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『90切り』の近道は六芸に秀でること!? 信頼できるクラブを作って壁を打ち破りましょう!

time 2019/11/19

『90切り』の近道は六芸に秀でること!? 信頼できるクラブを作って壁を打ち破りましょう!

多くのゴルファーにとって、その行く手を阻む『 90切り 』という壁があります。

なかなか打ち破ることのできない厚くて大きな壁ですが、ちょっと考え方を変えるだけで、意外にも簡単に突破できる方法があります。

今回は、その方法について説明します。

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簡単に90を切れる方法はこれだ!

スコアアップを目指しているゴルファーにとって、不思議なほどに『 90切り 』という壁が、その前に立ちはだかってきます。

調子がよければ90や91までは意外に簡単に到達できるのに、いざ90の壁を打ち破って80台突入を狙おうとすると、なかなかその壁を突破することができないものですね。

ところがその強大な壁を、あっさりと打ち破ってしまう人も、現実には多くいることは事実です。

しかも、それほど練習もしないのに突破してしまう人が…。

いったいその方法とは!?

 

90の壁を突破するには、2つの道がある!

90を切ることは、プレー自体が上達すれば間違いなく達成できますが、その方法には2つの道があると思います。

1つ目の道

ドライバーからパターまでの14本全てを、万遍なくレベルアップを目指す方法です。

これは多くのゴルファーが行っている一般的な方法と言ってもよいでしょう。

練習場で練習する時のクラブは、14本全て、または少なくても10本くらいはほとんどの人が練習していますね。

もちろん『 90切り 』だけでなく、その先のレベルである『 85切り 』、『 80切り 』を目指すためには、必ず14本の総力戦になるので、全てのクラブを万遍なくレベルアップする方法が正攻法であることは間違いありません。

しかし現実には、週に1回程度の練習量では、14本全てを使いこなせるようになるのは至難の業。

そんな理想ばかりを追い求めていると、気づけば3年、5年とどんどん月日が経っていくばかりで、スコアという成果にはなかなか結びつきません。

 

2つ目の道

ところが、目標を『 90切り 』だけに絞ると、その方法は大きく変わってきます。

なぜなら、『 90切り 』だけでよいならば、使うクラブは6本あれば十分だからです。

自分の飛距離とコースとのマッチングを考えて、使うクラブを限定して練習し、そしてコースでもそのクラブだけを使い続ければ、少ない練習量や少ないラウンドでも、そのクラブの習熟度が飛躍的に向上するので、不思議なくらいに簡単に『 90切り 』が達成できてしまうものなのです。

その使うクラブを具体的に説明すると、多くの人に当てはまるのが、① ドライバー② 23°のユーティリティ③ ラフ専用クラブ④ 8番アイアン⑤ アプローチウェッジ⑥ パター、という6本になると思います。

全てのクラブのレベルアップを目指して、日々頑張っているのに、いつまで経っても『 90切り 』を達成できない人は、ここで少し考え方と手法を変えて見るのも有効な手段だと思います。

「 まずはとにかく1回90を切りたい! 」と思うならば、今回説明する考え方と手法を参考にしてみませんか!?

 

使うクラブ6本に求める役割

それでは、その6本の役割を具体的に説明します。

① ドライバー

もちろん各ホールのティショットに使いますが、役割としては、「 とにかくOBを打たずに、200ヤードくらい飛んでくれればOK 」と考えましょう。

『 90切り 』のためには、250ヤードも飛ばす必要はなく、安定して200ヤード、少なくとも180ヤード以上確実に飛んでくれるなら、その役目は十分に果たしています。

そのように思えるなら、ドライバー選びと練習方法も大きく変わってきますね。

たとえば【 短尺ドライバー 】で紹介しているセッティングならば、曲がらずに飛距離も十分に飛んでくれます。

たとえセッティングがうまく決まらなくても、長尺ドライバーよりは確実にOBを減らすことができます。

もしくは、長尺ドライバーを1~2インチ分短く持つ方法でもよいでしょう。

それならば、短尺ドライバーを製作しなくても、短尺ドライバーのような効果を得ることができます。

ところがゴルフ界全体の波に流されてしまい、45インチ以上の長尺ドライバーで飛距離と精度を求めようとしても、それ相当の出費と時間をかけないと、OBを減らしながら安定したドライバーショットを実現することは、誰にとっても難しいものなのです。

まずは「 OBを打たずに200ヤード 」、これで十分です。

 

② 23°のユーティリティ

このクラブが最も重要になってくると思います。

実際のラウンドで、たとえばドライバーが200ヤード飛んだとするならば、セカンドショットでは、打ち下ろし、打ち上げを考慮すると、グリーンセンターまでに必要とされる飛距離は150~220ヤードになるはず。

しかし、200ヤードを打たなければならないと思うとハードルが一気に上がるので、そこはひとまず諦めて、150~180ヤードを確実に打てるクラブでセカンドショットを打ちましょう。

( それでグリーンまでの距離が届かないとしてもOKです。そもそも90切りを狙う人のパーオン率は20~30%くらいなので、たとえパーオンしなくても問題ありません。)

そのクラブが23°のユーティリティなのです。( その人の飛距離によっては22°~25°でもOK。)

ここで注意しなければならないのは、けして欲を出さないこと。

それ以上の飛距離を狙いたくなっても、「 ぐっ 」と我慢して、23°のユーティリティの達人を目指しましょう。

それがロングホールであっても同じです。

どんな場面でも23°以上のクラブは持たないことを徹底して下さい。

そして、23°のユーティリティはショートホールのティショットでも頼りになります。

もし23°で距離が余る場合でも、使い慣れてしまえば、距離を合わせることはクラブを持ち変えるよりも簡単です。

フェアウェイウッドが得意な人は、9番ウッドでもよいのですが、ユーティリテイの方がクラブ選びの選択肢が多いので、有利だと思います。

 

③ ラフ専用クラブ

ラフからは、どんな距離でもこの1本があれば大丈夫。

ユーティリティ 】で紹介しているように、もしラフに入ったら迷わずに使って欲しいクラブであり、いろんな場面でどんどん使いこなして下さい。

このクラブさえあれば、90切りが「 グッ 」と近づきますよ。

 

④ 8番アイアン

ショートホールのティショットで使います。

自分の飛距離と、ラウンドするコースのショートホールの距離を考えれば、8番ではなく7番アイアンを選択した方がよい場合もありますが、いずれにしてもアイアンは1本でOK。

そのかわり、どんなにピンから遠くてもよいので、ショートホールは1回でグリーンオンさせることを目指しましょう!

『 90切り 』のためには、年間のショートホールワンオン率は50%以上が必要ですよ。

そして、90切りを目指す人の実際のラウンドでは、セカンドショットやサードショットでピッチングウェッジ~7番アイアンを使うケースは、イメージよりもかなり少ないはず。

なぜか、それ以上の距離( 23°のユーティリティ )か、それ以下の距離( アプローチウェッジ )が残ることが多いのです。

そんな出番のないクラブを、練習場でいくら練習しても無駄なので、使うクラブを8番アイアンに絞って、そのかわりに8番アイアンの達人を目指しましょう。

たとえば、ヘッドスピードが40m/sの人なら、慣れてくれば8番アイアンで110~140ヤードくらいを打ち分けることも可能だと思います。

 

⑤ アプローチウェッジ

50°~52°のウェッジです。

もちろんアイアンセットの中のアプローチウェッジでもOK。

100ヤード以下の距離ならば、もし届かなくても、このクラブで全てカバーするつもりで考えて下さい。

アプローチ 】をしっかりと読んでもらえれば、アプローチウェッジの達人のレベルには、案外簡単にたどりつけると思います。

グリーン周りのバンカーには絶対に入れないように避けてグリーンを狙い、もしバンカーに入ってしまったらサンドウェッジになりますが、アプローチウェッジでも代用は効きます。

バンカー 】を読んでもらえれば、アプローチウェッジでもバンカーから出すだけなら可能なので、もし入ってしまってもアプローチウェッジも試してみましょう。

もちろん、「 バンカーならこの1本 」というほど信頼のおけるサンドウェッジがあるのなら、それはそれでOKなので、バンカーの時だけ臨時として1本追加して下さい。

 

⑥ パター

このクラブについては説明するまでもありませんね。

90を切るためには、それほど積極的にカップインを狙う必要はなく、3パットを避ける戦術でOK。

大オーバーや大ショートはしないように、距離感だけに集中し、OKをもらいにいくパッティングで十分なのです。

あとは【 パター 】を読んで、パッティングを磨いて下さい。

 

今回のまとめ

今回説明したように、90を切るか、切らないかというレベルの時は、練習でも、ラウンドでも、目的別に使うクラブを絞ったほうが、結果的には誰にとっても『 90切り 』への早道になるでしょう。

そして今回説明した内容ですが、以前に【 100を切るための戦略とは!? 】を読まれた人には、「 同じ内容じゃないのか? 」と思われるはずですが、実は基本的にはほぼ同じで、それをもう一段絞り込んだ考え方なのです。

100を切るためには、クラブと戦略を絞っていち早くその壁を突破して、その後は他のクラブも練習しながら上達を進め、次にやってくる『 90切り 』という強大な壁を打ち破ることを目指します。

ところが現実には、多くのクラブを使いこなそうとすると、どのクラブも習熟度が中途半端になってしまい、なかなか『 90切り 』は達成できません。

そこで必要になるのが、『 信頼できるクラブ 』の6本なのです。

使い込むほどに習熟度がどんどん上がることで、ラウンドでも不要なミスが減り、結果的には「 あっさり 」と『 90切り 』が達成できるようになります。

このようにして、まずは1回でも『 90切り 』を経験できると、そんなに完璧なゴルフを目指さなくても、無理にパーパットを狙いにいかなくても、なんとなく『 90切り 』のコツが分かってくるので、今度はどんどん80台のスコアが出るようになりますよ。

 

次回【 簡単に90を切ってしまった友人の実例 】では、この方法であっさりと『 90切り 』の壁を突破してしまった友人達の実例を紹介します。

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