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『重・短・小ドライバー』をコースで試してみました! その4 エスヤード T.388

非常に安定した高い飛距離性能を誇る『 重・短・小ドライバー 』の第4弾です。

今回は以前に短尺ドライバーとして製作したエスヤード T.388を、『 重・短・小ドライバー 』として仕様変更をしたので、その詳細を報告します。

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時代を先取りしていた高性能ヘッドが真価を発揮!

短尺ドライバーをコースで実際に試してみました! その5 】で紹介していたエスヤード T.388ですが、そのヘッド性能が非常に高かったのに、装着されていた純正シャフトに少し「 クセ 」があり、本当の実力を発揮できていなかったのです。

そこで当初の予定通りに、ディアマナ S-73にリシャフトして、その高性能なヘッド性能をもっと生かすことにしました。

 

エスヤード T.388 のスペック

ヘッドデータ

ヘッド体積 : 390cc

ヘッド重量 : 195g

ロフト角 : 10.5°

 

シャフトデータ

シャフト : ディアマナ S-73

シャフト長さ : 43.75インチ

フレックス : S

シャフト重量 : 69g ( カット後は未計測 )

トルク : 3.0

 

クラブデータ

総重量 : 310g

グリップ : ゴルフプライド ツアーベルベット ラバー M-60 50g

 

リシャフトの理由

純正シャフトの特性が少し特異なものだったので、鉛の調整などで対応していましたが、気温が上がるとともに症状は悪化してしまったので、当初の予定通りにディアマナ S-73にリシャフトし、重量が重くて、シャフトが短尺、ヘッドが小型の『 重・短・小ドライバー 』として再出発することになったのです。

今回のクラブは総重量は少し軽いのですが、それはヘッド重量が軽いためで、シャフトは十分に重くなっているので、『 重・短・小ドライバー 』に分類します。

 

コースでのインプレッション

素晴らしい高性能です。

このドライバーを使用するのは、もちろん今回も僕の奥さんなのですが、気温が25℃を越えているならば、ディアマナ S-73は、僕の奥さんのパワーとヘッドスピードでも、安定した非常によい動きをしてくれます。

これでようやくこのヘッドの本当の実力を引き出すことができるようになりました。

絶対的な飛距離性能は、今までに数々紹介してきた高性能な短尺ドライバーと、『 重・短・小ドライバー 』の中でも、トップ3に入り、飛距離の安定性は間違いなくNo.1です。

方向性も抜群で、「 曲がる 」という現象は全く起きません。

少しだけ右にでれば、そのまま少し右に真っすぐ。

少し左に引っ張っても、そのまま少し左に真っすぐに飛んで行きます。

それでいて、少しドロー気味とか少しフェード気味というコントロールも可能な操作性も備えているのです。

その結果、【 超小型ヘッドの『 重・短・小ドライバー 』をコースで試してみました! その3 】で紹介したXドライブ 340を、全ての面で少しずつ上回り、現在のエースドライバーの座を勝ち取りました。

ちなみに鉛の調整は、純正シャフトの時に調整していた自称『 ルーク貼り 』の貼り方のままでOKでした。

( ※ルーク貼り 』とは、【 ドライバーの鉛の貼り方に新方式!! 】で紹介した、新発想の貼り方です。)

このように「 ほぼ完璧 」な状態にまで仕上がったエスヤード T.388

あとは今後に気温が下がっていった時に、いったい何℃までシャフトがうまく動いてくれるのかを見極めるだけの状態です。

 

※追記

僕の奥さんのバワーでは、気温15℃を下回るとシャフトが動かない感覚になったので使用するのを諦めて、【 冬用のドライバー 】へとチェンジしました。

 

今回のまとめ

あらためて、エスヤード T.388のヘッド性能の高さには驚かされました。

それに加えて、打感も打音もよいことがうれしいですね。

前回も少し紹介しましたが、このヘッドの設計者はかなりのノウハウの持ち主。

渾身の力作は、さすがの高性能でした。

6年前のモデルですが、本当の実力は10年くらい時代の先を走っていたのかもしれません。

こちら 】で紹介した「 重心ハンドブック 」をチェックしてもらえば分かりますが、ヘッドの重心距離と重心深度などの数値のバランスが絶妙で、その効果で操作性よく、なおかつロースピンのボールを打つことができます。

現在ゴルフ業界が固執している「 高慣性モーメント 」が、いかに偏った考え方なのかは、このヘッドを打ってみないことには分からないかもしれませんね。

ところでこのヘッド、この冬に我が家が購入した時は、中古市場にはまだ品数が多く残っていたのですが、最近チェックすると品数が激減していたのには驚きました。

 

皆さんに覚えておいてもらいたいことは、各メーカーの技術とアイディアのレベルは、その時代の中で常に横一線ではなく、中には飛び抜けているメーカーもある、ということです。

そして、契約プロの成績や宣伝文句のうまさだけでは、そのクラブの本当の実力は分からない。

そんな点を理解しながら、皆さんそれぞれに本当にマッチするドライバーヘッド探しの旅を続けてみてはいかがでしょうか。

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