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あなたのスイング軸はどのタイプ? 腰が流れないスイングを目指しましょう!

time 2021/01/15

あなたのスイング軸はどのタイプ? 腰が流れないスイングを目指しましょう!

ゴルフスイングは身体のどこかに軸を意識したほうが、スイングが安定してクラブをうまく振れるようになると思います。

しかしそのスイング軸の決め方は、単純に身体の中央とか、背骨とかに決めるのではなく、その人それぞれでもよいはずです。

今回はその点について考えてみましょう。

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各自に合わせたスイング軸の決め方

皆さんはスイング軸をどこに意識していますか?

単純に考えると背骨がよさそうに思えるかもしれませんが、実際に背骨を意識してスイングしてみると、うまく身体が動かない人が多いと思います。

それではスイング軸をどのように意識すればよいのか、自分に合うスイング軸の考え方を見つけて下さい。

 

自分に合うスイング軸とは!?

ゴルフレッスンでは、背骨がスイング軸だという説が一時期広まりましたが、最近はほぼ消滅しているようです。

実際のスイングは上半身だけでなく、下半身も動いているので、背骨だけを意識してもうまく動けないからだと思います。

それよりも、アドレスした自分にとっての中心軸なのか、右軸なのか、左軸なのか、これくらいの大まかなイメージでスイングしたほうがよいでしょう。

 

中心軸の場合

プロゴルファーの場合は、中心軸を意識している選手が多いと思いますが、中心軸を意識している選手の多くは、左への体重移動とセットになっていて、実際のスイングは左にスウェーしているパターンが多くなっています。

アドレスとインパクトを比べると、腰の位置が10~30cmくらいも左側に流れているのですが、本人はスウェーではなく体重移動だと思っているはず。

 

左軸の場合

ブライソン・デシャンボー選手や谷原秀人選手のタイプで、かなり少数派です。

上半身のスイングの支点を左肩、下半身のスイングの支点を左足、としてスイング全体をイメージ。

アドレスとインパクトでは、腰の左側への移動量は10~20cmとやや少なめ。

 

右軸の場合

最近増えているのが右軸派で、右肩と右足をスイング軸とするパターンと、左肩と右足をスイング軸とするパターンもあります。

どちらのパターンも、アドレスとインパクトでは、腰の左側への移動量は0~10cmと少なく、体重移動よりも遠心力のエネルギーを重視します。

右肩と右足がスイング軸でも、実際のスイングを正面から見ると、スタンスのセンターでスイングしているように見えます。

なお左肩と右足がスイング軸だと、身体の開きが早くなるので、難しい要素がいろいろ入ってきます。

 

スイング軸の見つけ方

それでは自分はどのスイング軸がよいのか、今までスイング軸について漠然と考えていた人は、ここで一度しっかりと考えてみましょう。

その見つけ方としてお勧めなのが、片足スイングです。

写真のように片足立ちでスイングしてみましょう。

使うクラブはドライバーでも、アイアンでも、振りやすいものでOK。

片足でバランスがうまく取れずによろける人は、クラブのネック側を持ってもよいでしょう。

片足立ちで、できるかぎり大きく、そして強くスイングして下さい。

肩甲骨を柔らかくうまく使って、右肘をすぐに畳まなければ、気持ちよくスイングできるようになります。

そのスイングを、右足と左足のどちらがやりやすいのか?

そのスイングしやすい足の方を、自分の軸にすればよいわけです。

どちらの足でも同じならば、中心軸にしたほうがよいでしょう。

 

なお、「 片足スイングで試したら、右軸がよさそうだったけど、自分には違和感がある 」、という場合ならば、違和感のない程度にスイング軸を変えてみましょう。

 

今回のまとめ

日本ではプロゴルファーもプロコーチも中心軸の人が多く、そして体重移動を強く意識している人ばかりなので、本人たちの自覚以上に腰が大きく左に流れています。

それでは「 本当の体重移動 」ではなく、「 体重移動をしているつもり 」なのです。

その状態でいくら「 ビハインド・ザ・ボール 」を意識しても、ボールにパワーが十分に伝わるわけではありません。

そしてなによりも、大人になってからゴルフを始めたゴルファーには、そのような動きは難しいものなのです。

スイング軸が右軸でも、中央軸でも、左軸でもよいので、腰が左に流れないほうがスイングはシンプルになり、クラブの遠心力は大きくなります。

自分に合う、腰が流れないスイング軸を見つけてマスターできれば、スイング精度は上がり、飛距離も自然に伸びていきます。

まずは自分に合うスイング軸探しを考えてみて下さい。

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