今回は夏のゴルフの注意点について説明します。
暑くなってくるとクラブに変化が起こることを理解して、気温の上昇とともにゴルフの調子も上げていきましょう!
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暑さ寒さでクラブが変化することに対応できれば、ゴルフはもっと簡単になる!
このブログでは【 鉛の貼り方 】で、気温の変化に対応する鉛の貼り方を説明してきました。
今回は、気温が一気に上がった時に起きた問題への対処法を説明します。
ゴルフクラブは温度変化で繊細に変化する物なので、その変化をしっかりと感じ取って対処していきましょう。
季節の変化で突然の調子が崩れても、慌てずに対処する方法を伝授します!
● スチールシャフト編
先日の練習で僕の奥さんに異変が起こりました。
50°のウェッジの練習を始めた途端に、シャンクが連発したのです。
他のクラブでは一切シャンクは出ていなかったし、特にスイングにも問題はありません。
そこで疑ったのか、当日の30℃の気温です。
最近はこちらの地方も気温が上がっていましたが、実はこの50°のウェッジを練習するのは久しぶりだったのです。
ここ3回くらいのラウンドでも、偶然にも使用する機会がなかったので、本当に久しぶりに打ったことになります。
そこでこの異変は、気温が上がったことによりシャフトのフィーリングが変化したためだと断定して、すみやかに鉛のテープで対処することにしました。
①
その状態がこの写真①の下側のクラブの⇧です。
このクラブは【 バンカーやグリーン周りから簡単に寄せられる魔法のウェッジを発見!! 】で紹介したウェッジです。
50°と56°を使用していますが、56°はほとんど変化を感じていなかったのに、50°は明らかな異変が起こりました。
そもそもこのシャフトは、ダイナミックゴールドのツアーイシュー X100という超ハードなシャフトなので、まさか僕の奥さんのスイングパワーで温度変化を感じるとは…、しかもカーボンシャフトよりも温度変化に強いはずなのに…、これは全くの想定外でした。
しかしそんな常識には縛られずに、写真①の下側のクラブの⇧ように2ヶ所に鉛のテープを巻いたところ、全くシャンクは出なくなり、打ちやすいクラブに戻ってくれたので、無駄にスイングで悩むことは避けられました。
そこで念のため56°も調整してみたところ、写真①の上側のクラブの⇩のように、1ヶ所の鉛のテープで調整したら、もっと打ちやすくなりました。
● カーボンシャフト編
今年の気温の上昇に対して、我が家のデータ通り、カーボンシャフトの方が先に変化を感じていました。
②
この写真②の上側のクラブは、バルドのコンペティツィオーネ568 の30°ユーティリティを、手持ちのタイトリスト ツアーAD T-60へとリシャフトしたクラブ。
下側のクラブは、【 遂に打ちやすいフェアウェイウッドを発見!! 】で紹介した、コブラ エアロジェット LSの5番ウッドで、シャフトは純正シャフトです。
どちらのクラブも気温20℃くらいまではとても打ちやすかったのに、25℃辺りから少し怪しくなっていたので、写真②のように、それぞれに鉛のテープで調整して、打ちやすさを取り戻しています。
しかし気温が30℃まで上がると、コブラ エアロジェット LSのシャフトは少し物足りなくなってきました。
③
そこで対処したのが写真③の状態です。
コブラ エアロジェット LSはスリーブ仕様なので、その利点を生かして、スリーブを新たに購入して別のシャフトを用意したのです。
そのシャフトは、ツアーAD RC F-75 Sというシャフトで、ツアーAD F-75 Sを少し軽く、少し柔らかくしたロイヤルコレクション専用シャフトです。
このシャフトは昨年秋に、フェアウェイウッドが苦手だった僕の奥さんの練習用として購入したロイヤルコレクション TRC フェアウェイウッドに装着されていたシャフトで、秋から春の気温では少し重くて硬いフィーリングだったのですが、夏用のシャフトに合いそうだと判断して装着しました。
その予想は的中して、気温30℃ではとてもよいフィーリングに仕上がってくれて、打ち方は全く変えていません。
ちなみに純正シャフトのツアーAD for コブラ 6 Sは、62gでトルクが4.2。
夏用に用意したシャフトは、ツアーAD RC F-75 Sで、74gでトルクが3.5。
少し重量差はありますが、トルクの差は気温変化に合わせるためには適量だと思います。
このシャフトなら、気温25℃~40℃近くでも大丈夫だと判断しています。
今回のまとめ
今回は気温の変化に対して、うまく対応する方法について説明しました。
気温の変化で必ず振り心地は変化するので、自分のゴルフに変調を感じたならば、まずはシャフトの変化を疑ってみましょう。
そのほうがスイングを崩すことなく、ゴルフ自体も楽しくなっていくと思います。
プロの場合は毎日練習しているので、気温の変化に対して、毎日のスイング感覚を合わせていくことは可能だと思います。
ところが週一ゴルファーの場合は、どうしても気温の変化に翻弄されてしまい、やがてスイング自体を崩すパターンが多くなってしまうのです。
今回の対処法を参考にしてもらい、皆さんも暑い夏をうまく乗り切って下さい。