2024/11/24
ドライバーの2023年モデル試打会に参加して、その中からとてもよさそうなモデルを発見したので、早速インプレッションを報告したいと思います。
そのモデルはコブラのAERO JET MAXで、シャフトはディアマナ GT50 のSフレックスです。
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打感と飛びが両立された、珍しい存在の外ブラモデル
先日、練習場で試打会があり、話題のニューモデルを試すことができました。
おそらく現在人気トップ2のキャロウェイ パラダイム ♦♦♦ (トリプルダイヤモンド)と、ピン G430 MAXの2本。
そして個人的にとても興味があったコブラ AERO JET MAXです。
その中で今回No.1だったのは、コブラ AERO JET MAXでした。
コブラ AERO JET MAX + ディアマナ GT 50 Sの試打インプレッション
最新モデルでは、【 2022年のベストドライバーはこれだ!! 】で紹介して以来の「 我が家のドライバーよりもよいかもしれない 」と思うモデルに出会いました。
当日は気温が12℃と低く、右横から7m/sのアゲンストとかなり厳しいコンディションで、試打を担当する僕の奥さんも気温20℃用に用意していた自分のドライバーで苦戦しているような状態。
そんなコンデイションの中で、各ドライバーを60g台のカスタムシャフトで試打したところ、やはりどれもイマイチなフィーリングでした。
パラダイム ♦♦♦は、ローグ STよりもボディ剛性が下がり、もっと飛ばせる可能性があることは分かりましたが、最近のキャロウェイらしい「 ぼやけた打感 」だったのは残念。
G430 MAXも、G425 MAXよりもボディ剛性が下がり、打感も少し柔らかくなり、弾道が少し高くなった印象ですが、G425 MAXから買い替えるほどの差ではないと思いました。
ただしどちらのモデルも時間不足で、ヘッドのタイプやロフト角、そしてシャフトの種類をあまり試せなかったので、本当の評価は次の機会まで待ちたいと思います。
そんな中でコブラだけは、担当のスタッフがとても熱心で、いろいろなパターンを試させてもらうことができ、その中でベストと言える組み合わせとセッティングが見つかったのです。
■ インプレッション
このAERO JET MAXも他の2モデルと同様に、ロフト角10.5°のヘッドで試打をスタートしました。
シャフトはベンタス TRブラックとベンタス TRレッドの5と6で打ってみましたが、どれもイマイチな印象。
そこで担当スタッフが用意してくれたのが、ロフト角12°のヘッドとツアーAD CQ 5 Sフレックスとディアマナ GT 50 Sフレックスです。
当日の厳しいコンディションの中では、この12°のヘッドをどちらのシャフトと組み合わせも良好で、かなりフィリーングが改善されました。
ただしロフト角12°は、コースボールと組み合わせると弾道が高すぎる印象です。
そしてツアーAD CQ 5 Sは、気温が上がると暴れそうなので選外にしました。
最終的に決まったのは、ロフト角12°のヘッドを11°に調整し、シャフトはディアマナ GT 50 Sとの組み合わせです。
この組み合わせだと、ヘッドのつかまり感もよく、弾道の高さは最適です。
シャフトはしなやかさがありながらも、まるで0.5インチチップカットしてあるようなしっかり感があり、そしてクセのないフィーング。
このように、とてもよい感じに仕上がりました。
そして打感のよさは、今回試打した3モデルの中では、断トツです。
実はこのモデル、もっと細かくテストさせてもらっています。
ロフト角10.5°のヘッドを11.5°に調整し、ディアマナ GT 50 Sで試してみましたが、重心位置の設定が違うそうで、ロフト角12°のヘッドを11°に調整した方が明らかによいフィーリングでした。
その他にも、ソールのウェイトを交換してみたり、AERO JET LSを試したりと、とても贅沢な試打会になりました。
ちなみにヘッドスピード45m/sの友人の場合、AERO JET MAX 10.5°にジ・アッタス V2 6 Sの組み合わせがベストで、その日試打したクラブの中でもNo.1の性能でした。
今回のまとめ
今回コブラのドライバーを練習場で試打できたことは、とても貴重な体験でした。
コブラは取扱店が少ないし、以前に店内で旧モデルを試打したことがありますが、やはり店内ではそれほど正確に分かるものではありません。
しかし我が家はコブラのユーティリティを古くから愛用していて、その影響で僕の多くの友人達も、コブラのユーティリティを使用しています。
今回のAERO JET MAXはそんなユーティリティの好イメージを崩すことなく、とても高性能だったので安心しました。
残念ながら国内向けには宣伝費が少ないようで、各メディアの露出は少ないのですが、皆さんも実際に試してもらえれば、その高性能さがすぐに分かると思います。