2025/12/18
今回は新たな発想のフェアウェイウッド調整法を紹介します。
常識破りと言える調整法によって、驚くほどに飛距離性能がアップして、それでいてなぜかとても打ちやすいという、夢のような3番ウッドが完成したのです。
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苦手だった3番ウッドが、遂に得意クラブに変身した!?
【 これが本当の魔改造!! 】などで、打ちやいフェアウェイウッド製作の研究を続けていましたが、ついにその「 魔改造 」の更に上をいく「 神改造 」と呼べるレベルの3番ウッド製作法を見つけました。
そのクラブとは、レディス用3番ウッドのヘッドにドライバーシャフトを組み合わせるという、まさに常識破りの調整法で、実際にコースで試すと驚きの性能を発揮できたので、その詳細を報告します。
エアロジェットMAX レディス3番ウッド + ドライバーシャフトの組み合わせが、常識を打ち破った!
■ ヘッドテータ
ヘッド : コブラ エアロジェット MAX レディスヘッド3番
ヘッド体積 : 164cc
ロフト角 : 18.5° ( 17.5°に変更 )
■ シャフトデータ
シャフト : ハザーダス スモーク iM10 60
フレックス : 6.0 ( S+相当 )
シャフト重量 : 66g
トルク : 3.7
■ クラブデータ
クラブ重量 : 330g
クラブ長さ : 44.75インチ
振動数 : 261cpm
ヘッドバランス : E0
■ クラブ製作の流れ
【 これが本当の魔改造!! 】で紹介したように、レディス用のフェアウェイウッドのヘッドと、メンズ用のハードなシャフトを組み合わせると、誰もが苦手としていたフェアゥェイウッドが嘘のように簡単に打てることが分かっていました。
軽量でボディ剛性の柔らかいレディス用のヘッドに、今まで自分が適正だと思っていたよりも重くて硬いシャフトを組み合わせると、凄い反発力を感じられるだけでなく、自在にクラブを操れる感覚が湧くようになり、苦手だったことが嘘のように簡単にフェアウェイウッドが打てるようになります。
フェアウェイウッドが苦手で長年使用していなかった僕の奥さんの場合、【 遂に打ちやすいフェアウェイウッドを発見!! 】で紹介したようにコブラ エアロジット LSの5番で苦手意識を克服し、その後に【 打ちやすい7番ウッドは強力な武器になる!! 】でコブラ エアロジェット MAXの7番を追加していました。
そこで更なる飛距離を求めて新たに選択したのが、レディス用コブラ エアロジェットMAXの3番ウッドです。
僕が女性の友人用にレディス用エアロジェットMAX 5番 + アッタスEE 65 Sの組み合わせを製作したところ、あまりの打ちやすさと、ボールの弾き感に驚き、早速僕の奥さん用にもレディス用のエアロジェット MAXの3番を製作することになり、いろんなシャフトを組み合わせてテストを続けていました。
そこで偶然に奇跡的な組み合わせが誕生したのです。
現在僕の奥さんのエースドライバーはコブラ LTDx LS USモデル + ベンタス ブラック 6 Sですが、冬用ドライバーとしてコブラ LTDx MAXを追加して、シャフトを組み替えながらテストを重ねていた時に、「 このシャフトを3番ウッドで打ってみたい 」と突然僕の奥さんが言い出したのが、LTDx LS USモデルの純正シャフトであるハザーダス スモーク iM10 60 6.0というシャフトです。

どうやら本人の感覚から「 このシャフトなら3番ウッドでうまく打てそうだ 」と、閃いたようなのです。
そもそもフェアウェイウッドが苦手だった頃は、「 3番ウッドはシャフトが長いから打てる気がしない 」とまで言っていたのに、最近の変心ぶりには驚くばかりです。
そこで早速レディス用エアロジェット MAX 3番ウッド + ハザーダス スモーク iM10 60 6.0のドライバーシャフトの組み合わせで打ってみたところ、いきなり一発目から「 わぁお! 」と声が出るほど一気にキャリーが伸びました。
ちなみに、このシャフトをLTDx LSのドライバーヘッドに装着した時のクラブ長さは45.5インチですが、エアロジェット MAX 3番ウッドに装着すると、クラブ長さは44.75インチになります。

■ コースでのインプレッション
はたしてこんなに長いシャフトのフェアウェイウッドを、こちらの地域のこの時期特有の、かなり芝が薄い湿ったライで上手く打てるのか!?
案の定、気温10℃以下の朝イチのセカンドショットではミスりましたが、感覚を掴んだそれ以降のセカンドショットでは嘘のように簡単に打てて、平均キャリーも170ヤードを越えるナイスショットを連発しました。
これでもしライの状態がよければ、セカンドショットのキャリーは180ヤード以上は確実で、以前のフェアウェイウッドが打てなかった頃とは別次元の世界になりました。

このシャフトとの組み合わせによって、各部のセッティングは少し変わりました。
以前はソール後方のウェイトを外していましたが、6gを装着し、ソールの鉛の貼り方も変更。
シャフト変更でかなり高弾道になったので、ロフト角を−1°に変更しています。
■ どんな組み合わせならマッチするのか!?
このレディス用エアロジェット MAX 3番ウッド + ハザーダス スモーク iM10 60 6.0の組み合わせが、コースでも凄い威力を発揮したことを確認できたので、次にこのシャフトをエアロジェット LS 5番ウッドにも装着してみましたが、やはりメンズ用のヘッド重量とヘッド剛性との組み合わせでは、打ちやすさや飛距離性能の向上は難しいと感じました。
またレディス用エアロジェット MAX 3番ウッドに、別のドライバーシャフトとしてベンタス ブラック 6 Sも試してみましたが、ハザーダス スモーク iM10 60 6.0とはシャフト重量と振動数は同程度なのですが、トルクが3.1対3.7で、その分だけベンタス ブラック 6 Sの方が硬く感じて、振りやすさはイマイチでした。
ここまでのテストで分かったことは、もしドライバーシャフトを組み合わせても打ちやすく感じるのは、やはり軽量なレディス用ヘッドの3番ウッド。
もちろん5番ウッドや7番ウッドに最大飛距離を求める必要はないので、その選択肢は最初から除外します。
シャフトについては、はたして今回の長さがベストなのかは不明ですが、スリーブ仕様のフェアウェイウッドを選び、まずは自分の持っているドライバーシャフトで試してみることが第一歩でしょう。
今回のクラブ長さは44.75インチですが、もしかしたら44.5インチや44インチの方がよいのかもしれませんが、それは今後の研究課題とします。
シャフトのスペックや特徴としては、シャフト重量65g前後で、トルクが3.5~4.5くらいの、少し重くて硬すぎないシャフトがマッチすると思います。
フェアウェイウッドを簡単にするコツは、シャフトの重さを利用することなので、その点からシャフト重量60g以下のドライバーシャフトだとかなり難しいと思います。
■ なぜコブラがよいのか!?
僕の奥さんは現在、ドライバーはコブラ LTDxシリーズの2本、フェアウェイウッドはコブラ エアロジェットシリースの3本を使用しています。
単純にコブラ好きという訳ではなく、地クラブから大手メーカー、そして旧モデルから最新モデルのかなりの数を試打をして、所有もした結果、性能と打ちやすさ、そしてコスト面で残ったのがコブラで、その中でもドライバーはLTDxシリーズが、フェアウェイウッドはエアロジェットシリーズが優れていると思います。
とくにフェアウェイウッドに関しては、メンズ用の7番ウッドまでスリーブ仕様で、レディス用もスリーブ仕様となると、コブラ一択になると思います。
そして僕がアドバイスしている男性の友人2人、女性の友人3人も、ドライバーはLTDxシーズで、フェアウェイウッドはエアロジェットシリースなので、それぞれのヘッドとシャフトの組み合わせを変えながら、かなり高度にクラブ調整を進めることが可能になっています。
■ プロにも「 神改造 」をしている選手がいた!
我が家が「 神改造 」フェアウェイウッドの性能に驚いていると、青山加織選手が3番ウッド用にドライバーシャフトをテストしていることをユーチューブで発見しました。
たしか「 3番ウッドが苦手だがドライバーは得意なので、同じ感覚なら3番ウッドが打てるかもしれないと思い、ドライバーシャフトを装着してみたら、打ちやすかった 」と言う内容だったと思います。
青山加織選手の3番ウッドはレディス用ヘッドではなかったのですが、うまい具合に自分が使用していたドライバーシャフトとマッチしているそうです。
今回のまとめ
今回は「 神改造 」と呼べる、常識破りのフェアウェイウッド調整法を紹介しました。
苦手だったフェウェイウッドが打てるようになり、どんどん飛距離性能と打ちやすさが向上していく独自の調整法を今後も紹介していきます。
その成果は僕の友人達も例外なく実感できているので、皆さんも自分に合うフェアウェイウッド製作にチャレンジしてみませんか!?
