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ドライバーの鉛の貼り方に新方式!! 意外なほどの効果にビックリ!

ゴルフクラブに鉛を貼って調整する方法を、【 魔法のクラブチューニング! 】と【 ゴルフクラブを自分にピッタリに調整する方法 】で説明してきました。

そちらで紹介した方法は、これまでのゴルフ界で常識とされてきた鉛の貼り方とは全く違う考え方に基づいた貼り方であり、あらゆるレベルの全てのゴルファーにとって、自分の感覚にピッタリと合わせることができる方法です。

その方法に加えて今回は、また新たな発想による調整方法を紹介します。

今までは誰も試したことのない鉛の貼り方だと思うので、この貼り方を『 ルーク貼り とでも呼んでほしいと思います。

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あなたのドライバーは低重心になりすぎていませんか?

ゴルフ業界には独特の思考パターンの特徴があって、スイング理論でもクラブ理論でも、「 この方法がよい、または、この考え方がよい 」とされると、全員が疑うこともなく1つの方向に進み続ける、というパターンになってしまう傾向があります。

たとえばクラブ理論では、シャフトが長いほうが飛ぶ、低重心にすればボールが上がる、慣性モーメントが大きいと曲がらない、などと誰かが言い出せば、すぐに業界全体が同じ方向に突き進んでしまうのがゴルフ業界の特徴です。

その流れが始まってしまうと、「 これは行き過ぎた状態になっている! 」と、誰かが言いださない限り、もっと長尺、もっと低重心、もっと大きな慣性モーメント、などの文言をセールスポイントにした商品が次々と登場し続けることになります。

そこで犠牲になってしまうのが、アマチュアゴルファーなのです。

プロゴルファーの場合は、たとえ見た目が同じモデルでも、各自に合わせて見えない部分に全く違う細工が施されているので、もし行き過ぎた商品だとしても実際には何も問題にはなりません。

ところがアマチュアゴルファーの場合は、明らかに行き過ぎた商品なっていても、それを知らずに、メーカーの宣伝文句を信じて購入して使用することになるのが一般的な流れです。

しかしそんな行き過ぎた状態になっているクラブを使っていたのでは、ゴルフの上達に向けて、自らがハンディを背負ってしまうようなものです。

そこでもし皆さんのクラブが、そんな行き過ぎた状態のクラブだった場合は、自分のできる範囲で、自分に本当に合うように調整してみることをお勧めします。

その方法として、このブログではこれまでにも【 クラブセッティング 】の中で、短尺ドライバーのメリットや慣性モーメントに対する注意点などを説明してきました。

そして今回が、低重心すぎることへの対策方法の説明になります。

 

新発想のドライバーの重心位置の調整

新しい鉛の貼り方について

これまでに数多くのクラブを、鉛の貼り方を工夫して、そのクラブを使う本人の感覚に合うように調整してきました。

ドライバーの場合は、ソールの各所に鉛を貼って、本人の打ちたいボールの性質に近づけるようにセッティングをしてきました。

しかし、そこには少し疑念があったのです。

最近の低重心化が進んでいるドライバーに対して、ソールに鉛を貼ったなら、低重心になりすぎてしまうのではないか?

でもプロゴルファーやメーカーのクラブフィッターは、2g~5gもの鉛を平気でソールに貼っているから問題ないのかな…?

そこで試しに、低重心になりすぎていると仮定して、重心を上げるためにヘッドのクラウン側に鉛を貼ってみました。

もちろん、どの場所に、どれほどの重さを貼ればよいのかは分からないので、各自に打ってもらいながら、0.3gの鉛を少しずつ貼る位置を変えて試してみました。

その結果が下の写真です。

試したドライバーの中には、クラウン側には何も貼らないほうがよいクラブもありましたが、ほとんどのクラブに効果がありました。

 

クラウン側に貼る効果

クラウン側に貼る狙いは、低重心すぎている場合の是正です。

はたして低重心すぎていたのかは、重心を上げてみないと分かりません。

そしてその結果は、僅か0.3gでも確かな効果があったのです。

本人の感覚に合う位置を見つけて貼ることができると、明らかに回転のよい強いボールを打てるようになりました。

そして使う本人達が口をそろえて伝えてくるフィーリングが、「 安定性がありながら、コントロールしやすい 」という点です。

言い方を変えれば、頑固な慣性モーメントではなく、柔軟な慣性モーメントが働く、という印象なのです。

このようなフィーリングが得られるならば、理想的なチューニング効果ですね。

慣性モーメントが大きいと曲がらない!? 】で説明したように、ただ単に慣性モーメントの数値が大きいだけでは、コントロール性の低い、頑固で扱いづらいクラブになってしまう場合があります。

ところがクラウン側に鉛を貼って調整してみると、安定性がありながら、スイング中の微妙なコントロールも受け入れてくれるような、操作性の高いフィーリングのクラブに変身する可能性があるのです。

 

この『 ルーク貼り 』の手法は全てのドライバーに適合するわけではありませんが、まずは柔軟な思考を持って試してみて下さい。

クラウン側に鉛を貼ることは、最初は見た目に違和感があるかもしれませんが、すぐに気にならなくなると思います。

もし気になるなら、鉛をクラウンと同じ色でペイントして下さい。

なお、これまでに調整したクラブは、僅か0.3gでも十分な効果があったので、それ以上の重さでは試していません。

今後必要に迫られて、もっと重い鉛を貼ることになった場合は、またの機会に報告します。

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