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今度こそダフリを解消! 根本的に解決する方法とは!?

アマチュアゴルファーにとって、セカンドショットの「 ダフリ 」は難敵と言えるやっかいな相手。

せっかくドライバーでナイスショットを決めたのに、セカンドショットで大きくダフッてしまうのは悲しいものです。

今回はその「 ダフリ 」を防ぐために、アイアンの打ち方を根本から改善する方法を考えてみましょう。

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ダフリを直すためには根本的な対処が必要

このブログでは、「 ダフリ 」に関しての記事を【 キレキレのアイアンショットを打つためのコツ その1 】~【 その4 】で説明しています。

その内容を基にして、「 ダフリ 」の状態を正しく理解して、その原因を確認し、「 ダフリ 」を防ぐスイング理論にトライしてもらえれば、ほぼ「 ダフリ 」の症状を抑えられるようになると思います。

しかしそれでもなお、ここ一番の大事な場面で顔を出してくる「 ダフリ 」。

そこでもっと根本から「 ダフリ 」を抑えるために、避けては通れない重要な問題点に絞って、その対策を考えてみます。

その重要な問題点とは、「 自分の潜在意識 」をいかに抑えられるのか、という点です。

クラブヘッドをボールにしっかりと当てたい、ダフリもトップもしたくない、etc…という欲求に満ちた「 自分の潜在意識 」。

その「 自分の潜在意識 」によって、「 インパクト直前に、本人が無意識なうちにクラブヘッドをボールに合わせようとする余計な動き 」が現れて、本来のスイング軌道を歪めてしまい、結果的に「 ダフリ 」を生んでいます。

たとえ本人が「 合わせに行かずに振り切ろう! 」と思っていても、いざボールを打とうとするとまたしても…。

せっかくよいスイングが出来るようになったとしても、この問題点をしっかりと抑えるようにしないと、根本的には「 ダフリ 」を解消することは出来ません。

 

その問題点を抑えるヒントを、【 シーズンオフに改善しておきたいアマチュアゴルファーに共通するスイングの問題点 その1 】と【 その2 】で詳しく説明しているので、まずはそちらを確認して下さい。

その前にもう一度、【 キレキレのアイアンショットを打つためのコツ その1 】~【 その4 】を読んでもらえれば、もっと対処法のイメージが高まるでしょう。

 

対処法の復習と仕上げにトライ

キレキレのアイアンショットを打つためのコツ その1 】~【 その4 】と、【 シーズンオフに改善しておきたいアマチュアゴルファーに共通するスイングの問題点 その1 】と【 その2 】を先に読んでもらったと仮定して、ここからはその対処法を復習しながら、「自分の潜在意識」を抑える方法を仕上げて行きましょう。

 

インパクト直前に、本人が無意識なうちにクラブヘッドをボールに合わせようとする余計な動きとは?

人間とは不思議なもので、本人がそこまで意識していないにもかかわらず、無意識のうちに身体が反応して、勝手に対処していることがいろんな場面で起こります。

ゴルフの場合には、「 スイング中にクラブヘッドをボールに合わせようとする動き 」がそれに当てはまります。

 

『 何故クラブヘッドをボールに合わせようとするのか? 』

その理由はおそらく次の2つ。

① そのままのスイング軌道ではボールにジャストミートしないことを、本人の無意識の感覚が察知する。

② 本当はそのままのスイング軌道でも大丈夫だったのに、本人の不安心理が勝って過剰に反応してしまう。

 

どちらの場合も、勝手にスイング軌道を変えるように身体が反応しています。

しかし実際にはボールに合わせきれずに、結局は「 ダフリ 」に代表されるミスショットの現象が起きてしまうことに…。

 

『 何故修正しきれずにダフッてしまうのか? 』

スイング軸がズレているので、修正しようとする動きにも狂いが出る。

下半身と上半身の軸がズレているので、スイングの途中で修正しようとする動きの精度を欠いてズレが出る。

 

複雑なスイングがインパクトのタイミングを狂わせる。

素直なスイング軌道を作ればインパクトのタイミングを合わせやすいのに、「 タメ 」を作るなどの余計な動きによってスイングが複雑になり、インパクトのタイミングが合わせづらい。

 

アドレスも狂っている?

本人には正しいアドレスのつもりでも、スタンスの向き、ボールの位置、ボールとの距離が実際のスイングに合っていない場合が多いので、スイング軌道がよかったとしても、インパクトの時にはアドレス状態から大きく外れてしまう。

 

このような状態が考えられます。

このような状態では、よいスイングが出来ないだけでなく、クラブヘッドをボールに合わせようとする動きにも、誤差が大きくなるのは仕方ありません。

その結果、綺麗な円周運動だったはずのスイング軌道が、インパクトの直前でV字やU字に変形したスイング軌道に変わってしまうので、「 ダフリ 」が出やすくなります。

 

目指すべきスイングとは!?

目指すべきは、無意識の修正が不要なスイング!

そのためには極めて基本的なことですが、適切なアドレスを作りズレのないスイング軸を保ち大きなスイング軌道作りスクエアなフェース面でしっかりとインパクト、という点に集中すること!

大きなスイング軌道でトップからフィニッシュまで振り抜いて、その最下点の地点でしっかりとボールが打てるならば、「 ダフリ 」とは無縁になるはずです。

あえてボールの先のターフを取るような意識は不要です。

 

「 自分の潜在意識 」を抑えるには?

この点については、【 シーズンオフに改善しておきたいアマチュアゴルファーに共通するスイングの問題点 その1 】と【 その2 】の内容がとても効果的。

身体の余計な動きを抑えて、気持ち良いスイングが出来れば、たとえ目を閉じてもナイスショットを打てるようになるので、実際に目を開けてスイングする場合も、「 ボールに合わせに行くという潜在意識は自然に消えていくはずです。

 

よいスイング軌道を作るには?

お勧めしたいのが「 両足を閉じた素振り 」です。

両足を閉じて、肩甲骨を動かすように意識して、大きなスイングアークを作りながら、最も気持ち良くスイングすることができるような身体の動かし方を見つけましょう。

綺麗で大きなスイングプレーンを意識して、バックスイング フォローの「行って⇔戻って」になる素振りを連続で繰り返せば、スイング軸も保てるようになり、スイングのおかしなクセも消えていきます。

両足を閉じた素振り 」をやってみると、通常のスタンスでは、いかに下半身が無駄な動きを作りだしていたのかが理解出来るでしょう。

 

「ダフリ」対策の仕上げ

両足を閉じた素振り 」に馴染んできたら、次は「 両足を閉じたスイング 」でボールを打ってみましょう。

最初は低めのティーアップから始めることをお勧めします。

スイング中にクラブヘッドをボールに合わせる必要がないように、ボールとの距離を正確に合わせて、インパクトが最下点になるようにボールをセットして、あとは気持ち良くスイングするだけ。

もしスライスやフックになるなら、グリップの握り方やスイングに問題があるかもしれないので、しっかりと確認して下さい。

通常のスタンスでは、下半身が余計な動きをしているので、その余計な動きを補正するために、知らず知らずのうちに上半身の動きに悪いクセがついているものなのです。

スイング軸を保った「両足を閉じたスイング」で、大きなスイングアークを意識して、出来る限りのフルショット!

最終的にこの「 両足を閉じたスイング 」で、本来の飛距離の90%程度まで打てることを目指しましょう。

そこまで出来たら、今度は少しずつスタンスの幅を広げていきます。

スタンスを広げていくと、カット軌道やフック軌道の症状が出るかもしれません。

両足を閉じたスイング 」ではストレートボールが打てていたのに、通常のスタンスに戻すとボールが曲がるならば、それは全て下半身の動き方が悪いからなのです。

残念ながらほとんどの人が、「両足を閉じたスイング」のほうが「曲がらない」、という事実に気づくはずです。

その事実を確認できたなら、通常のスタンスでも下半身を無駄に動かさないようにしっかりと修正しましょう。

 

最終確認

ここまでの手順を踏んでもらえれば、もう目を閉じてスイングしても、かなりのナイスショットが打てるようになっているはず。

その領域までに達すれば、目を開けた通常のスイングなら、もう「ボールに合わせに行く」という意識はなくなるでしょう。

つまり「自分の潜在意識」をしっかりと押さえることが出来るのです。

これで「 ダフリ 」とはサヨナラです。

 

※ 注意点

両足を閉じた素振り 」と「 両足を閉じたスイング 」のスイングをする時には、今までに染みついていたスイングのクセ ( タメを作る動きや腕を返すような動き ) は全て忘れ去り、クラブヘッドで大きな円を作るようにして、気持ち良く振って下さい。

最下点でフェース面がスクエアに戻っていることは必ず確認しましょう。

 

まとめ

ゴルフのスイングには、「 ボールをよく見ながらクラブヘッドを合わせに行くスタイル 」と、「 ボールを見なくても正確にアドレス状態に戻るスタイル 」の、2つのタイプが混在していると思って下さい。

プロゴルファーとアマチュアゴルファーのどちらも、この2つのタイプのスタイルを持っていますが、プロゴルファーは毎日のように練習しているので、特に意識しなくても「 ボールを見なくても正確にアドレス状態に戻るスタイル 」の比率が高くなっていきます。

しかしアマチュアゴルファーは絶対的な練習量が少ないので、どうしても「 ボールをよく見ながらクラブヘッドを合わせに行くスタイル 」の比重が高くなってしまうのです。

そこに加えて「 自分の潜在意識 」が知らず知らずに顔を出してくるので、過剰なまでに「 ボールに合わせに行く 」ことになります。

ところが、肝心のスイング自体の精度が低いので、合わせきれずに「 ダフリ 」になる。

そこでアマチュアゴルファーが取り組むべきは、「 ボールをよく見ながらクラブヘッドを合わせに行く スタイル」を磨くのではなく、「 ボールを見なくても正確にアドレス状態に戻るスタイル 」を磨いくべきで、そちらのほうがスイング自体の精度が上がり、「 自分の潜在意識 」も抑えやすくなるでしょう。

 

最後に…

本来ゴルフとは、適切なアドレスを作って、スイング軸を保ってスイングするならば、それほど難しくないスポーツなのです。

下半身の無駄な動きを抑えて、下半身と上半身の動きのタイミングのズレを減らし、スイング軸を保ちながら、大きなスイング軌道を作ることだけに集中しましょう。

そのスイングが出来るなら、余程の体力的な問題がない限り、ある程度の練習量とラウンド経験を積むだけで、誰もがベストスコア80台や70台は十分狙えます。

ところがほとんどのゴルファーが100切り、90切りの壁に苦しんでいる理由は、自分の正面で止まっているボールに対して、わざわざ自らが身体を右に左にと動かしてスイング軸のズレを作り、なおかつスイング中にボールとの距離を変え、さらにインパクトのタイミングまでも変えてしまうような複雑な操作を行っているからです。

そしてなぜか従来のゴルフレッスンの内容は、わざわざそのような複雑な方向に導く傾向なのです。

スイング中の全ての領域で、わざわざ身体の動き方とタイミングがズレるように誘導しておきながら、今度はそのズレを修正するために、スイングの細かい動き方や形を指示するようなレッスンを、延々と繰り広げている日本のゴルフ界。

それではゴルフが難しくなるのは当たり前。

止まっているボールは、スイング軸を保って、インパクトのタイミングを合わせやすいスイングで打つだけで十分なはず。

そのことは松山英樹選手や世界のトップクラスの選手達が、実際のプレーで証明しています。

こちらの【 ゴルフロボットのスイング 】をご覧ください。

現在の世界のトップクラスの選手達は、確実にこのゴルフロボットのようなスイングに近づいています。

このようなシンプルなゴルフを身につけて、どんどん上達を目指しましょう!

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