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弊害だらけの『ゆるゆるグリップ』 まだその理論を信じますか?

time 2018/11/10

弊害だらけの『ゆるゆるグリップ』 まだその理論を信じますか?

日本のゴルフ理論では、グリップの握り方の力加減は「 ゆるゆる 」がよいと言われています。

はたしてそれが正解なのでしょうか?

このブログでは【『 ゆるゆるグリップ 』の落とし穴 】で、やんわりとその理論に対する警笛を鳴らしたつもりですが、今回はもう一歩踏み込んで、『 ゆるゆるグリップ 』の弊害について具体例を示し、その考えを改めてもらえるように説明したいと思います。

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弊害だらけの『 ゆるゆるグリップ 』を続けるべきなのか!?

現在の日本のゴルフ界では、「 そこまで強調する必要があるのか!? 」と思えるほどに『 ゆるゆるグリップ 』の必要性をプロゴルファーとプロコーチの皆さんが論じています。

プロゴルファーの中には、何球打っても手にマメができないほどに「 ゆるゆる 」に握っているとか、自分の握力の弱さを逆に自慢しながら、『 ゆるゆるグリップ 』の有効性と必要性を述べている人もいます。

その人たちが日本のゴルフ界ではトップクラスなだけに、皆さんが信じてしまうのは仕方ないのかもしれませんが、アマチュアゴルファーが本当に上達を目指したいのなら、『 ゆるゆるグリップ 』の考え方はあまり鵜のみにしないほうがよいと思います。

 

『 ゆるゆるグリップ 』が弊害になっている実例

今回は約10年振りにラウンドに同行した友人の例です。

その友人はゴルフ歴30年ほどのベテランゴルファーで、ベストスコアは76の腕前。

ゴルフを始めた当初からフック系の球筋で飛ばし屋の定評を持っていた彼は、年齢とともに飛距離は落ちてきたのに、フックの度合いは逆に強くなってきているそうです。

今回同行したラウンドでも、スタートホールから大きなフックが出てしまい、薄い感じの当たりで飛距離も220ヤード程度しか飛びません。

その後のホールでも同じような当たりが続いていました。

以前の彼は、ハイドローと言えるような強い球筋で250ヤード以上をコンスタントに飛ばしていたので、まるで別人のような印象。

常にフェース面のトゥ側に当たっていることは本人も自覚していましたが、もっと本人に具体的な原因が分かるように、スマホのスロー動画でスイングを撮影して本人に確認してもらいました。

そこでハッキリと分かったことは、トゥ側に当たっていることによって、下の写真のようにフェース面が悪い動きをしていたことです。

フッカーの特徴通りに、インパクト直前ではフェース面がやや開き気味になっていて、ボールはトゥ側でインパクトを迎えています。

問題はその後の動きで、ボールがフェース面のトゥ側に当たった時に当たり負けの状態が起きていて、インパクト直後に写真のようにフェース面が大きく上を向きながら開いていました。

この状態の後にフェース面が急激にイン側にターンしてしまうので、フェース面が開いて ➔ 閉じる、という動きが大きくなり、薄い当たりで強めのフックになっていました。

ヘッドスピードが45m/sほどのその友人が、それほどに当たり負けしているということは、もしやグリップは「 ゆるゆる 」なのでは?…と思い確認したところ、案の定ゴルフを始めた当初から『 ゆるゆるグリップ 』だったそうです。

そこで、「 もっとしっかりと握ってみて欲しい 」と提案したところ、「 両手をしっかりと握るのは違和感がありすぎるから、左手だけしっかりと握ってみる 」ということだったので、それで打ってもらいました。

その効果は明らかでした。

やはり同じようにトゥ側に当たっているのですが、フェース面が当たり負けする動きは半減し、インパクト音がはっきりと変わるほどに、強い当たりのドロー系のボールに変化しました。

まだまだ完璧ではありませんが、その理論は理解できたそうなので、その日のラウンドはそのまま「左手だけしっかりと握り」ラウンドを続けて、その後の練習でベストな握り方を目指すことになりました。

 

『 ゆるゆるグリップ 』の結論

『 ゆるゆるグリップ 』の落とし穴 】で詳しく説明していますが、ゴルフに限らずどんなスポーツでも、絶妙な力加減のコントロールは、上達とともに身につけていく方法が効果的なのです。

上級者になるほどに、自然に無駄な力が抜けて行く、という考え方です。

それなのに、初心者を含めたまだ上級者に達していない人に対して、『 ゆるゆるグリップ 』を強く推奨しているゴルフ界の指導方法には疑問しかありません。

今回紹介した友人のように、上級者と言えるレベルの人でも、効果よりも弊害が勝っていることが現実なのです。

スコアアップを目指すゴルファーに贈る最善のアドバイス! 】で説明したように、『 ゆるゆるグリップ 』によって、必要以上にトゥダウンしてしまう現象も起きています。

弊害が起きないような正しい『 ゆるゆるグリップ 』の力加減と握り方のコツをつかむことはそんなに簡単ではありません。

そして、わざわざ『 ゆるゆるグリップ 』にしなくても、何の問題もなくスコア70台は可能なのです。

弊害だらけの理論には振り回されずに、本人が一番「 しっくり 」くる握り方と力加減を見つけて、迷いなく上達への道を進んで欲しいと思います。

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