2024/11/24
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世界最先端の松山英樹選手のスイング
アマチュアゴルファーがスイングの基本として目指すべきなのが、ゴルフロボット打法と言えるスイング。
現在世界のゴルフ界で、そのスイングに最も近いのが松山英樹選手です。
そしてこのゴルフロボット打法は、世界の最先端のスイングになってきました。
しかし残念ながら、松山英樹選手以外の日本のプロゴルファーでは、そのようなスイングをする選手をほぼ見ることは出来ません。
松山英樹選手と他の日本のプロゴルファーのスイングとは大差ないように見えるかもしれませんが、実は根底となるポイントが大きく違っているので、スイング全体の中では確かな違いが見られます。
今回はその違いを説明しましょう。
まずはこちらの【 松山英樹選手のスイング 】を見て下さい。
この松山英樹選手のスイング、ゴルフロボット打法としてはほぼ完璧な完成度です。
生身の人間としては、これ以上ゴルフロボットに近づくことは困難とも言えるレベル。
同様にゴルフロボット打法と言えるようなスイングのイ・ボミ選手、ジェイソン・デイ選手、ジョーダン・スピース選手達と比較しても、スイングの完成度は松山英樹選手が一段上に見えます。
松山英樹選手のスイングを解説
それではそのスイングを解説します。今回はその全体像をつかんで下さい。
スイング全体の流れとしては、
➔ どっしりと安定感のあるアドレス。ほぼ左右対称と言えるバランスのよさ。
➔ 体重移動と下半身の動きを極力抑えたバックスイング。
➔ 左への体重移動を抑えながら、下半身の動きに遅れないようにダウンスイングを切り返し。
➔ 切り返しとともにクラブヘッドが回転運動を始める。
➔ ダウンスイングでタメを作らない早めのリリース。
➔ 上体と腰がほぼ正面を向いた状態で、グリップ位置が身体の中心になるハンドジャストでインパクトを迎えるイメージ。
➔ アームローテション、またはフェースターンが少ない動きで、しっかりと両腕が伸びたフォロースルー。…となります。
このスイングは無駄な動きが無く、一連の流れが非常にスムーズで、かつ再現性が高そうなのが一目瞭然。
従来の基本とされるスイングの解説
それに対して、従来のゴルフ理論の枠に収まっているほとんどのプロゴルファーのスイングを説明すると、
➔ やや右に体重移動しながら、右股関節に乗せる、または右股関節を入れるようにバックスイング。
➔ 左へのウェイトシフト、または左への腰のスライドと同時に、下半身リードというお約束に従って下半身を先行させてから切り返し。
➔ タメを作るようにダウンスイング。
➔ タメを作っている間は、クラブは回転運動をしていない。
➔ 腰の向きが左を向いた状態で、ハンドファーストのインパクト。
➔ アームローテーション、またはフェースターンを意識しながら加速するようにフォロースルー。
…こんな感じですね。
アマチュアはシンプルなスイングを目指そう
さてこの両者のスイング、どちらがシンプルで簡単そうに思えますか?
止まっているボールに対して、極力無駄な動きを抑えて、そして身体の動きにクラブを連動させて、ボールにパワーを伝えるゴルフロボット打法。
それに対して従来のゴルフ理論は、体重移動や捻転差がパワーを生むという考え方で、止まっているボールに自らがわざわざ動いて、そしてその身体の動きからクラブを遅らせてから一気に戻す、という非常に難しい状態でインパクトを迎えています。
両者のスイングの内容を比較すれば、やはりゴルフロボット打法のほうがシンプルで簡単そうですよね。
もし従来のゴルフ理論の方が、明らかに飛距離で勝り、結果も勝っているならば、その難しさにチャレンジする価値はあるかもしれません。
しかし現在の世界のゴルフ界を見渡せば、たとえ飛距離は互角だとしても、結果と安定性ではゴルフロボット打法の選手がやや勝っている状況です。
それならば、練習量が少ないアマチュアゴルファーが目指すべきはゴルフロボット打法。
つまり松山英樹選手のようなスイングを目指したほうが上達の近道でしょう。
そのためにはもっと詳しい解説が必要なので、【 その2 】 にて説明を続けます。