久々にキャロウェイから打ちやすくて高性能なドライバーが登場しました。
その名は、パラダイム Ai スモーク ♦♦♦ドライバー。
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遂にヘッドスピード45m/s以下でも打ちやすい♦♦♦が登場!
最新のキャロウェイのパラダイム Ai スモーク ♦♦♦が、前作のパラダイムから大きく進化して、いろんな問題点がクリアされていました。
おそらくヘッドスピードが45m/s以下の人でも問題なく打てるようになっていると思うので、今回はその詳細を報告します。
パラダイム Ai スモーク ♦♦♦は飛躍的に進化していた!
【 最新ドライバーを試打してみました!! その5 】と【 2024年最新ドライバーを試打してみました! その4 】で報告していますが、最近のキャロウエイのドライバーは、高初速とロースピン化を狙いすぎたために、ボディ剛性が高くなりすぎて、球離れがとても早く、打ち出されるボールはロースピンすぎてドロップ気味になりやすいことが特徴でした。
ヘッドスピードが50m/s以上のハードヒッターには、その特徴は武器になっているようですが、一般的な45m/s以下のゴルファーにとっては、専門家やプロが評価するような性能を引き出すことは、かなり困難だったと思います。
最近のこの傾向はキャロウエイだけでなく、他のメーカーにも共通していたので、最新モデルが次々と登場しても、なかなか満足できるモデルは見つかりませんでした。
そんな中で我が家はようやく、【 遂に最強ドライバーをゲット!! 】で紹介したヨネックス イーゾーン GT425を見つけ出して購入しました。
そのような経緯があったので、今回パラダイム Ai スモーク ♦♦♦を試打する前は、全く期待感が持てずに、「 一応試してみましょうか… 」というスタンスで試打に臨んだのですが、その予想は見事に裏切られたのです。
■ 試打レポート
練習場での試打会に参加しましたが、試打を担当するのは、いつも通りに僕の奥さんです。
当日は気温25℃でフォローの風3m/sという、なかなかよいコンデイションでした。
別の機会に報告しますが、当日はキャロウェイ パラダイム Ai スモークシリーズ、ヨネックス イーゾーン GT タイプSとタイプD、オノフ AKAとKURO、ピン G430シリーズを一気に試打しているので、それぞれの比較も十分に行えました。
その中で今回は、パラダイム Ai スモーク ♦♦♦のインプレッションをお届けします。
構えた時の見た目は、他のパラダイム Aiスモークシリーズよりも小ぶりでよい感じですが、それでも450ccなので、もう少し小型の方がよいと思います。
打ってみると、一発目から中弾道で適度なスピン量のボールが打てました。
当日のコンディションでは、我が家のヨネックス イーゾーン GT425のキャリーが190~200ヤードでしたが、パラダイム Ai スモーク ♦♦♦も健闘して180~190ヤードくらいを安定して打てました。
おそらく前作のパラダイム ♦♦♦ならロースピンすぎて弾道も低いので、この追い風のコンディションではドロップしてしまい、キャリーは170ヤード程度しか伸びなかったはず。
その点でパラダイム Ai スモーク ♦♦♦は、ロフト角が2°増えたくらい弾道が高くなり、スピン量も適正なので、ドロップすることなく、ボディ全体からの反発力も感じられて、打感も硬すぎる感じはありません。
このように進化したことは、おそらくキャロウェイ特有のテクノロジーであったJAILBREAKを外した効果だと思います。
JAILBREAKを外したことによって、適切な剛性バランスを実現できたのではないでしょうか。
自慢のAiスマートフェースのつかまり感はそれほどよくはありませんが、前作よりもボールの滑り感は確実に抑えられているので、シャフトの選択が合えば全く問題ないと思います。
当日はキャロウェイスタッフがとても熱心だったので、多くのシャフトをテストすることができました。
我が家の現在のエースシャフトは、ディアマナ GT 50 Xフレックスなので、今回の試打でも50g台のXフレックスのシャフトを試したかったのですが、残念ながら用意されていたのは、50g台のSフレックスか60g台のSフレックス。
どちらも試したところ、60g台のSフレックスの方が打ちやすいけれど少し飛距離が落ちるので、結局は全て50g台のSフレックスで統一して試打を行いました。
実際に試打したシャフト
● ディアマナ GT 50
● テンセイ 1K 50のブルー、オレンジ、レッド
● ツアーAD VF-5
● スピーダー NX ブラック 50
● 24 ベンタス ブルー 5
● ベンタス TR レッド 5
● ジ・アッタス V2 5
この中で、パラダイム Ai スモーク ♦♦♦と組み合わせて打ちやすかったのは、ディアマナ GT 50とジ・アッタス V2 5です。
シャフトのクセが少なく、動きがよく分かり、適度なつかまり感もあり、安定して飛距離を稼げると思うので、もし試打をする場合はこのシャフトから始めることをお勧めします。
その次にランクするとすれば、ツアーAD VF-5、テンセイ 1K レッド、ベンタス TR レッド5。
その他のシャフトはかなり特徴的な動きをするので、パラダイム Ai スモーク ♦♦♦との組み合わせが合うかどうかは、その人のスイング特性次第でしょう。
この打ちやすかったシャフトのリストは、シャフトの調子が元調子~中先までバラバラなのですが、そこはあまり関係なく、あくまでも実際に打ってみるとこのような選択になりました。
この最新シャフトの詳しいインプレッションに関しては、近日中にまた報告したいと思います。
■ その他のモデル
パラダイム Ai スモーク MAXとパラダイム Ai スモーク MAX Dも試打しましたが、見た目、飛距離性能、打感など、あまり高評価できるポイントがなかったので、今回は割愛させていただきます。
今回のまとめ
今回のパラダイム Ai スモーク ♦♦♦の適切な進化を確認して安心しました。
最近のドライバーは、「 高初速化とロースピン 」という病にかかっていて、もはや「 行きすぎた状態 」になっていました。
このブログでは随分前に、【 緊急提言!! 】で現在の状況を予言していましたが、ようやく各メーカーが気づいてきたようです。
特にヘッドスピード45m/s以下の人にとって多くの問題点が潜んでいたので、いつまで経っても打ちやすくて飛距離性能の高いドライバーは登場しなかったのですが、ようやく今後は最新テクノロジーの恩恵を受けられるモデルが登場してくれるのかもしれません。