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いち早く100切り、90切りを目指すなら、止めたほうがよいスイング理論6選!!

time 2025/08/05

いち早く100切り、90切りを目指すなら、止めたほうがよいスイング理論6選!!

100切り、90切りを早く達成したい人にとって、止めたほうがよいスイング理論が6つあります。

週1回程度の少ない練習量でもどんどん上達するためには、「 超シンプル 」なスイング理論が必要。

ゴルフというスポーツには、「 一般的なスイング理論を守らなければいけない 」という決まりはないので、もっと簡単で効率のよいスイング理論を取り入れてみませんか!?

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難しいことをしなければ、ゴルフはもっと簡単になる!

50歳代後半の初心者が2年6ヶ月で77を達成!! 】でお伝えしたように、この友人に対しては注意すべきポイントを絞って、そのポイントの改善に集中してもらう方法を取りました。

その手法が功を奏して、短期間で順調に上達を続けることができ、年齢を考えれば異例のスピードで80切りを達成できたのです。

止まっているボールを上手に打つだけなら、複雑な理論や動き方は必要ないし、現代のクラブはとても寛容性が高いので、ちゃんとボールに当たるだけで十分な飛距離と方向性が実現できます。

つまり余計な動きを極力抑えて、シンプルなスイングを続ければ、誰もが100切り、90切りは可能なのです。

ところが一般的なスイング理論は、止まっているボールに対して、自分から左右に動くような複雑なスイングを求めているので、その習得が難しいのは当たり前で、それはとても非効率だと思います。

今回はそんな点について、じっくりと考えてみましょう。

 

難しいスイング理論を止めれば、ゴルフは一気に簡単になる!

止めるべきスイング理論6選

ゴルフの常識となっている一般的なスイング理論の中から、実はアマチュアゴルファーには向いていない、止めるべきスイング理論が6つあります。

それこそスイング理論は山ほどありますが、まずはこの6つの状態にならないようにするだけで、皆さんのゴルフは大きく改善されていくと思います。

➀「 ゆるゆるグリップ 」と握り方の種類

② 体重移動

③ 下半身リード

④ ダウンスイングで「 タメ 」を作る

⑤ ハンドファーストインパクト

⑥ フォローで加速させる

止めるべきスイング理論は以上の6つなのですが、皆さんもご存知のように、この6つの理論は現在のゴルフスイング理論の常識とされているものです。

ところがこの常識とされているスイング理論が、実はアマチュアゴルファーの特性には全くマッチしていないので、このスイング理論を習得するためにはとても時間がかかる、またはいつまで経っても習得できないことになります。

その理由は、アマチュアゴルファーの身体的な特徴にあります。

多くのアマチュアゴルファーは30歳代~40歳代でゴルフを始めることになりますが、残念ながらその時すでに肩甲骨周りと腰回りの柔軟性が大きく低下しています。

その点で、子供の頃からゴルフ一筋のプロゴルファーや関係者の皆さんは、ゴルフに必要とされる肩甲骨周りと腰回りの柔軟性が別次元のレベルで保たれているので、その彼らの感覚に合わせられたスイング理論を、身体が硬いアマチュアゴルファーが行うことには無理が生じます。

つまり彼らには普通に感じている動き方は、アマチュアゴルファーにとっては違和感満載の動き方になっているわけです。

 

止めるべき理由

それでは止めるべきスイング理論のそれぞれの理由を簡潔に説明します。

➀「 ゆるゆるグリップ 」と握り方の種類

「 クラブが飛んで行くくらいに緩く握れ 」とまで極端な表現が使われる「 ゆるゆるグリップ 」理論ですが、この緩さ加減がとても難しく、結果的にはスイング中に逆に強く握ってしまう現象も起こります。

そして「 オーバーラッピング 」と「 インターロッキング 」という2つの一般的な握り方も、アマチュアゴルファーには向いていないと思います。

そもそもこの2つの握り方は大昔から変わっておらず、当時とはクラブの性能自体が大きく変わっており、その握り方をしなければならない理由はすでに無く、逆にデメリットしかないと感じています。

プロゴルファーが親指や手首を痛めるケースが多くなっていますが、この2つの握り方にも原因があるはず。

そこでお勧めしたいのは、【 お勧めしたいグリップの握り方!! 】で説明している『  勝みなみ式テンフィンガー  』です。

この握り方は僕がアドバイスしている友人達全員が実行していますが、次々と70台、80台へと順調にスコアを伸ばしていて、怪我などの問題点も起きていません。

現代のクラブに適した握り方だと思うので、皆さんも試して欲しいと思います。

 

② 体重移動

厳密にいえば、ゴルフスイングに体重移動は必要なのですが、そこには大前提があります。

それは下半身が無駄に大きく動かずに、スイング中に身体が右に左に流れないこと。

ところがほとんどのアマチュアゴルファーは、下半身の各所の動きが無駄に大きく動いていて、スイング軸も保たれていない状態。

そんな状態のまま体重移動を意識してしまうと、スイング軸は永遠に定まらないので、ナイスショットを続けることは困難。

まずは体重移動を抑える意識の元で、下半身の無駄な動きやスイング軸の流れを抑えることに専念すべきで、しっかりとスイング軸が保てるようになれば、クラブの回転効率が上がり、ナイスショットが増えるだけでなく、飛距離ももちろんアップします。

 

③ 下半身リード

これが現代ゴルフ理論の中で最もアマチュアゴルファーに悪影響を及ぼしていると思います。

プロは腰回りの柔軟性が高いので、腰から下の下半身と腰から上の上半身を分離させて動かすことができるので、下半身を先行させてダウンスイングを切り返したとしても、上半身はトップの位置のままキープすることが可能です。

ところがアマチュアゴルファーは下半身と上半身が連動して動いてしまうので、下半身が先に左に回転した分だけ上半身も左に開いてしまい、必ずカット軌道が起こります。

その動きに逆らって、腕の動き方などでカット軌道を防ごうとすると、とても不自然でぎこちないスイングになってしまうわけです。

そもそも傾斜地のショットやパッティングの時などは下半身を動かさない方がうまく打てるし、他のショットでも下半身を動かす意識を抑えた方がうまく打てます。

身体の硬いアマチュアゴルファーは、たとえどんなに下半身を動かさないように意識したとしても、結果的には必要最小限に下半身は動いてしまうので、それで十分だと考えましょう。

 

④ ダウンスイングで「 タメ 」を作る

いまだにこのような理論を推奨されていることは驚きです。

ダウンスイングで脇腹に当たるほど右肘を絞り、インパクト直前でクラブを急激にリリースするという理論。

ところがこれはアマチュアゴルファーにとって、とても相性の悪い動き方。

そもそもアマチュアゴルファーは肩甲骨周りの動きが少ないので、ダウンスイングでクラブの回転半径が小さく、そこに加えて肘や手首の動きも硬いので、「 タメ 」を作ろうと意識するほどぎこちない小さなスイングになってしまいます。

よく専門家から「 アマチュアはキャストするからダメだ 」という話が出てきますが、逆に早くキャストさせるくらいにクラブを滑らかに大きく振ることを意識するべきです。

日本人のNo.1の選手と言えば松山英樹選手で間違いないと思いますが、日本人選手の中で最も「 タメ 」を作らずに早くリリースしているのが、松山英樹選手なのです。

本人はどのように意識しているのかは分かりませんが、アマチュアゴルファーがその動きを取り入れたいのなら、「 タメ 」を作ろうとはせずに、もっと早いタイミングでクラブをリリースする意識が必要です。

 

⑤ ハンドファーストインパクト

これも必ず皆さんに推奨されるスイング理論。

しかし残念ながらその効果は全くなく、悪影響ばかりが起こってしまいます。

そもそもアマチュアゴルファーの多くは、無意識でハンドファーストに構えすぎる人が多く、さらにダウンスイング中に身体と手元が左に流れているので、インパクトでは結果的に「 超ハンドファースト 」のような動きになっています。

そしてアマチュアゴルファーには、ハンドレイトでインパクトしている人は皆無なのです。

つまりこの点については、逆にハンドファーストにならないように注意した方が効果的ということ。

プロが本当に求めているのは、グリップ1本か2本分くらいのハンドファーストなのに、やけに大げさに「 超ハンドファースト 」になるように表現する人が多く、その点がアマチュアゴルファーの特徴と悪い方に重なってしまい、皆さんはとても苦戦することになっています。

全てのゴルファーがどんなに身体が左に流れないように注意したとしても、必ず少しは左に流れている点と、現代のクラブ性能を組み合わせると、このブログで推奨している『 ハンドジャスト 』になるインパクトを目指してもらえば、結果的にちょうどよい具合のハンドファーストが出来上がるので、ゴルフはとても簡単になります。

 

⑥ フォローで加速する

「 フォローでビュンと音がするように振れ 」と古くから言われていますが、この意識もアマチュアゴルファーにはマッチしません。

たしかに、フォローで加速して女子プロのように大きなフィニッシュを作れるならば、この理論は成立しますが、残念ながら柔軟性に大きな違いがあるので、真似しようとすると大きな問題が発生します。

スイング中に加速しようと意識すれば、スイング軌道に歪みが生じるし、大きなフィニッシュを頑張ってしまうと、腰回りや背中を痛める原因になってしまいます。

そこで考え方を変えて、もっとダウンスイングのパワーを上げて、インパクトまでにクラブヘッドのスピードが最高速になるように意識してみましょう。

たとえ身体が硬くても負担なくバックスイングでクラブヘッドを高く上げることは可能なので、あとはクラブの落下エネルギーと遠心力を活用すれば、十分なダウンスイングスイングのパワーが生まれます。

そして世界の流れもこのようなダウンスイング重視の『  ダウンマックス  』理論へと進んでいると思います。

 

今回のまとめ

現在のゴルフ理論の主流となっているものは、残念ながらアマチュアゴルファーの身体的な特徴にマッチしているものではなかったのです。

なぜこのような状況が起こっているのかと考えると、プロゴルファーやプロコーチ、専門家の人々は3歳から12歳くらい、どんなに遅くとても10代後半からゴルフを始めていて、肩甲骨周りと腰回りの柔軟性は必要十分な状態で確保されています。

そんな彼らの感覚で作られたスイング理論は、彼らと同様な生い立ちの人しか適さないのは当然のことだと思います。

大人になってから、中高年になってから、彼らの柔軟性に近づけることは現実的ではないので、それならば身体が硬いことを前提とした別のスイング理論が必要なのだと気づきました。

その考え方の下で研究した結果、今回紹介した6点のスイング理論を行わないように注意することが、上達への近道であり、僕がアドバイスしている老若男女の友人達が少ない練習量でそれを実証できています。

脱・従来のゴルフ理論 】も読んでもらいながら、自分の身体的状況と照らし合わせて、じっくりと考えてみて欲しいと思います。

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プロフィール

Luke (ルーク)

テクニカル分析が得意な元プロスポーツ選手です。  ゴルフ界の常識にとらわれずに、ゴルフをもっと簡単にプレー出来るように研究しています。 詳しいプロフィールはこちら➔ [詳細]

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