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実は石川遼選手のスイングは飛躍的に進化していた! なぜ結果が出ないのか…!?

time 2021/06/20

実は石川遼選手のスイングは飛躍的に進化していた! なぜ結果が出ないのか…!?

松山英樹選手だけが世界のトップと戦えている状況の日本の男子ゴルフ界。

しかし本来ならば、石川遼選手もその場に加わっているべき逸材だったはず。

それなのに長年の不調が続いているのはなぜなのか?

最新のスイングからいろんな点が見えてきました。

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進化しているのに、退化している!?

このブログでは過去に【 石川遼 】で、その時点の石川遼選手のスイングを松山英樹選手と比較して分析してきました。

今回は久々にその続編をお届けします。

 

石川遼選手の現状分析

実はスイングは大幅に進化していた!

まずは【 こちら 】の最新のスイングの連続写真を見て下さい。

全体的な感想は、「 素晴らしい! 」の一言で、このスイングで結果が出ないのは不思議なレベルです。

それではスイングの各ポイントをチェックしてみましょう。

 

● 正面1枚目

スタンスは少し広すぎるかもしれませんが、とてもよいバランスで、ボールの位置も真ん中寄りのよい位置になりました。

( 以前はもっと左側でした。)

 

● 正面9枚目

ここはとても重要なポイントです。

ややコンパクトになったトップスイングからダウンスイングへ切り返した直後ですが、すでにシャフトが「 順しなり 」を始めています。

これはつまり、【 松山英樹選手のスイングをアマチュアゴルファーが目指すためのコツ 】で紹介したポイントと全く同じ動きになったということです。

今までの石川遼選手は、「 下半身リードと体重移動で切り返して、グリップエンドを真下に下ろす 」という、旧来のゴルフ理論のど真ん中のスイングでしたが、ようやく最新の理論に変わったようです。

 

● 正面10枚目

この位置でシャフトは「 順しなり➡逆しなり 」に切り替わり、この点も松山英樹選手と全く同じよい状態になりました。

今までの石川遼選手は、「 ダウンスイングのタメ 」を意識していたので、もっと右肘がたたまれていて、シャフトはまだ「 順しなり 」の状態でした。

 

● 正面11枚目

シャフトが「 逆しなり 」のまま、よいインパクトになっています。

注目すべきポイントは、腰の位置がアドレスの状態のまま、全く左に流れずにキープされていることです。

今までの石川遼選手は、アドレス時から10~20cmも左に流れていました。

腰が左に流れていないので、ボールの位置が真ん中寄りになるのです。

最近国内のレッスンで流行っている、「 ハンドファーストのインパクト 」になっていないことも素晴らしい点です。

 

● 後方1枚目

ハンドダウンにこだわっていた石川遼選手も、遂にハンドアップ気味に変化しました。

ドライバーショットを安定させる秘訣とは!? 】でも説明していますが、過去の石川遼選手は、アドレスとインパクトでは、グリップの位置が10~15cmもズレていましたが、ハンドアップにしたことで、そのズレは半減しています。

 

● 後方9枚目

ゴルフを簡単にするクラブの通り道! 】で説明しているように、ダウンスイングで左肩からグリップまでのラインが、地平線と平行 になった時のグリップエンドの向きが、ボールを刺すようにクラブをコントロールすべきなのですが、まだ少しボールよりも内側ながら、この点も以前よりは改善されています。

 

● 後方10枚目

シャフトが地平線と平行になる時の、クラブヘッドの通り道も改善されています。

写真のようにクラブヘッドが、お尻から太腿辺りに重なっていればOKです。

 

● 後方11枚目

ここまでの流れがよいので、インパクトではクラブヘッドが無理なく低い地からボールに入り、理想的な「 ややアッパー 」のインパクトが完成しています。

 

スイングまとめ

ここまでの説明通り、現在の石川遼選手のスイングは、とてもよい状態に進化しています。

松山英樹選手とほぼ同じ内容のスイングであり、世界の最先端のスイングだと思います。

このブログ開設当初から、石川遼選手にはこのようなスイングを願っていましたが、ようやく試行錯誤しながらたどり着いてくれたようです。

しかし今までの石川遼選手の言動からは、このようなスイングに変わる思考は全く感じなかったので、その点では現在のコーチが優秀なのかもしれません。

そしてこの連続写真は、とてもイメージしやすいと思うので、皆さんも自分のスイング作りの参考になると思います。

注意点としては、皆さんはもっと身体が硬いはずなので、フィニッシュは最後から2枚目のイメージでも十分です。

オーバーフィニッシュには気をつけましょう。

 

なぜ結果が出ないのか!?

最先端の素晴らしいスイングに進化したはずなのに、それではなぜ結果が伴わないのでしょうか?

その原因として考えられる点が、次の3点。

 

スイング理論は正しいのか?

今回説明した石川遼選手のスイングは、確かに見た目には素晴らしいのですが、はたしてそれは本人が意図しているものなのか?

実は全く違う考え方なのに、たまたま見た目のスイングがよくなっているだけなのかもしれないので、その点は今後も観察していきたいと思います。

 

ちぐはぐな戦略

食事内容とトレーニング方法を変えて、大幅にフィジカルの改善を図り、それを生かしてブライソン・デシャンボー選手のようにドライバーで攻めまくるのかと思いきや、残念ながら国内の試合はドライバーをほとんど使用せずに、スモールゴルフに徹していて、当然のように結果は出ていません。

それなのに全米オープンでは、ラフが厳しく、フェアウェイキープが必須なコースなのに、突然47.5インチの超長尺ドライバーを使用して、フェアウェイキープ率が20%台と曲がりまくり。

その結果ラフからしか打っていないのに、「 セカンドショットが下手だった 」というコメントは理解できません。

石川遼選手の言動は常にチェックしていますが、残念ながら一貫した戦略や方針が感じられないのです。

 

ドライバーを変えるべし!

今回紹介したスイングはとても素晴らしいのに、それでも47.5インチの超長尺ドライバーは、コントロールは難しかったようです。

そもそもが、それまで国内大会で使用していた45.75インチでも長すぎると思います。

たとえブライソン・デシャンボー選手やフィル・ミケルソン選手が、超長尺ドライバーで成功しているとしても、その身長は石川遼選手よりもはるかに高く、身体能力も別次元です。

または井戸木鴻樹選手のように、何年もOBを打たないようなドライバーの精度ならば、超長尺ドライバーでも長所を引き出すことができるかもしれません。

しかしもともとドライバーの精度が低かった石川遼選手が、安易に試すべきものではないでしょう。

2007年に衝撃のデビューを果たした時は、小型ヘッドの短尺ドライバーであり、そしていつからドライバーに自信がなくなったのかを思い返して欲しいと思います。

もし現在のスイングで、400~420ccで44インチ前後のドライバーがあれば、全く飛距離が落ちずに精度は飛躍的に向上し、かつての自信が蘇るはず。

そんなドライバーならば、他のクラブとの流れがよくなり、全体の精度も上がるはずなのです。

 

今回のまとめ

現在の石川遼選手のスイングは、とても素晴らしい内容に進化しています。

あとは適切なクラブ造りと一貫した戦略が必要だと思います。

現在の国内男子選手を見渡しても、中島啓太選手のような楽しみな存在もいるものの、松山英樹選手に迫れるような逸材は、やはり石川遼選手だと思います。

現在のスイングを生かして、かつての輝きを取り戻してくれることを願います。

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