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スイング改善の特効薬を発見! その2 両腕が喧嘩しないフォローを作るべし!!

time 2022/04/29

スイング改善の特効薬を発見! その2 両腕が喧嘩しないフォローを作るべし!!

スイングを劇的に改善できるチェック方法と修正方法を見つけたので、【 その1 】に引き続きその説明を続けます。

短期間でも一気に効果が表れるこの特効薬、是非皆さんも試してみて下さい。

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フォローで両腕が喧嘩している…!?

その1 】で説明したように、左手による『 片手だけの素振り 』をすると、各自の持っている潜在的なスイングの問題点が鮮明に分かるようになります。

今回は、フォローの形についてチェックしてみましょう。

 

両腕が喧嘩しなければ、スイングパワーは一気に向上する!

前回同様に、左手だけで素振りをしてみて下さい。

右手をポケットに入れる、または右腰に固定して、左手でクラブのヘッド側を持ち、気持ちよく「 ビュン、ビュン 」と音がするように素振りをします。

今回は、フォローの腕の状態をチェックして下さい。

写真❶は前回と同じ友人のスイングですが、ご覧のように左手が肩の高さに来ているのに、まだ肘が伸びたままスイングしていることが分かりますね。

この点が大きな問題点なのです。

それでは何が問題なのかと言えば、本来右手が届かない所にまで、左手を勝手に大きく振っている点です。

両手でグリップする場合、左手よりも右手の方が下側なので、この写真❶の位置では右手の方が左手よりももっと遠くに位置することになりますね。

しかし大人になってからゴルフを始めた一般的なアマチュアゴルファーは、左右の肩甲骨の動きが少ないので、右手はそんな遠い所までは絶対に届きません。

( 子供の頃からゴルフ一筋で柔軟性が高い、年齢の若いプロゴルファーならば、肩甲骨が伸びるように動いて右手が届くかもしれませんが… )

この友人のように、伸びたまま振ろうとする左手に対して、そこには届かない右手の関係が、どんな問題を引き起こすのか?

それは『 左手と右手が喧嘩 する』という悪い現象です。

本当はもっと遠くに行きたい左手に対して、届く範囲に収まるように、右手は勝手に左手の動きを制御します。

もちろんそれは本人の無意識の中で…。

このように左手と右手が喧嘩をするように作用してしまうと、当然スイングパワーのロスが発生し、スイング精度も上がるはずがありません。

つまり、本人の自覚が無い中で起きている両腕の喧嘩状態を止めて、もっと両腕が協力しあえるような腕の振り方を作り出さなければならないのです。

そしてその方法はとても簡単なことでした。

この写真❶の位置でも右手が届くように、左手の肘を上側に畳むように曲げて下さい

実は皆さんの通常の両手のスイングでは、見た目ではちゃんと左手の肘は畳まれるように曲がっているはずです。

しかしそこで勘違いしてはいけないのが、そのスイングには両腕が喧嘩した状態が隠されている、ということです。

大事なポイントは、右手が届く範囲の中で、左手が気持ちよく振れるような動き方を無意識にできるようになるまで身体にしみ込ませること。

そのように両腕が調和した動きを作れるならば、スイングパワーと精度は一気に向上するはずです。

さらに注意点としては、この友人のように左手が伸びたままのフォローだと、シャフトが水平の位置に収まるためには、この写真❷のようにかなり身体を大きく回さなければなりません。

両腕でグリップする通常のスイングで、この位置までフォローで振り切るのは、中高年にはなかなか難しい作業ですね。

そしてこのような潜在的な問題点があると、ついつい本人は必要以上に力んでしまうことになります。

 

それでは別の友人のスイングを見てみましょう。

こちらの友人も、写真❶の友人と同じように、当初『 片手だけの素振り 』では左腕が伸びきっていましたが、その点を指摘すると写真❸のようにすぐに修正することができて、無意識の中でも肘が曲がるようになってきました。

するとその効果で、自然にインパクトロフトが適正に近づき、ドライバーのインパクトの音、弾道、飛距離、そして安定性が劇的に改善されたのです。

左肘は写真❸よりももう少し曲がっていてもよいと思いますが、その代わり曲げすぎるとスイング自体が小さくなってしまうので、その点には注意が必要です。

そしてこの写真❹のように、適切な位置で左肘を曲げると、身体にそれほど無理のない位置でシャフトが水平になります。

写真❷と比較すれば一目瞭然で、このようなフィニッシュの体勢になれば、必要以上に力むことは無くなっていくはずです。

誰もが年齢とともに身体が硬くなっていくので、写真❷のように身体を大きく動かさないとシャフトが水平にならない人は、通常の両手のスイングでは必要以上に力んでしまうことになります。

その力みを生んでしまう原因が、左腕が伸びたまま動こうとする悪いクセだったのです。

 

今回のまとめ

僕の友人達でチェックしてみると、3/4の確率で、左腕を伸ばしたままスイングしていました。

そして該当した友人達は、身体が左に流れやすい、弾道が低い、ドライバーの安定性が低い、といった共通した問題点を抱えていたのです。

通常の両手のスイングでは、ある程度問題点は改善されているように見えていたのですが、やはりその潜在的な原因を見つけ出さないことには、根本的な改善にはならないことが今回よく分かりました。

前回の【 その1 】と、今回の項目をチェックして、もし該当していればすぐに根本的な改善に取り組んでみて下さい。

比較的容易に改善できるポイントであり、とても大きな効果があるはずです。

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