今週はPGAツアー、ZOZOチャンピオンシップが行われています。
たっぷりとテレビ放送の時間が用意されているので、現在世界の主流になっている「 シンプルなゴルフ 」の本質を、皆さんも自分の目でしっかりと確認してみませんか!?
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自分の眼力と感性を磨けば、ゴルフはもっと簡単になる!
現在ZOZOチャンピオンシップでは、連覇を狙う松山英樹選手や、東京オリンピック金メダリストのザンダー・シャウフェレ選手などが熱戦を繰り広げています。
そこで注目して欲しいのは、彼らのシンプルなスイングと打ち方です。
現在日本のゴルフ界の常識とは明らかに違い、どのショットを見てもシンプルに簡単そうに打っていて、それがダイレクトに好スコアに繋がっています。
そこで今回は、ZOZOチャンピオンシップで見落としてはいけないポイントを紹介しますので、自分の目で確認して、早速今後のプレーに取り入れて欲しいと思います。
日本とは大きく違う、簡単なゴルフがそこにある!
世界のトップクラスのプレーを見ていると、あまりの素晴らしさに、まるでゴルフが簡単なスポーツに思えるかもしれません。
しかしそれは案外間違いではなく、実際にも彼らはゴルフを簡単にする術を知っていると思います。
せっかくのこの機会を利用して、皆さんももっと簡単なゴルフの本質を探ってみましょう。
■ 日本の常識とは違う点を見つけましょう
細かく見ればキリがないくらいですが、すぐに分かるであろう点を紹介します。
● グリップの握り方
まずは松山英樹選手やザンダー・シャウフェレ選手のグリップの握り方に注目してみましょう。
このブログで推奨している「 勝みなみ式テンフィンガー 」ではないのが残念ですが、大事な点はグリップの向きと握る時の力感です。
テレビでもアドレスに入るシーンがよく映りますが、それは自然なスクエアグリップであり、しっかりとグリッププレッシャーをかけながら握っています。
けして不自然なフックグリップではなく、そしてクラブが飛んで行きそうな「 ゆるゆるグリップ 」ではありません。
● その場で回る
各選手ともに、日本人選手よりも下半身の動きが少なく、その場で「 クルッ 」と回るようにスイングしています。
けしてバックスイングで右、ダウンスイングで左、というような大きな動きではありません。
ただし彼らのスイングパワーがあまりに凄いので、フィニッシュでは身体が少しだけ左へ移動しています。
● フォローで加速しない
アイアンショットでは、日本人選手が懸命にフォローで加速するように振り抜いているのとは対照的に、彼らはダウンスイングへの切り返しでパワーをマックスにするようなイメージで、あとはクラブの重さと落下エネルギーをうまく使って、パワフルなインパクトを実現しています。
● シンプルなアプローチショット
ほぼスクエアにアドレスして、フェース面の開きが少なく、ハンドファーストの度合いも少なく、バックスイングとフォローの大きさが同じになるようなシンプルなアプローチショットです。
つまり、【 やっと日本でも簡単なアプローチの打ち方が広まるのか…!? 】でも紹介しているような打ち方を多用しています。
ヘッドを加速させて、無理にスピンをかけるような様子は一切ありません。
残念ながら日本の男子選手には、いまだにこのようなアプローチショットは広まっていませんが、実は日本の女子選手には少しずつ見られるようになってきました。
● バンカーショットが違う
このブログでは開設当初から、バンカーショットではフェース面を開く必要がなく、スタンスはスクエアがよいと説明してきましたが、彼らはまさにその通りに打っていて、見事なコントロールを見せています。
スクエアスタンスから、フェース面を少しだけ開き、ボールの前後の砂を薄く飛ばすようにコントロールしています。
ちょうどタイミングよく、「 月間ゴルフダイジェスト11月号 」でも、松山英樹選手のコーチである目澤秀憲コーチが「 世界のバンカーショットの主流 」として、この打ち方を紹介していました。
● 自分の角度を作っている
【 左下がりのアプローチの極意は「自分の角度」を作ること!! 】でアプローチショットの一歩進んだ考え方を説明していますが、今回彼らをよく観察すると、全てのショットで「 自分の角度 」を作ってピンを攻めているように感じます。
いろんなライを見極めて、スタンスとスイング軌道をどのように作れば、ボールにしっかりとコンタクトできるのか!?
その点を細かに調整しているように感じます。
日本のゴルフのように、これはスクエアだ、これはオープンだ、というように決めつけるのではなく、その場での自分のフィーリングを信じてアジャストしているのではないでしょうか。
今回のまとめ
現在開催中のZOZOチャンピオンシップでの注目ポイントを紹介しました。
今まで専門家から伝えられていた内容とは違うものばかりに見えました。
皆さんも「 世界のトップ選手と日本人選手で何が違うのか? 」を見つけてみましょう。
そして忘れてはいけないのが、今回の大会は日本のコースで行われていて、もちろん日本の芝なのです。
つまり芝質の違い、砂質の違いは日本人選手の言い訳にはなりません。
前述のように、ようやく専門家からバンカーショットの最新情報が紹介されましたが、その内容はすでに10年も前からNHKのBS放送の映像でも確認できていたものです。
つまり固定観念に縛られずに、そして自分の目と感性を信じれば、もっと違うゴルフが見えてくるはずなのです。
正しいスイング理論やクラブの進化によって、間違いなくゴルフはもっと簡単なスポーツになっているので、いち早くその真実を知って、どんどんスコアアップを目指していきましょう。