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コースで飛んで曲がらない最強ドライバー!! 名器コブラ LTDx LS が優れている理由!

time 2025/11/20

コースで飛んで曲がらない最強ドライバー!! 名器コブラ LTDx LS が優れている理由!

今回は、計測器のデータよりも実際のコースで真価を発揮するドライバーを紹介します。

そのドライバーはコブラLTDx LSで、特にコース上でこそ最大性能が発揮されるドライバーなので、その特徴を紹介してみたいと思います。

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計測器データよりも、コースで本当に飛ぶドライバーこそが最強!

最強の中古ドライバーを遂に発見!! 】でコブラLTDxシリーズのドライバーの性能の高さを紹介していましたが、その中の大本命がLTDx LSです。

僕の奥さんが半年間使用して実感した素晴らしい性能は、友人達が打っても驚異的な飛距離を実現できたことで証明されました。

今回は、名器と言えるコブラ LTDx LSがどのように優れているのかを説明したいと思います。

 

コブラLTDx LSドライバーの素晴らしい性能を紹介

■ ヘッドデータ

ヘッド : コブラ LTDx LS US モデル

ヘッド体積 : 455cc

ヘッド重量 : 195g

ロフト角 : 9.0°

 

■ シャフトデータ

シャフト : フジクラ ベンタス ブラック 6

シャフト長さ : 45.5インチ

フレックス : S

シャフト重量 : 65g

トルク : 3.1

振動数 : 266cpm

 

■ クラブデータ

クラブ重量 : 317g

ヘッドバランス : D2.5

 

クラブ選択の理由

このコブラ LTDx LSは、以前からとても気になっていたモデルでした。

実は多くのゴルフ関係者が忖度なく本人用として購入していたり、実際に打っているいろんな映像を見ていると、このドライバーの飛距離性能が素晴らしいことは以前から分かっていましたが、残念ながらこれまでは練習場やゴルフショップで試打をする機会がなかったので、興味はあったものの購入はしていませんでした。

ところが今年の春に近所の中古ショップの閉店セールで、とても程度がよく破格なこのドライバーを発見してしまったのです。

ただしLSモデルで、しかもロフト角が9°だったので、さすがに僕の奥さんのパワーとヘッドスピードではハードスペックすぎると思いましたが、ダメもとで店内で試打をしてみたところ、あまりの打ちやすさと打感のよさ、そして計測器上でも飛距離性能の高さが確認できたので、即購入してしまいました。

装着されていたシャフトは、このUSモデルの標準仕様であるハザーダス スモーク iM10 60 6.0というシャフトで、重量は少し重いけれどとても素直な特性です。

 

インプレッションとセッティング

購入後に練習場で打ってみると、最初はやはりハードスペック感があり、ボールは低めの強弾道で少し右方向に流れる傾向。

しかし他のLSモデルで経験したような、低スピンすぎてボールがドロップするような現象は起きません。

そこでスリーブ調整を施して決まったのが、「 STD° Ⅾ 」という標準ロフト角のままで捕まりやすい設定。

これで弾道が少し高くなり、よい感じのストレートボールを打てるようになったので、この時点で「 LSの9°なのに、意外にも、僕の奥さんでも少し頑張れば十分に打てそうだ 」と確信しました。

練習場での飛距離性能自体は、それまでのエースドライバーだったヨネックス GT 425 10.5° + ベンタス ブラック 6 Sと同程度だったのですが、弾道の強さに期待して、まずは実際にコースで使用して様子を見ることにしました。

そこで驚いたのが、コースでの打ちやすさと圧倒的な飛距離性能です。

まず打ちやすさについては、スイング中の少ない空気抵抗感と控えめな慣性モーメント( 4159 g・cm² ) の組み合わせがとても絶妙な感覚で、さらにヘッド剛性感が高すぎないので、フェース面の弾き感がとてもよく、球離れも早すぎないのでコントロール性も抜群なのです。

最近主流の高初速を狙いすぎてヘッド剛性がガチガチのドライバーは、どうしても球離れが早すぎて出玉のコンロールが難しいのですが、それとは対照的なフィーリングです。

その打ちやすい特性と適度なロースピン特性がマッチして、コースボールとの相性が抜群で、最適なスピン量と弾道の高さで気持ちよくボールが伸びていき、練習場のボールとは別次元の飛距離性能を発揮してくれます。

僕の奥さんは年間25~30回ラウンドしていますが、7つのコースをそれぞれ2~7回程度の割合でローテーションしていて、このドライバーに変更して以降の半年間で、各ホールでのティーショットの最長到達点を1回のラウンド毎に3~5ホールのペースで更新しています。

シャフトについては、購入後しばらくはハザーダス スモーク iM10 60 6.0を使用していましたが、気温30℃以上になると弾道が高くなってきたので、スリーブポジションを「 -1.0° 」に変更しました。

その後に高気温の時期が長かったことと、ヘッドとの相性がよさそうだったので、それまでヨネックス GT 425で使用していたベンタス ブラック 6 Sを、LTDx LS用スリーブにリシャフトしました。

この2本のシャフトはシャフト重量と振動数はほぼ同じですが、トルクが少ない分だけベンタス ブラック 6 Sの方が少し硬くなるので、その影響で弾道が低くなり、方向性はさらに向上しました。

ただしその後に気温が30℃以下に下がってきたので、シャフトはベンタス ブラック 6 Sのままで、スリーブポジションを「 STD°D 」に変更しています。

最近は更に気温が下がり、10℃近くにまで下がりましたが、その打ちやすさと飛距離性能にあまり変化がないことは驚きです。

 

飛距離性能とその効果

僕の奥さんは若手女子プロの皆さんのお母様方よりも年上であり、ヘッドスピードは37~38m/sなのですが、このドライバーの平坦なホールでの平均飛距離は200ヤードでキャリーは190ヤードです。

このブログ開設以降どんどん年齢を重ねていますが、その当時よりも10ヤード以上は確実にドライバーの飛距離が伸びました。

こちらの地方は雨が多く湿度も高いため、たとえ晴れているラウンドでもランがとても少ないので、もし関東平野のように乾燥したコースコンディションならあと10ヤードは伸びると思います。

このドライバーによる飛距離アップによってスコアも確実に恩恵を受けていて、最近別々の3コースをラウンドして75、75、78と連続して好スコアをマークすることができました。

自己ベスト更新はまだですが、このスコアの安定度は過去イチです。

 

ヘッドスピード45m/sでもその性能を実証

そして先日に遠方の友人2人とのラウンドでも、このLTDx LSの飛距離性能の高さが実証されました。

2人の友人はともにヘッドスピード45m/s前後で、そのヘッドスピードに最適だと定評のあるキャロウェイテーラーメイドのドライバーヘッドに、それぞれ自分にマッチしたカスタムシャフトを装着していました。

そのラウンドで、友人の1人が軽い打ち下ろしのホールで260ヤードの会心のドライバーショットを打った後、試しに我が家のLTDx LSも打ってみたところ、なんと280ヤードオーバーのスーパーショットを練習なしの一発勝負で打ててしまったのです。

その後にも打ち上げホールで会心のドライバーショットをした後にもう一回比較しても、またしても我が家のLTDx LSが20ヤードオーバー。

その友人は自分のドライバーの仕上がり具合にかなり自信を持っていたので、この結果に対してかなりショックを受けていました。

もう一人の友人も一発勝負でチャレンジしたところ、我が家のドライバーの方が振りやすくて飛距離性能が高いことに驚いていました。

それだけでなく、自分の息子さんがヘッドスピード50m/sのティーチングプロなのですが、その息子さんにもマッチしそうなスペックだと感じたそうです。

また別の機会にも、大学ゴルフ部出身でヘッドスピード50m/s前後の知人2人にも、練習場で我が家のLTDx LSを試打してもらったところ、2人とも素晴らしい弾道をネットに突き刺していて、とてもよいフィーリングだったそうです。

そんなハードヒッターが打ちやすいスペックなのに、僕の奥さんのパワーとヘッドスピードでも打ちやすくて飛距離性能が高いという、絶妙な特性を持っているドライバーが完成しました。

 

今回のまとめ

今回はコブラ LTDx LSドライバーが、実際のコースで素晴らしい性能を発揮することを紹介してきました。

その要因を挙げるとすれば、①大きすぎない慣性モーメント②ボディ剛性が硬すぎない③球離れが早すぎない④LSモデルなのに低スピンすぎない⑤空気抵抗が少ない⑥重心深度が35.6mmと浅い➆LSモデルなのにヘッド重量が195gと軽め、という7つのポイントがあると思います。

その中でも「 ➆LSモデルなのにヘッド重量が195gと軽め 」はとても重要なポイントで、他のLSモデルのヘッド重量がどれも200g前後なのに対して、LTDx LSの方が5g軽いので、その分だけ重くて硬いハードシャフトを組み合わせても、問題なく振り切れるようになるのです。

この7つのポイントに全て合致しているモデルは、「 重心ハンドブック 」で他メーカーで探しても、そして同じコブラのブランドであっても、なかなか見つけることはできません。

「 慣性モーメントの大きさに邪魔されないコントロール性のよさ 」、「 打感がよく、球持ちがよい 」、「 非力でもドロップしないロースピン性能 」、「 空気抵抗が少なく、ヘッドが重くないので振りやすい 」という具合に、いくらでも高評価を与えられる逸品。

この性能は、おそらく室内の計測器だけでは分からないと思います。

残念ながら中古品しか入手することはできませんが、興味を持たれた方は、中古ショップで探してみて下さい。

 

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プロフィール

Luke (ルーク)

テクニカル分析が得意な元プロスポーツ選手です。 ゴルフ界の常識にとらわれずに、ゴルフをもっと簡単にプレー出来るように研究しています。 詳しいプロフィールはこちら➔ [詳細]

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