最近になってテーラメイドとキャロウェイからミニドライバーが発売されて注目を集めていますが、そんなミニドライバーの本命と言えるクラブを発見したので、その詳細を報告します。
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自由自在に扱えるミニドライバーはコースで威力を発揮する!
最近テーラーメイドからバーナー ミニドライバー カッパー、キャロウェイからパラダイム Ai スモーク Ti 340 ミニドライバーが次々と発売されて話題になっています。
一般的にはやさしいと言われている大型ヘッドのドライバーですが、実際には苦手としている人はかなり多いので、必然的にこのようなミニドライバーに対する期待が高まってしまうのは仕方ありません。
今回はそんなミニドライバーの中でも、理想的なスペックを持つドライバーを発見したので、その詳細を報告します。
打ちやすくて飛距離性能が高いミニドライバーがアクシス Z360 ドライバー
■ ミニドライバーの弱点を克服したモデル
大型ヘッドが苦手なゴルファーにはミニドライバーはとても魅力的だと思いますが、そこには大きな弱点がありました。
テーラーメイドとキャロウェイから発売されたミニドライバーには共通点があり、ティショット用の他に、セカンドショットでも使用することを前提としています。
つまり、ミニドライバーというよりも、ジャンボフェアウェイウッドと言うべき存在なのです。
そのような仕様のヘッド形状は、フェース面の高さが通常のドライバーよりも低いので、その分だけフェース面の反発力は弱くなって飛距離性能はドライバーよりも劣る傾向になります。
そしてフェース面の高さが低いと、アマチュアの悩みでもある「 テンプラ 」状態になりやすい欠点があります。
つまり、一般的なドライバーよりも飛距離性能が少し劣っていて、なおかつ「 テンプラ 」になりやすいならば、あえてミニドライバーを選択するメリットはないわけです。
その点については、【 話題のミニドライバーを試してみました!! 】でも紹介していて、とても中途半端なフィーリングだったので、その後に我が家はミニドライバーに対する興味を失い、現在使用しているヨネックス イーゾーン GT 425のような小型ヘッドのドライバーに的を絞っていました。
そんな時に見つけたのが、アクシス ゴルフ Z360 ドライバーです。
時々利用している練習場に併設されているゴルフショップで、見慣れないとても小さなヘッドのドライバーを発見。
早速試打をさせてもらったところ、驚きの高性能だったのです。
■ アクシスゴルフZ360 ドライバーの試打インプレッション
最近発売されたミニドライバーに近い360ccという超小型なヘッド体積ですが、こちらはとてもディープフェースなので、小型でありながら「 テンプラ 」に対する不安感は感じないと思います。
構えた印象は、オーソドックスな美しい形状でとても構えやすく、そして打ちたい弾道のイメージを作りやすいと思います。
試打したドライバーは、このショップが独自に選択したスペックで、そのデータは以下の通りです。
ロフト角 : 12° ( 11.5°~14.5°選択可能 )
ヘッド重量 : 210g ( 標準198g )
シャフト : アッタスクール 5 S
シャフト長さ : 44インチ
クラブ重量 : 318g
ヘッドバランス : D0.5
このショップでは試打用として、シャフトの長さを44インチに設定したので、その短いシャフトに合わせてヘッドバランスを調整するためにヘッド重量をかなり増加してあります。
そして短尺仕様に合わせてロフト角を大きめの12°に設定。
ヘッドのソールには6か所にウェイトが装着されているので、そのウェイトを変えることでヘッド重量は自在に調整できるし、弾道の特性も変えることが可能になります。
試打を担当したのはいつも通りに僕の奥さんですが、まずは自分のドライバーのように打ってみると、弾道はとても高く、そして高反発かと思うような凄い反発力で飛んで行きました。
ただしこの超小型ヘッドの慣性モーメントは3500g/cm²台と小さいので、操作性がとても高い代わりに、その分だけ真っすぐに打つことは少し難しいと感じたことは確かです。
そこで意図的にドロー気味とフェード気味の両方の弾道を意識して打ってみると、これがこのドライバーの打ち方なのだと主張するように、どちらの弾道もとても簡単にコントロールできるのです。
アッタスクール 5 Sとの相性のよさもあるのかもしれませんが、その弾道コントロールの精度はとても高く、本当に自由自在に打ち分けられるこの感覚は、まるで打つ人がいきなり上達したかのような異次元の領域です。
この弾道コントロール性能の高さは、スイートスポットがとても広いこともアシストしてくれています。
今までの超小型ヘッドはどうしてもスイートスポットが狭くなっていて、我が家が所有するブリヂストンのXドライブ 340やナイキのフォージドスチールなどの過去モデルの超小型ヘッドは、一発の飛距離性能は現在でも負けていませんが、寛容性ではこのアクシス ゴルフ Z360 ドライバーの方が大きく上回っていて、その点は時代の進化を感じることができました。
とてもフィーリングのよい反発力を感じられて、44インチの短尺ですが、飛距離性能は我が家のヨネックス イーゾーン GT 425にも迫るほどです。
打音と打感がとてもよかったのですが、そこには秘密があって、打音向上とヘッド重量増加を狙って、ヘッド内部にジェルを入れて調整してあるそうです。
以上のように、このアクシス ゴルフ Z360 ドライバーは、見た目、飛距離性能、コントロール性、寛容性、打音と打感という、各要素をかなりハイレベルでクリアしていて、他のミニドライバーにはない魅力が満載されていました。
■ アクシス ゴルフ Z360 ドライバーの理想的なスペックを考える
もし僕の奥さん用にこのアクシス ゴルフ Z360 ドライバーを製作する場合のスペックを考えてみます。
まずシャフトですが、今回のアッタスクール 5 Sは打ちやすかったのですが、少し軽くて柔らかかったので、現在我が家のエースシャフトであるディアマナ GT 50 Xをチョイスして、シャフト長さは44.5インチにしたいと思います。
その点から考えると、ロフト角は11.5°がよさそうで、ヘッド重量は205gくらいになると予想します。
もちろんヘッド内部にジェルを挿入して、ヘッド重量と打音を調整してもらいます。
このような組み合わせなら、かなり素晴らしいドライバーに仕上がるのではないでしょうか。
今回のまとめ
かなり多くの人が460ccクラスの大型ヘッドを苦手としていますが、かといってテーラーメイドやキャロウエイのミニドライバーだと今度は小さすぎると感じるでしょうし、「 テンプラ 」の危険性も高く、そして肝心の飛距離性能は物足りないものがあります。
そんな点を改善しているドライバーがアクシス ゴルフのZ360 ドライバーです。
量販店で取り扱っていないのはマイナスポイントですが、その代わりに取り扱いショップは確かな知識と技術力があるはずなので、しっかりとフィッティングして「 自分だけの特別な1本 」を作り上げることが可能です。
まずは取り扱いショップで試打をしてみてはいかがでしょうか。
今までにないフィーリングと性能を味わえると思います。