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2022年のベストドライバーはこれだ!!  ヨネックス EZONE GT425 + レクシス カイザ H

time 2022/12/25

2022年のベストドライバーはこれだ!!  ヨネックス EZONE GT425 + レクシス カイザ H

2022年は例年以上に数多くのドライバーをテストしてきましたが、その中から選定したヘッドスピード45m/s以下向けのベストドライバーを紹介したいと思います。

そのドライバーが、ヨネックスEZONE GT425レクシス カイザ Hという純正カスタムシャフトの組み合わせです。

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飛距離性能、方向性、打感の全てが高レベルのドライバー!

ヨネックスと言えば、石川遼選手がプロデビューした頃に使用していたドライバーで、当時契約先を決める時も、各メーカーのドライバーを打ち比べて、一番飛んだドライバーを選んだというエピソードがあるくらい、当時の飛ばし屋には隠れた人気を誇っていたメーカーです。

その後石川遼選手がキャロウェイに変更してからは、ヨネックスは方向性に迷いが出ているような印象でしたが、久々に会心のモデルが登場したと思います。

国内女子ツアーで新人ながら2連勝を達成した岩井千怜選手のドライバーはEZONE GT425で、シャフトがレクシス カイザ Mの5S。

双子の姉の岩井明愛選手はEZONE GT450で、シャフトがレクシス カイザ H5Sを使用しています。

二人とも飛距離ランキングでは上位に入る存在ですが、他の上位選手ほどパワー系ではないので、ドライバー自体の飛距離性能もかなり高いはずだと推測していました。

そのドライバーをコースで試打できる機会に恵まれて、実際にその性能の高さを体感することができたので、詳細を報告します。

 

ヨネックス EZONE GT425 + レクシス カイザ Hのスペック

■ ヘッドデータ

ヘッド体積 : 425cc

ヘッド重量 : 195g

ロフト角 : 10.5°

 

■ シャフトデータ

シャフト : ヨネックス レクシス カイザ H

シャフト長さ : 45.25インチ

フレックス : 5 S

シャフト重量 : 57g

トルク : 3.8

 

■ クラブデータ

クラブ重量 : 305g ( 推定 )

ヘッドバランス : D0 ( 推定 )

 

試打レポート

ラッキーなことに、GT425GT450のロフト角10.5°のヘッドが2種類と、シャフトはレクシス カイザMH5Sの2種類を、それぞれ組み合わせを変えて試すことができました。

その中で僕の奥さんが一番気に入ったのが、GT425 + レクシス カイザ H 5Sの組み合わせです。

このドライバーと我が家所有のドライバーを比較しながらラウンドしてみました。

そこでまず驚いたのはその飛距離性能です。

ドライバーの選び方 】で紹介しているとおり、常に我が家は最新ドライバーを上回る性能のドライバーを複数製作していて、その中からその時々の気温に適合するドライバーを使用しています。

当日の気温は25℃を越えるくらいでしたが、GT425 + レクシス カイザ H 5Sは、そんな我が家のドライバーを何回か5~10ヤードもオーバードライブしたのです。

弾道は中弾道のやや高め、そしてややフェード気味のストレートボールが、最適な回転数で「 もうひと伸び 」するように飛んで行きます。

打感は最近のモデルには珍しく柔らかめの好感触で、インパクトでは吸い付くような「 間 」がありながら、とても高い反発力があります。

スイング中のフィーリングとしては、ヘッドが少し軽く、シャフトもやや「 軽硬 」に感じるので、時々タイミングが合わない時もありましたが、それでも大きなミスにはなりません。

気温10℃の時もこの組み合わせで再度ラウンドしましたが、シャフトは少し硬くなったものの、気温の差ほど飛距離性能には大きな変化はありません。

そして我が家のドライバーを、またしても何回かオーバードライブしていました。

 

高性能な理由

『夢のドライバー構想』は幻想に終わる…!? 】でも説明していますが、最近の高初速をセールスポイントにしているアスリート向けのドライバーはボディ剛性が高すぎて、ヘッドスピード45m/s以下の人には本来の性能を引き出せない傾向が見られます。

かと言ってアスリート向けではないモデルだと、スリーブ仕様ではなく、シャフト接着仕様が多いので、なかなか簡単には自分に合うシャフトとの組み合わせを実現することができません。

そこで目を付けたのが、男子プロが契約していないメーカーのアスリートモデルです。

男子プロの契約がなければ、あえてヘッドスピード60m/sまで考慮する必要がないので、あまり「 ガチガチ 」なボディ剛性にはならないはず。

そしていまどきのアスリートモデルならば、スリーブ仕様は当たり前になっています。

そこでその条件に該当するのが、ヨネックスEZONE GTシリーズだったので、予想通りにヘッドスピード45m/s以下の人が打っても、「 打感が柔らかく感じるのに、凄い反発力を引き出せる 」高性能のドライバーになっている訳です。

ちなみにヘッド体積が425ccか450ccなのかは、各自の好みでよいと思うほど、その性能には差はないと思いました。

最近発売された460ccはテストしていません。

 

今回のまとめ

ヘッドスピード45m/s以下の人にとっては、今回のヨネックス EZONE GTシリーズは、ここ数年の中でもかなりの逸品だと思います。

そして425ccという小型ヘッドが用意されていることも高評価です。

もし我が家が購入するとしたら、シャフトはお気に入りのシャフトに変更するかもしれませんが、テストしたレクシス カイザ Hレクシス カイザ M5Sもかなりの完成度だと思います。

最近のドライバーの販売動向は、豊富な宣伝力によって外国ブランドのアスリートモデルが常にリードしていますが、しかしそれはヘッドスピード60m/sまで考慮してある堅牢なヘッドばかりです。

いくらプロや専門家が「 飛ぶ! 」と言っても、ヘッドスピードが大きく下回っていては、当然その性能を十分に引き出すことは難しくなります。

その現実を補うために、「 軽すぎて、長すぎて、柔らかすぎる 」純正シャフトを用意しているメーカーもありますが、その組み合わせではドライバーショットが難しくなるのも仕方ないと思います。

つまり、いくら宣伝文句が立派だからと言っても「 飛ぶ 」とは限らないので、もっと正しい理論で自分に合うドライバーを追及していくことが重要だと思います。

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