【 自分にピッタリの短尺ドライバーを作ってみましょう! その推奨スペックを公開!! 】で、短尺ドライバーを自分で制作する場合の推奨スペックを紹介しています。
そのデータに基づき、僕の奥さん用の理想の短尺ドライバーが完成したので、そのスペックとインプレッションを公開します。
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理想の組み合わせの短尺ドライバーが完成
これまでに【 短尺ドライバーをコースで実際に試してみました! その1 スリクソン Z925 】から【 その2 】【 その3 】と、シャフトの長さとヘッドの大きさのパターンを変えて、練習場とコースでテストを重ねてきました。
その集大成と言えるドライバーがようやく完成しました。
短尺ドライバー完成スペック
★ ヘッド : スリクソン Z925●
ヘッド体積 : 380cc
● ヘッド重量 : 202g
● ロフト角 : 9.5° ( リアルロフト10.4° )
● ライ角 : +2.0° ( 62° )
★ シャフト : スピーダー 569 エボリューション ( Ⅰ )
● シャフトの長さ : 44インチ
● フレックス : SR
● シャフト重量 : 57g
● トルク : 4.4
『 ヘッド説明 』
いろんな大きさのヘッド体積をテストした結果、小さいほうが空気抵抗も少なく、芯に当たりやすい印象です。
小型ヘッドは飛距離性能も高く、ロースピンのボールも打ちやすい。
打感も良好だったので、380ccのZ925に決定。
調整機能付きなので、短尺化に合わせてライ角を2°アップライトにしています。
このヘッドは、ミヤザキ ケーナブルーのシャフト付きを中古品で購入。
非常に程度のよい綺麗なクラブでした。
『 シャフト説明 』
標準の長さのシャフトを自分でカットして、短尺化することを想定すると、クラブヘッドの戻りが速いほうがよいと思い、その目的に合いそうなシャフトを探しました。
新品、中古品を問わず、イメージに合いそうなシャフトが装着されているクラブの試打を重ねた結果、スピーダー 569 エボリューションのⅠ~Ⅳのいずれかがよさそうで、フレックスはSRに絞られました。
ただし試打したシャフトは、全て45インチ以上の長さだったので、実際にⅠ~Ⅳのどれが本当に合うのかまでは判定出来ませんでした。
そこで無難に、最も価格の安いⅠの中古品を購入。
その結果にはほぼ満足ですが、機会があればⅡ~Ⅳも試してみたいところです。
スリクソン用のスリーブを別に購入し、友人が無料でシャフトを組み付けてくれたので、リーズナブルな料金で、理想的な短尺ドライバーが完成しました。
インプレッション
ほぼイメージ通りの短尺ドライバーに仕上がりました。
見た目の印象は、このクラブ単体で見るなら、44インチなので380ccでもそれほど小さくは感じません。
しかし一般的な460ccの長尺クラブと並べると、まるで大人と子供のような大きさの差を感じます。
ヘッドバランスが多少軽く感じられるので、鉛を適所に合計で1.5gほど貼っています。
ヘッドに装備されているウェイトの調整機能は、変化量が大きすぎるので、変更していません。
コースで使用した結果は非常に良好。
飛距離はそれまでのエースドライバーと同等以上。
フェアウェイキープ率は確実に向上。
ボールの質もロースピンなので、ランも期待出来ます。
今のところマイナスポイントは見当たらないので、エースドライバーの座は、このZ925 スピーダー 569 エボリューション ( Ⅰ ) 44インチ仕様に変わりました。
※ 追記
その後短尺ドライバーに慣れてきて、スイングも改善した結果、短尺ドライバー用のシャフトとしては、もう少しハードスペックに、例えば569のSのほうがもっと振りやすくなると予想しています。
まとめ
クラブ性能が進化して易しくなったと言われているにもかかわらず、最近ドライバーを苦手にしている人が目立っています。
データ上では飛距離性能も向上しているはずですが、本当にコースで以前よりも飛んでいるでしょうか?
もし皆さんが、大型ヘッドと長尺シャフトの組み合わせに疑問を持っているなら、一度試してみることをお勧めします。
また小型ヘッドの短尺ドライバーは、その性能のよさだけでなく、ラウンド中に他の番手のクラブに打ち変える時の「スイングの流れ」が確実によくなります。
その点でもスコアの安定化に貢献してくれるはず。
何本かテストした結果、短尺ドライバーにはメリットだけしか感じない、というのが現在の感想です。
アマチュアゴルファーの注目度が高まっている短尺ドライバー。
メーカーからの市販化はまだまだ先になりそうなので、先ずは中古クラブのシャフトカットや、中古シャフトを購入して、自分にピッタリの短尺ドライバーの制作に挑戦してみてはいかがでしょうか?
うまく仕上げて、予想以上の振りやすさ、飛距離性能を体感して下さい。