7月21~23日に開催されたセンチュリー21レディスゴルフトーナメントで穴井詩選手が自身の2勝目を達成しました。
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穴井詩選手が短尺ドライバーで優勝!
国内女子ツアーを代表する飛ばし屋の穴井詩選手。
なんと5月から45インチだったドライバーのシャフトを44インチに変更していました。
変更から2か月経ち、その特性に身体が馴染んでくるとともに、飛距離を落とさずにショットの安定性が向上してきたそうです。
そのスペックが非常に興味深く、一般的にはシャフトを短くするとフレックスを柔らかい方向に変更するものですが、なんと穴井詩選手はSシャフトからXシャフトに逆に硬くしたそうです。
そのスペックデータは以下の通りです。
● ヘッド ➔ トブンダ トライフィット ロフト9.5° 450cc
● シャフト ➔ グラファイトデザイン ツアーAD TP-6 フレックスX 44インチ
このように短尺にしてシャフトを硬くする方法も面白そうですね。
アイアンのようにビュンビュンとシャープに振り抜いていきたいのでしょうか?
この穴井詩選手の短尺ドライバーの重量は315gくらいと推定。
短尺の場合、ある程度しっかりした重さがあるなら、逆に硬いシャフトのほうが振りやすいのかもしれませんね。勿論パワーは必要ですが…。
この穴井詩選手の現在の44インチという長さは、春先には44.5インチの時もあったようなので、徐々に短くしていった結果と思われます。
現在の国内女子ツアーは長尺ドライバーが主流を占めていて、ほとんどの選手が45~46インチの長さを使用しています。
45インチ以下の選手は数名だけで、44.25インチの比嘉真美子選手が目立つ程度。
そんな中で44インチという国内女子ツアーで一番の短尺ドライバーで結果を出した穴井詩選手。
7月27~30日開催の大東建託・いい部屋ネットレディスでも3日目を終えて2位タイと好調をキープ。
この活躍によって、今後の他の選手の動向が注目されます。
注目度が高まってきた短尺ドライバー
このブログ内では、短尺ドライバーについて触れている【 長尺ドライバーは本当に飛ぶのか? 遂に短尺ドライバーブームの兆しが… 】と【 ドライバーの短尺化が最後の切り札になるのか!? 石川遼選手のシード権への戦い 】の2つの記事へのアクセス数がかなり多いことから、アマチュアゴルファーが短尺ドライバーの出現を待望している空気を感じています。
しかし現在のゴルフ市場では、短尺ドライバーを試してみたくても事実上不可能な状態。
45インチ以上が主流になってからかなりの月日が経つので、ほとんどのアマチュアゴルファーにとっては44インチくらいの短尺ドライバーは未経験のはず。
そして長尺ドライバーは、「 一発の飛び 」があったとしてもその精度は低く、スコアアップには結びつかないことは、多くのアマチュアゴルファーが実感している今日この頃。
未体験への好奇心も手伝って、一気に短尺ドライバーブームに火がつく下地が出来上がりつつある状態と思われます。
ようやくゴルフ雑誌も短尺ドライバーを取り上げるようにもなってきました。
そこで今回の穴井詩選手の活躍をきっかけにして、国内のプロゴルファーの指向が短尺ドライバーに向かってくれることが、市販化への一番の近道になると思います。
その流れが加速することを期待しながらも、もっとアマチュアゴルファーからの要望が高まることも期待しています。