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フェアウェイウッドがうまく打てなかった理由と改善方法!! ソール面の使い方を工夫すること!

time 2025/09/25

フェアウェイウッドがうまく打てなかった理由と改善方法!! ソール面の使い方を工夫すること!

これが本当の魔改造!! 】では、フェアウェイウッドを簡単に打てるようになるクラブの調整方法を紹介しましたが、それだけでは不十分なので、今回は打ち方の工夫とその考え方を説明したいと思います。

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うまく打てなかった理由と対処法が分かればもう大丈夫!

これが本当の魔改造!! 】でも説明していますが、アマチュアゴルファーとプロゴルファーの打ち方の違いは、アームローテーションとフェースターンの量が大きく違うことです。

それゆえにプロゴルファーが推奨するクラブと打ち方ではうまく打てないし、かと言ってプロゴルファーのような打ち方をマスターするのは困難。

そこで根本的に考え方を変えて、アマチュアゴルファー向けにクラブの調整方法を施して、それに合わせて打ち方にも少しのコツを加えてみましょう。

今回はその打ち方のコツについて説明します。

 

クラブを調整して、少しだけ打ち方を改善するだけでFWはうまく打てる!

大人になってからゴルフを始めたアマチュアゴルファーは、アームローテーションとフェースターンの量が少ないので、プロゴルファーと同じように打っているつもりでも、インパクト前後にソール面の後方部が地面に落ちてしまう現象が起きやすく、ソール面積が大きいフェアウェイウッドではナイスショットが難しくなっていました。

そこで【 これが本当の魔改造!! 】で説明したように、ソール面の後方部が地面に落ちないようにクラブを調整するわけですが、それだけではまだ不十分なので、少しだけ打ち方にも工夫を加えてみましょう。

この写真①は、問題となるソール面の後方部ですが、地面に接触している跡が見えると思います。

このクラブは深すぎる重心深度を浅くするために、ソール面の後方部のウエイトを外してあります。

そんな対処を施しているのに、それでもまだソール面の後方部が落ち気味になってしまうので、その点に対して少し工夫を加えなくてはいけません。

そこで写真②を見て下さい。

ソール面の後方部が地面に落ちないようにスイングしようと考えた時に、陥りやすいのがクラブヘッドを青〇印のリーディングエッジ側から入れてしまうことです。

確かにプロゴルファーやトップアマのソール面の写真を見ると、このリーディングエッジ側がかなり削れていることが分かります。

そのようなクラブの状態を見ると、それならリーデイングエッジから入れればよいのかと思うのですが、残念ながらそれは間違いでした。

プロゴルファーのリーディングエッジ側が削れる現象は、実はボールを打った直後に目標よりも左側にフェースターンする時に地面に接触するからで、けしてボールに対して直接リーデイングエッジから入れるような鋭角的なアタックアングルにはなっていません。

またプロゴルファーは、ボールの位置よりも左側の芝を削るように打っていると思われるでしょうが、あれはインパクト後にフェースターンする時に地面の芝を削っているので、皆さんのイメージほどクラブは鋭角的には下りていません。

それなのにフェースターンが少ないアマチュアゴルファーが、プロゴルファーのようにボールの位置よりも左側の芝を削ろうとすると、クラブヘッドが鋭角的に入りすぎてフェース面が立ちすぎるのでボールが浮かない、またはトップしやすいという状態に陥ります。

そこでフェースターンの量が少ないアマチュアゴルファーが気をつけるべき点は、けして青〇印の部分から入れようとはせずに、緑〇印のソール面の前方部から中間部を地面に設置させるように意識してボールにアタックすることです。

そしてボールを捕えた後にも、すぐにクラブヘッドが上がってしまうと、写真②の赤〇印の辺りが地面に接地してしまうので、その赤〇印の辺りが接地しないように、大きなスイング軌道を意識して緩やかにクラブヘッドが上昇するようなイメージを持ちましょう。

このようなクラブヘッドの入れ方とスイングのイメージを作り、そしてクラブヘッドの重心深度が深すぎなければ、現代のフェアウェイウッドはかなり簡単なクラブへと変身してくれます。

 

フェアウェイウッドのヘッドの選び方

フェアウェイウッドが苦手だった僕の奥さんが、【 遂に打ちやすいフェアウェイウッドを発見!! 】で紹介したように、最初に「 これは打ちやすい! 」と感じたのがコブラ エアロジェット LSの5番ウッドでした。

重心ハンドブック 」によれば、重心深度が27.3mmとかなり浅い設定で、そのためにインパクト前後でソール面の後端部が落ちづらくなっており、打ち方を変えなくても打ちやすいと感じた訳です。

そこで今度は7番ウッドも使いたくなりましたが、ところがエアロジェット LSには7番ウッドの設定がなく、他メーカーも7番ウッドのスリーブ仕様はごく僅か。

そこで考えたのが、重心深度が34mmと深いエアロジェット MAXの7番ウッドのソール面の後端部のウエイトを外して、重心深度を自分で浅くする方法です。

あとは軽くなったヘッド重量を補えるように、少し重いシャフトを選択すればOK。

この方法によって、エアロジェット LSよりも寛容性が高くて打ちやすいクラブが出来上がり、スリーブ仕様なのでエアロジェット LSの5番ともシャフトを兼用でき、シャフトの種類を複数用意することも可能になります。

そこで次に最も難しい3番ウッドをもっと簡単にするために、さらに寛容性が高いレディス用コブラ エアロジット MAXを選び、同様に重心深度を浅くして、軽すぎるヘッド重量でも扱いやすいシャフトを組み合わせて対処すると、3番ウッドとは思えない精度と寛容性がありながら、十分な飛距離性能を手に入れることができました。

 

今回のまとめ

重心深度が深すぎないクラブを選び、スイング中にソール面の後端部が地面に落ちないように対処できれば、難しかったフェアウェイウッドが飛躍的に簡単なクラブへと変身し、高い精度と寛容性、そして飛距離性能を手に入れることができるので、コース攻略がとても楽になります。

その効果で、僕の奥さんと友人女性の平均スコアが最近一気に向上しました。

残念ながらフェースターンの量が大きい人達の意見はあまり参考にならないので、定説には縛られずに、柔軟な思考で取り組んでもらえば、新しい世界が開けてくると思います。

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プロフィール

Luke (ルーク)

テクニカル分析が得意な元プロスポーツ選手です。 ゴルフ界の常識にとらわれずに、ゴルフをもっと簡単にプレー出来るように研究しています。 詳しいプロフィールはこちら➔ [詳細]

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