ゴルフのスコアにおいて、「 90切り 」の壁はとても厚いものなので、いつまで経っても打ち破れずにもがいている人が多いと思います。
そこで今回は、その厚い壁を打ち破るための方法について考えてみましょう。
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90切りのための秘訣を確認!
とっくの昔に「 100切り 」を達成し、90台はいつでもマークしている。
そして練習場でも、かなりよい感じでナイスショットが打てているのに、なぜか突破することができない「 90切り 」の厚い壁。
どうして「 90切り 」が達成できないのか?
その理由について考えて、対処法を探ってみましょう。
90を切れない人には理由がある!
すでに90台前半をコンスタントにマークしている人なら、「 技術的な問題点 」はそれほど多くはないはずです。
それなのになかなか90を切れない人には、いくつかの共通する問題点があると分析しています。
その代表例が、次の5点です。
1⃣ ラウンドに向かう準備が足りない
● スコア管理が甘い
スコアを短縮するためには、もっとスコアに対する執着心を持ったほうがよいと思います。
たとえどんなにスコアの悪かったラウンドでも、自分の経験から消し去ることなく、しっかりとデータを積み重ねていきましょう。
その中で、平均スコア、平均パット数、フェアウェイキープ率等の、スコアメイクに重要なデータはしっかりと把握しておきたいものです。
● 次にラウンドするコースを予習していない
次にラウンドするコースの情報を、必ず収集しておきましょう。
どんなコースなのか、事前にイメージしておくことはかなり有効です。
特にショートホールの距離が分かれば、使うであろうクラブを絞ることができて、事前の練習効果を高めることができます。
● 天気予報と風向きを確認していない
ラウンドする前日、または出発直前に、そのコースの天候と風向きは必ず確認しておきましょう。
【 こちら 】のようなサイトを利用して、各ホールの風向きをインプットしておけば、かなり役立つはずです。
2⃣ 無理な攻め、無防備な攻めで大たたきをしている
● 失敗を取り返そうと無理をする
特に気をつけるべきはロングホールです。
ついつい力んでしまい、ティショットを曲げてしまう確率が高いのがロングホール。
そこでそのミスを取り返そうと、2打目、3打目を無謀に攻めたり、必要以上に長いクラブを持ってしまうのが、大失敗の始まりです。
それ故にロングホールは、大たたきの確率が非常に高くなっているので、その点はしっかりと意識して下さい。
● 強引にバンカー越えを狙ってしまう
「 90切り 」の最大の敵はバンカーです。
入れるだけで確実に1打、下手をすれば3打くらい失ってしまう可能性があるので、それを何回も入れてしまっては「 90切り 」は遠のくばかり。
その代わり、もし1回もバンカーに入れずにラウンドできれば、かなり「 90切り 」の確率が高まるはずです。
そこでバンカー越えのショットは極力狙わずに、たとえ遠回りに感じたとしても、しっかりと花道のラインからグリーンオンを狙いましょう。
グリーンの脇にバンカーがある場合は、バンカーから遠いサイド、もしくはバンカーから遠い位置にグリーンオンを狙いましょう。
また、グリーン周りのバンカーに入ってしまった時に、その対面にもバンカーがある場合は、たとえピン方向から遠くなったとしてもよいので、もし飛び過ぎたとしても対面のバンカーに入らないように、安全な方向を狙いましょう。
とにかく必死にバンカーから逃げ切って下さい!
● ピンポジションを考えてクラブ選択をしていない
たとえばピンポジションがグリーンの奥なのに、ピンまでキャリーで届くようなクラブを選択してはいけません。
もしグリーンの奥に外した場合は、かなりの確率でダボかトリになってしまうので、大きめのクラブを使う場合でも、グリーンの中央までのクラブを選択しましょう。
だからと言って、どんな時でもピンの手前から攻めればよいわけではありません。
仮にグリーンのフロントエッジから10ヤードまでのピンポジションならば、手前から攻めてバンカーに入れたり、グリーンに届かなかったりするよりは、多少オーバーしたとしても、まずはグリーンオンを優先するべきです。
プロの試合はグリーンが硬くて速いので、手前から攻めることが重視されますが、一般営業のグリーンはそこまで硬くも速くもないので、多少ピンから遠くなってもよいので、まずは確実にグリーンに乗せることを優先しましょう。
3⃣ ショートホールの練習が足りない
● ワンオン率が低すぎる
「 90切り 」を達成するためには、ショートホールのワンオン率を50%以上に高めましょう。
ショートホールのグリーン周りは罠が多く、大たたきが多いホールなので、たとえどんなにピンから遠くなってもよいので、とにかくワンオン率を増やすことが重要になります。
そのためには、日頃の練習の中で、もっとショートホールの練習を増やして下さい。
そして「 90切り 」のためには、ショートホールはボギーで十分なので、ワンオンさえ確保できれば、たとえ3パットでもOKと考えて、無理のないパッティングを心掛けましょう。
4⃣ むやみに飛距離を追い求めてしまう
● 難しいドライバーとスイングに手を出している
レギュラーティで90切りを目指すなら、ドライバーショットは200ヤード以上飛べば十分なはずです。
ところがゴルファーの本能を抑えきれずに、ついつい更なる飛距離を追い求めて、長すぎるドライバーに手を出したり、難しいスイングにチャレンジするというパターンが多くなっているのではないでしょうか。
しかしそこはスコアアップのために「 グッ 」と我慢して、一発の飛距離よりも、もっとミート率を上げることに専念して、OBを極力減らし、フェアウェイキープ率70%を目指すようなゴルフに徹することができれば、意外なほど簡単に「 90切り 」が達成できるはずです。
そして結果的には、そのほうが平均飛距離も伸びていくことになるでしょう。
更なる飛距離の追求を目指すのは、「 90切り 」を達成してからでも十分に間に合いますよ。
5⃣ メンタルコントロールに問題がある
● 自分のメンタルの変化を自覚していない
池越えや谷越えなどのプレッシャーを感じるホール、苦手だと感じているクラブを打つ時、「 うまくいけばグリーンに乗るかも… 」と欲を出す時、こんな時は不思議なくらいに身体の動きが悪いほうに反応してしまうものです。
その問題は、本人が自覚している以上にメンタルの状態が変化しているからです。
そしてそのメンタルの変化によって起こっているのが、「 意識の先走り 」という現象です。
一般的にこのような場面では、ヘッドアップの症状が出やすくなり、身体がいつもよりも早く起き上がってしまうものですが、たとえ身体の起き上がりを抑えたつもりでも、「 意識の先走り 」をしっかりと抑えないことには、クラブをうまくコントロールすることができません。
つまり、この「 意識の先走り 」を抑えることこそが、メンタルコントロールのツボだと言えるでしょう。
身体の起き上がりが早くなる、身体の開きが早くなる、ダウンスイングへの切り返しが早くなって打ち急ぐ…といった悪い動きを引き起こしている「 意識の先走り 」という問題。
いかにしてインパクトが完了するまで、この問題を抑え込めるのかが勝負のポイントです。
そのためには日頃の練習から、プレッシャーがかかる場面を想定して、しっかりと「 意識の先走り 」を抑えるための、自分なりのコツを見つけ出して下さい。
今回のまとめ
コンスタントに90台前半をマークできているならば、それを妨げている「 何かの理由 」さえクリアできれば、すぐに「 90切り 」は達成できるはずです。
その「 何かの理由 」はその人によって違うので、今回の内容を参考にして、自分のスコアアップを邪魔している本当の問題点を見つけ出して、早く80台の世界に向かってください!
※ 90を切るための技術的な情報が必要の場合は、【 90切りの秘訣 】で詳しく説明しています。
参考にして下さい。