今回は最新シャフトのインプレッションをお届けします。
そのシャフトとは、グラファイトデザインから9月に発売されたばかりのツアーAD GCです。
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話題の最新シャフトは、評判よりも素直な特性だったが…!?
最近グラファイトデザインから発売されたばかりのツアーAD GCが注目を集めています。
いろんなゴルファーにも適合する素直な特性として定評のあったツアーAD PTの後継モデルとして位置づけされたシャフト。
おそらく多くの人が今後愛用するかもしれないツアーAD GCのインプレッションをお届けします。
ツアーAD GCは本当にPTの後継なのか、そして打ちやすいのか!?
専門家からの事前情報としては、「 打ってみるとツアーAD PTの後継だということがすぐに分かる 」という人がとても多く、そして「 ツアーAD PTよりも少しピンピンしている、少し硬い特性 」だとも言われていました。
「 ピンピンする、少し硬く感じる 」という理由は、「 大型ヘッドに対応するためにシャフト先端の剛性を上げる 」という、最近の各シャフトのトレンドに従っているからで、インパクトでボールに当たり負けしない代わりに、どのシャフトもしなやかさが欠ける傾向になっているからです。
はたしてこのツアーAD GCもそんなシャフトなのか?
今回試打したのは、ツアーAD GC-5のSフレックス45.5インチにリョーマゴルフのMAXIMA Ⅲ タイプDが装着されたモデルと、ツアーAD GC-6のSフレックス45.5インチにフソウドリーム KS2が装着されたモデルです。
なるべく正確に比較するために、【 理想のドライバーが遂に完成しました!! 】で紹介した、イーゾーン GT 425にツアーAD PT-6のSRフレックス44.375インチを装着した我が家のドライバーも用意しました。
● 試打インプレッション
試打担当は、いつものように僕の奥さんです。
まずはツアーAD GC-5のSフレックス45.5インチ + リョーマゴルフ MAXIMA Ⅲ タイプD、ロフト角10.5°です。
フェード気味やドロー気味に打つことは比較的容易なのですが、シャフトの硬さはかなり柔らかいというのが第一印象。
200g弱のヘッド重量と45.5インチという長尺の組み合わせなので、当然ですがシャフトは動く傾向になるので、柔らかく感じます。
シャフトの動き自体は素直で、前評判のような硬い印象は全くないので、45.5インチの場合はXフレックスの方がもっと打ちやすくなると思いました。
たとえば44.5インチくらいの短いシャフト長さならば、Sフレックスでも適度な硬さに感じるかもしれませんが、その代わりにヘッドバランスはC5くらいになるので、その場合はもう少しシャフト重量を重くしたくなると思います。
次にツアーAD GC-6のSフレックス45.5インチ + フソウドリーム KS2のロフト角10.5°です。
こちらもフェード気味、ドロー気味に打つことは容易ですが、やはり前評判ほどの硬さは感じません。
我が家のイーゾーン GT 425 + ツアーAD PT-6のSRと比較しても、ツアーAD GC-6のSフレックスの方が柔らかく感じます。
やはりこちらも約1インチもシャフト長さが違うので、そのように感じるのでしょう。
多少はピンピン感はありますが、45.5インチくらいのシャフトの長さで使用するなら、そこまで悪いフィーリングではないので、長尺向きとも言えます。
飛距離性能としては、我が家のツアーAD PT-6 SRの短尺ドライバーと同程度です。
ただしヘッド性能が違うので、その点の判断は難しいところですが、シャフトの飛距離性能自体は悪くはないと思います。
今回のまとめ
多くの専門家の評価としては、「 硬いから通常よりもワンフレックス柔らかくした方がよい 」とされていますが、実際に打ってみるとそこまで硬いという印象はありません。
組み合わせるクラブヘッドの重量とシャフト長さの設定次第で印象は変わるので、あまり先入観を持たない方がよいと思いました。
肝心のツアーAD PTの後継モデルなのかという件ですが、僕の奥さんの評価としては「 そこまでは似ていないし、PTの方が打ちやすく感じる 」そうで、残念ながら「 ゲームチェンジャー 」と言えるほどのインパクトは感じないとのこと。
ただ同じヘッドで打ち比べていないので、その点は考慮する必要があると思います。
そして、同じような特性に位置づけされているIZやTPよりも確実に打ちやすいそうなので、その点も参考にしてもらい、まずは一度試打してみてはいかがでしょうか。