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ゴルフをもっと簡単にするためには!? その2 下半身のコントロールが難しい理由とは?

time 2018/01/07

ゴルフをもっと簡単にするためには!? その2 下半身のコントロールが難しい理由とは?

ゴルフをもっと簡単にする方法として、【 その1 】では、『 下半身の正しいコントロールの必要性 』について説明しました。

下半身を正しくコントロールする必要性を理解して、その方法を身につけることが出来れば、ゴルフは飛躍的に簡単になっていきます。

続いて今回は、『 下半身のコントロールが難しい理由 』について説明します。

相変わらず説明は難しくなりますが、最終的にはゴルフが簡単になるはずなので、最後までお付き合い下さい。

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何故下半身の動き方が悪くなるのか?

『 下半身のコントロールが難しい理由 』とは?

その理由は1つに絞って考えるべきでしょう。

理由

下半身の動きが大きすぎる

アマチュアゴルファーの下半身の動き方は、プロゴルファーよりも大きすぎる傾向が見られます。

しかも大きすぎるだけでなく、その動き方とタイミングが悪いので、下半身を有効に使うことが出来ていません。

それなのに多くのゴルフレッスンの内容が、「 下半身リード 」と、「 ダウンスイングで左に体重移動 」を中心として、下半身を積極的に動かす方向に指導されています。

本来ならばその点については、まずは大きすぎる動きを抑制させる指導から始めるべきでしょう。

確かにゴルフスイングには、下半身のパワーは絶対に必要。

しかしあくまでも、余計な動きを抑えたうえで、下半身をうまく使うべきなのです。

 

『 動かそうとする意識は不要 』

誰もがダウンスイングの開始時点では、下半身から先に動きだすものです。

腰、膝、足先のいずれかの動きが、切り返しのきっかけになっています。

もし「 下半身リード 」と「 左への体重移動 」を意識していない人でも、実際には無意識のうちに下半身から先に動きだしている人ばかりです。

しかも、「 飛ばしてやろう 」とか「 もっとマン振りを 」と思えば思うほど、腰の回転と左に移動する動きがさらに大きくなってしまうもの。

その腰の動きに連動するように、膝と足先も大きく動くので、腰よりも下の全体の動きは、まるで土台が揺らいでいるような状態になっています。

土台が揺らいでいる中で、上半身がいくらよい動きをしていても、ボールへの狙いが定まらないのは仕方ありませんね。

自らが、「 下半身リード 」と「 左への体重移動 」を意識している人は、さらに下半身の動きは大きくなるので、もっと難易度が上がることになります。

 

『 従来のゴルフ理論が邪魔をしている! 』

ゴルフ番組やゴルフ雑誌のレッスンでは、「 アマチュアゴルファーはボールを打ちにいこうとして、上半身から先に動いている… 」として、下半身から先に動かすように指導していますが、実際に練習場で観察していても、彼らが指摘しているように動いているゴルファーは見当たりません。

つまり、上半身から先に動いている人はいないのに、そして現実には下半身が先行して大きく動き出す人ばかりなのに、「 下半身リード 」と「 左への体重移動 」を推し進めている指導内容では、アマチュアゴルファーにはミスマッチなのです。

この指導内容のミスマッチが、ゴルフを難しくしている「 陰の主役 」とも言えるでしょう。

ここで断言しますが、わざわざ「 下半身リード 」と「 左への体重移動 」を意識する必要はありません!

無駄な大きな動きを生むだけで、得られるメリットは少ないものです。

例えば、「 下半身リード 」と「 左への体重移動 」を積極的に行っている石川遼選手は、誰よりも多い練習量を積んでいるにもかかわらず、毎日の正確なアジャストには苦労しています。

止まっているボールを、自らのスイング軸を揺らしながら打つことになるので、それ相当の感覚と技術を研ぎ澄ます必要があるのです。

そんな繊細で複雑なスイングは、アマチュアゴルファーには必要ありません。

アマチュアゴルファーは、たとえ週イチの練習でも、月イチのラウンドであっても、ナイスショットが出来るシンプルなスイングが必要なのです。

 

『 目指すべきスイング像は!? 』

理想は松山英樹選手のように、少ない動きの中でも下半身をしっかりと使えるようになること。

それが出来れば、上半身のスイングはもっとシンプルになるので、ゴルフがどんどん簡単になっていきます。

自分に適した「 上半身の動きを邪魔しない下半身の使い方 」を見つけ出して、身につけていきましょう。

下半身の使い方が悪いままでは、揺れている土台の上でクラブヘッドをボールに当てにいくようなもの。

安定している土台の上のほうが、ボールに当てやすいのは当然ですよね。

つまり、下半身の動きをうまく抑制しないことには、上半身でよいスイングの動きを作ったとしても、標的であるボールにうまく合わせられないのです。

そして、下半身が無駄に動いて土台が揺らいでいるうちは、無理をしてボールに合わせに行くスイングになっているので、そのスイングの精度をいくら向上させても、あまりゴルフを簡単にする効果はありません。

あくまでも下半身の無駄な動きを抑制して、下半身の動きに邪魔をされない上半身の状態を作ってから、スイング全体を磨いていくほうがゴルフが簡単になるでしょう。

 

今回の重要チェックポイント

下半身の無駄な動きを抑制して、上半身をうまく使えるようにする。

下半身の動きを抑制するだけで、悪い動きは次々と姿を消し、スイングの注意点が激減していきます。

 

次回はもっと理解を深めてもらうために、『 下半身の動きがスイングを悪くしている 』状態を、【 その3 】で具体的な例を紹介しながら説明します。

 

※ 今回の内容は、【 脱・従来のゴルフ理論 】のコーナーが参考になります。

そちらもご覧下さい。

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