最新モデルの性能が気になるこの時期ですが、今回は旧モデルの性能を上げるプランを紹介したいと思います。
少しの工夫を加えることで、最新モデルさえも上回るほどの性能を引き出せるようになるので、是非参考にして下さい。
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旧モデルの弱点を解消して、大幅に性能アップ!
【 2023年のベストドライバー候補を発見!! 】で紹介したように、話題の最新ドライバーを何本か試打しましたが、「 巷の評判ほどではない 」というのが今のところの評価です。
ただし、今後にシャフトやロフト角など細かく調整することができれば、まだまだ大化けする可能性もあるので、最新モデルの正確な評価は次回まで持ち越します。
その代わりとして、旧モデルになった人気のドライバーを、シンプルゴルフ ラボ式の独自のチューニング方法で、大幅に打ちやすくする方法を紹介します。
第1弾の今回は、ピンのG425 MAX + 純正シャフトです。
このドライバーは2021年に爆発的に売れたので、現在も所有している、または過去に所有していた人が多いと思います。
そのドライバーを、別物のような打ちやすさに調整してみました。
ピン G425 MAX + 純正シャフトのチューニングマニアル
● ヘッド
G425 MAX 10.5° ➡ 鉛調整 + ウェイトポジション変更
● シャフト
ALTA J CB SLATE Sフレックス ➡ 鉛調整 + 0.5インチチップカット
■ チューニング前の評価
ヘッドは460cc以上に感じるほど大きく、いかにも慣性モーメントが大きそうな形状。
ボディ剛性が高いので打感が硬く、ボディが撓む感じは全くありません。
シャフトは45.75インチと長すぎて、タイミングが合えばそれなりに飛びますが、ほぼタイミングは合いません。
典型的な、軽すぎて、長すぎて、柔らかいという、最近の純正シャフトの王道的なシャフト。
この組み合わせのドライバーを、友人が所有していたので、【 最新ドライバーを打ちやすくセッティングしてみました! 】で紹介したように、まずはそこそこの性能まで改善していたものを、今回は究極と言えるまでに仕上げてみました。
■ チューニング方法の詳細
① シャフトを鉛で調整
写真のように、シャフトの最下端から25cm、37.5cm、67cmの3ヶ所に鉛のテープを、少しだけシワができるように1巻き巻いています。
この3ヶ所の鉛で、余計な動きを抑えながら、タイミングが取りやすいキックポイントを独自に作り出しています。
➁ ヘッドのウェイトポジションをドローに変更
重心距離がとても長い大型ヘッドなので、シャフトの特性もあり、ヘッドが開きやすい傾向はかなり強いので、ヘッドに装備されてあるウェイトポジションをドローに変更しました。
ただし、この調整幅は大きすぎるので、バランスを取るようにソールの後方に0.3gの鉛を貼っています。
本来ならば、スタンダードとドローの中間の位置が最適だと感じていますが、穴位置変更の調整方法なのでそれは不可能です。
③ ヘッドの鉛調整
トゥ側に0.2gの鉛を貼っています。
これは、ドローすぎるウェイトポジションに対する調整でもあります。
④ 0.5インチのチップカット
実は思い切って0.5インチのチップカットをしています。
それまでは『 チップ巻き 』で対応していましたが、長すぎるシャフトも短くしたかったので、トライしてみたところ、予想通りのとてもよい具合に特性が変化しました。
少しだけ工賃は必要ですが、このチップカットは是非試して欲しいチューニングです。
以上が、今回のチューニング方法の全てです。
※ スリーブのポジションはスタンダードのままです。
⑤ セカンドチョイス
もしチップカットに踏み切れない場合は、この写真のように『 チップ巻き 』で似たような特性には仕上げることが可能です。
そして『 チップ巻き 』に加えて、写真のようにグリップの下側に鉛のテープを1巻きするか、それとも0.5インチバットカットしたほうがよいでしょう。
今回のまとめ
今回は旧モデルになったG425 MAX + 標準シャフトという、爆発的に売れたモデルのチューニングプランを紹介しました。
この変更によって、持ち主の友人はとても満足していて、最新のG430 MAXを試打しても、全く興味を示さなかったほどです。
そして以前所有していた人にも打ってもらいましたが、あまりの打ちやすさに驚いていました。
もちろん僕の奥さんや他の友人でもテストしているので、まさに万人受けするような特性に仕上がっていると自負しています。
すでに所有している人や、これからマークダウン品を購入予定の人は、参考にしてみて下さい。