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ゴルフスイングの下半身の使い方の正解は!? 世界から学んだ理論を紹介

time 2018/11/01

ゴルフスイングの下半身の使い方の正解は!? 世界から学んだ理論を紹介

今回は、【 そろそろ皆さんも短尺ドライバーを…!? 】に続いて、ゴルフトゥデイ 2018年11月号で興味を持ったもう1つの記事の内容を紹介します。

その内容は、「 ゴルフスイングの正しい下半身の使い方 」についてです。

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世界最先端の下半身の使い方に乗り遅れるな!

ゴルフトゥデイ11月号で興味を持ったもう1つの記事は、[ 飛ばしのトレンド PART2 世界の飛ばし! ]です。

世界のトップクラスの選手達の下半身の使い方を、それぞれのコーチが解説していますが、どのコーチも、「 下半身の無駄な動きを抑えて、体とクラブの回転運動の効率を高める 」という点で一致していました。

この記事では、その点が飛ばしの秘訣として紹介されていましたが、飛ばしにももちろん効果がありますが、なによりもスイングがシンプルになることで、ゴルフが簡単になり上達のスピードが上がる、という効果を強調しておきたいと思います。

 

世界と日本のゴルフ理論との違いを認識しましょう!

このゴルフトゥデイの記事を読むと、日本のゴルフ理論の常識とされている『 下半身リード 』と『 左への体重移動 』については、全く重視されていません。

ところが現在の日本のゴルフレッスンでは、『 下半身リード 』として、ダウンスイングで腰から先に切り返して下半身と上半身の捻転差を作れ、と必ずと言ってよいほど指導されています。

そして『 左への体重移動 』として、ダウンスイングで下半身を使って左足に体重を乗せていくように強調されています。

どちらの動き方に対しても、膝や腰を積極的に使うことも付け加えられていますね。

つまり日本のゴルフ理論は、「 下半身を積極的に使え! 」という考え方。

 

世界のゴルフは正反対の考え方に変わっている

それに対して世界のゴルフ理論は、「 下半身を無駄に動かすな! 」という真逆な考え方に変わっています。

下半身を無駄に動かさないことによって、クラブの回転運動の効率と精度を大幅にアップさせることで、飛距離だけでなく、ゴルフ自体を簡単なものへと変えています。

その理由は、クラブ性能が進化したことによって、日本のゴルフ理論のような動き方が必要なくなったと思ってよいでしょう。

現在の世界のゴルフは、クラブの進化に合わせてどんどん効率のよい簡単なゴルフに変わっているので、体格の差以上に飛距離や精度で日本人選手を上回っています。

ところが日本のゴルフ界は、いまだに下半身を積極的に使う考え方から抜け出せずに、どんどん遅れをとっているのが現状のようです。

 

世界のゴルフ理論はかなり前から変わっていた!

僕が現在の世界の主流になっている下半身の使い方に気づいたのは、10年ほど前のことです。

それまでは、当時日本のゴルフメディアを席巻していたゴルフコーチ達の理論を参考にしていましたが、そのスイング理論ではスポーツの常識から外れているような不自然な動き方になり、常に疑問を感じていました。

そしてその理論を基にして友人達にアドバイスを続けても、各自の上達のスピードは遅いものだったのです。

不自然な動き方だから上達しないのではないか?

これは何かが間違っていると思い、日本のゴルフ理論を一旦全て捨て去って、スポーツとして考えながらPGAツアーの選手達を観察すると、新たな発見を多く見つけることができました。

そしてすでに当時から、自然な動き方で効率のよいスイングをする選手が何人か存在していたのです。

彼らは、日本人選手のように下半身をバタバタと無駄に動かさずに、簡単そうにスイングしていました。

その動きを自分なりに解釈して、友人達にアドバイスしてみると、一気に全員の上達のスピードが上がっていったのです。

そしてその頃に、日本人選手でもそのような下半身の使い方をする選手が遂に現れました!

その選手が、当時まだ無名だった頃の松山英樹選手です。

どの日本人選手よりも下半身を無駄に動かさずにスイングバワーとして使えていたので、当然のようにその後の活躍へと続いていきましたが、その他の日本人選手では、その後もそのような下半身の使い方をする選手は見つけることができませんでした。

この10年間、世界のトップクラスの選手達は、どんどん下半身を動かさない傾向になっているのに、積極的に動かそうとする日本人選手との差は開くばかりです。

そんな遅れをとっている日本人選手ですが、ようやく最近になって畑岡奈紗選手を筆頭とする黄金世代と言われる女子選手達と、高校生男子の中島啓太選手のように、世界基準の下半身の使い方をする選手が現れて、今後が楽しみになってきました。

 

クラブの進化に合わせたスイング理論を取り入れましょう!

クラブが進化しているのに、ゴルフ理論が全く変わっていなかった日本のゴルフ界。

ただ進化しているだけでなく、クラブヘッドとシャフトの特性の多様化も進んでいるので、自分に合うクラブを見つけ出せれば、または作ることができるなら、「 腰から先に切り返えす 」「 捻転差を作る 」「 体重移動を意識する 」という動き方や、「ゆるゆるグリップ」「 タメを作る 」「 フォローでヘッドを加速させる 」などの従来のゴルフ理論の常識は必要ありません。

そもそもスポーツの常識から考えると、最初からこのような動き方を意識させる必要はなかったのです。

そして、このような動き方を意識させることが、ゴルフを大変難しいものへと導いていたのです。

今回のゴルフトゥデイの記事で、世界のトップクラスが目指している流れが1つの方向に一致していることが証明されたので、今後は皆さんも迷わずに、シンプルで効率のよいスイングへの道を進んで欲しいと思います。

 

今回の内容は、このブログでは当初から一貫して説明してきたものです。

世界のトップクラスの選手から学んだ下半身の使い方に関する理論を、これまでに友人達にアドバイスを続けてきて、確かな効果をあげてきました。

下半身は使うけれど、無駄には動かさない!

その内容を【 ドライバーの打ち方 】の中で、もっと詳しく、そして多方向からも説明しているので、是非参考にしてもらい、上達に向けての考え方のコツをつかんで下さい。

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