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話題の短尺ドライバー専用シャフト スピーダーSLKをテストしました!

time 2019/06/03

話題の短尺ドライバー専用シャフト スピーダーSLKをテストしました!

ますます注目度が高まってきている短尺ドライバーですが、残念ながらまだまだ新製品として市販される気配はありません。

しかしそんな現状にも明るい兆しがあり、ようやくフジクラから短尺ドライバー専用シャフトのスピーダーSLKが市販されました。

先日幸運にもそのシャフトをテストする機会があったので、その結果を報告します。

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注目のシャフト、スピーダーSLKとは…!?

先日、某クラブメーカーの試打会に参加したところ、その中にスピーダーSLKを発見し、早速テストさせてもらいました。

テストしたのは二人で、ヘッドスピード37m/sながらヘッドスピード43m/sくらいのスペックを好む僕の奥さんと、ヘッドスピード42m/sの男性の友人です。

二人とも日頃から短尺ドライバーを愛用していて、豊富なノウハウを持っています。

テストしたシャフトは、スピーダーSLK 5 のフレックスSです。

 

スピーダー SLK 5 のスペック

シャフト長さ : 44インチ

フレックス : S

シャフト重量 : 58.5g

トルク : 6.0

 

このシャフトの狙いは、シャフトを短尺化した時に起きると思われている問題点を解消することだそうです。

シャフトを短尺化することに対する一般的なイメージとしては…

➔ 硬く感じる、ヘッドバランスが軽くなる、ボールが上がらない、ヘッドスピードが落ちる、飛距離が落ちる、etc…このようになると思います。

そこでスピーダーSLKは、このような点を意識して開発されているようなのです。

 

スピーダーSLKの試打インプレッション

このシャフトが装着してあったヘッドは、某メーカーの最新ドライバーヘッドで体積455ccです。

試打した後に二人とも最初に発した言葉は、「 軽くて軟らかい 」でした。

ヘッドバランスは感じられて、それなりに打ちやすさは感じたそうですが、見た目にもシャフトの動きが大きすぎて、明らかにアンダースペックでした。

そのドライバーヘッドの標準的な長さは45.25インチなのですが、それを44インチのスピーダーSLKに付け替えても、ヘッドバランスが十分に感じられたということは、フジクラの狙い通りですね。

その点については、このシャフトの可能性を感じることができました。

ただし、少し短尺へのイメージだけが先行しすぎているのかもしれません。

今回の試打会には、その他のスペックが用意されていなかったので正確な判断はできませんが、「 短尺化すると硬く感じる 」という先入観を重視しすぎてしまったのかも…。

それほどにスピーダーSLK 5のSフレックスは、明らかに短尺ドライバー用としては「 軽くて軟らかい 」ものでした。

おそらくこのスペックなら、ヘッドスピード35m/sの女性が43.5~44インチで使用する場合に最適なのではないでしょうか?

 

可能性は十分に感じられたスピーダーSLK

今回テストしたシャフトはアンダースペックでしたが、フジクラはまだ他にもスペックを用意しています。

これまでに数多くの短尺ドライバーを製作してきた経験から推定すると、ヘッドスピード40m/s以上なら、最低でもSLK 5のXフレックスは必要だと思います。

Xフレックスでもトルクは5.9もあるので十分に柔らかく、重量は62gと適度な重さ。

このシャフトを44インチで使用して、430ccくらいのヘッドと組み合わせれば、なかなかよい仕上がりになると思います。

でもそれよりも僕がお勧めしたいのは、SLK 6のXフレックスです。

重量71gでトルク5.0なので、これこそがこのブログで推奨している『 重・短・小ドライバー 』として最適なシャフトなのかも!?

重・短・小ドライバー 』を製作するためには、重いけれど硬すぎないシャフトを見つけることが重要なのですが、既存のシャフトの中からでは選択肢が限られます。

もちろん実際にテストしてみないと分かりませんが、SLK 6のXフレックスのスペックは、これまでにこのブログで積み重ねたデータに、今回テストしたSLK 5のSフレックスの印象を加味すると、『  重・短・小ドライバー 』にドンピシャなのかもしれませんね。

 

今回のまとめ

今回テストしたスピーダーSLK 5はアンダースペックでしたが、その他のスペックには可能性があることは十分に感じられました。

今後また試打会などで他のスペックを試す機会が訪れることを楽しみにしています。

そして他のシャフトメーカーからも、短尺用のシャフトがどんどん市販されることも期待しましょう。

ただし、【 短尺ドライバー 】を読んでもらえれば分かると思いますが、けして短尺ドライバーには専用シャフトが必要なわけではなく、他にもいろんな手法があるので、まずは気軽に中古クラブなどで短尺ドライバーを制作して、実際に試してノウハウを身につけてから、スピーダーSLKのような新製品を試すという手順をお勧めします。

 

ちなみに…今回試打した某メーカーの最新モデル、巷では人気のモデルです。

いろんな最新の長尺シャフトと組み合わせて試打を繰り返しましたが、正直なところ「 まあまあの性能 」でした。

完璧にミートしても驚くほどの飛距離ではなく、長尺ゆえのミスした時の曲がりの大きさだけが目立ちました。

重・短・小ドライバー 』と比較すると、10年以上前のヘッドでも最大飛距離は互角、打ちやすさと安定性では確実に『 重・短・小ドライバー 』が勝っていました。

しかし、こればかりは実際に体験してみないと分からないと思います。

そして自作するしか手に入れる方法はないので、皆さんが自作する時に失敗しないように、役立つ情報をこれからも提供していきます。

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