドブック」が登場!! 】で紹介している「 重心ハンドブック 」を参考に、皆さんに適しているはずのスペックを考えると、シャフト長さ45インチ~45.5インチ、ヘッド体積440cc~460cc、ヘッド重量が190g~200g、慣性モーメントが5000g・m²以下、リアルロフト角10°~12°、フェイス角0°~-2°、重心距離35mm~40mm、という具合になると思います。

● シャフト長さは、本当なら短尺の方が100切りは簡単になりますが、自作しないとよい短尺ドライバーは見つけづらいので、ここは無難に45インチ~45.5インチの長さを選びましょう。

● ヘッド体積は、本来ならもう少し小型をお勧めしたいのですが、まだゴルフ歴が浅いことを考えると440cc~460ccが無難だと思います。

● ヘッド重量は、一般的なシャフト長45インチ~45.5インチならば、190g~200gが適度なヘッドバランスになります。

● 慣性モーメントは、大きすぎると逆にコントロールが難しくなり、そして変なクセがつく可能性が高いので、5000g・cm²以上はかなりの上級者か室内の打席の時しか恩恵は受けられないと思います。

● リアルロフト角は、最近はロースピン系のクラブヘッドとシャフトが多いので、ヘッドスピードが45m/s以上ないとコースではボールがドロップしやすく、計測器のような飛距離は得られない可能性が高いので、安定して飛ばすためにはリアルロフト角は10°~12°が必要だと思います。

● フェイス角は、最初にクローズドフェースに慣れてしまうと、適度なフェースターンの習得が疎かになってしまい、逆にオープンフェースすぎると、引っ掛けるようなスイングのクセがついてしまいまうので、順調に上達の道を進むためには、フェイス角はスクエアの0°から少しオープンの-2°辺りまでを目安にした方がよいと思います。

● 重心距離は、440cc~460ccの大型ヘッドの重心距離が35mm以下では、フェース面が返りすぎる可能性があり、そして重心距離40mm以上になるとフェース面は開きやすくなるので、重心距離は35mm~40mmが無難だと思います。

 

ただし、このスペックはあくまでもゴルフ歴1年~3年で100切りを目指す人向けの推奨値であり、ゴルフ歴が長い人は逆に自分のスイングのクセに合わせて、特徴的なスペックを選ぶ方がよい場合もあるでしょう。

 

3⃣ お勧めしたいドライバーリスト

最後にお勧めしたいドライバーのリストを紹介します。

このリストのドライバーには一貫した特徴があります。

その特徴は、かなり売れていたドライバーで、女子プロが実際に使用した実績と成績がよく、そして練習場で多くのゴルファーが打っているボールの性質がよい、という条件から候補を絞ってみました。

売れた実績が少ないドライバーだと程度のよいAランク、Bランクの中古品を見つけづらくなります。

クセのないドライバーを使用した選手は、当然その年度の成績は安定しています。

契約プロは最初は新製品を使用しますが、気づかないうちにお気に入りだった旧モデルに戻っている場合がかなり多くあります。

そしてどんなにプロや専門家の評判がよくても、実際に使用しているアマチュアゴルファーが性能を発揮できないモデルはかなり多いことも現実。

このようなフィルターを通して選択したドライバーならば、皆さんもそのドライバーを信頼して、スイングのレベルアップに専念できるのではないでしょうか。

それではそのリストを紹介します。

① キャロウェイ エピック フラッシュ (2019) 10.5°

このモデルはいまだに使用しているプロも多く、品数も豊富です。

 

② キャロウェイ エピックスピード (2021) 10.5°

このモデルも最新モデルからの出戻りが多く、程度のよい商品が多くあります。

 

③ テーラーメイド シム2 & シム2 マックス (2021) 10.5°

このモデルは発売当時のプロの実績はあまり目立たなかったのですが、その後長く使用している選手が多く、練習場で安定して飛ばしている人のクラブをチェックすると、このモデルが多いことが分かります。

 

④ ピン G410 SFT (2019) 9°&10.5°

ピンのドライバーは、硬い構造でフェース面が滑りやすく、重心距離も長いので、今回の対象者にはあまりお勧めしませんが、一般的にはとても人気が高いので、あえてお勧めするとしたらこのモデルで、多くの選手がいまだに使用しています。

その中でも捕まりのよいSFTがよいと思いますが、リアルロフトが大きめなので、9°でも10.5°でも大丈夫だと思います。

 

⑤ ダンロップ スリクソン Z585 & Z785 (2019) 10.5°

このモデル販売当時のダンロップ契約プロは全体的に調子がよく、飛距離性能も目立っていました。

 

ダンロップ ゼクシオ eks (2020) 9.5°

安定性能のゼクシオですが、レギュラーモデルはフックフェースなので、フェース角がスクエアなeksをお勧めします。

9.5°モデルでもリアルロフト角は11°なので、10.5°モデルだと高弾道すぎるかもしれません。

 

ブリヂストン ツアーB JGR (2019) 9.5°&10.5°

今回紹介した中では、最もやさしいモデルかもしれません。

リアルロフトは大きめなので、9.5°でも10.5°でも大丈夫です。

 

以上がお勧めのドライバーリストですが、注意して欲しい点が装着シャフトです。

純正シャフトは軽くて柔らかい物が多いので、自分に合うのかどうか慎重に見極めましょう。

お勧めのシャフトスペックは、標準シャフトとカスタムシャフトのどちらも、重量が55g~65g、トルク3.5~5.0、中元~中調子、この範囲なら失敗は少ないと思います。

 

今回のまとめ

今回は、100切りを目指す、ゴルフ歴の浅い人向けのドライバー選びをアドバイスさせていただきました。

重視した点は、使用している人がドライバーの性能を疑わないことです。

なかなか上達できない時には、自分のスイングの問題なのか、それともドライバーの問題なのかと疑心暗鬼になる時がありますが、それは大きな回り道になってしまいます。

その点で、実績のあるクセの少ないドライバーならば、スイングの改善に専念しやすくなり、順調に上達の道を進むことができると思います。

その後にゴルフ歴が長くなり、スイングのレベルが上がってくれば、地クラブや短尺ドライバー等、もっと自分に合うドライバーの選択も可能になりますが、まずは余計な回り道をせずに、早期の100切りを目指しましょう。

本来ならば、クラブ選びには自分で試打することをお勧めしますが、ゴルフ歴が浅い人は試打を躊躇してしまうと思うので、その点も考慮してリストアップしてみました。

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