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ダウンスイングでタメを作らない! ハイポイントリリースで安定したインパクトを実現 その1

27707 / Pixabay

実はアマチュアゴルファーの上達を妨げる原因になっていたのが、従来のゴルフ理論の必須項目になっている次の4つの項目です。

① 下半身リードでダウンスイングを切り返す

② 左への体重移動

③ タメを作るダウンスイング

④ ハンドファーストでダウンブロー

ゴルフスイングの基本とされてきたこの4つの項目が、実は上達するためには必要ないことを、① を【 ドライバーのスライスの直し方 下半身リードからの脱却で根本的に解決 その1 】で、②を【 ゴルフに左への体重移動は必要ない! クラブの回転パワーで飛ばそう! 】で説明してきました。

今回は、 ③ のタメを作るダウンスイングが必要ないことを説明します。

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ダウンスイングでタメを作る動きは難しいのに効果が少ない

このダウンスイングの「 タメ 」というのは、トップで作られた腕とクラブの角度の差を保ったままダウンスイングに入り、インパクトの直前でその角度差を一気に0°付近まで解放することによってパワーが生まれる、という考え方です。

つまり、腕の動きよりもクラブの動きを遅らせるほどパワーが生まれるという理論。

( ここで勘違いしてはいけないのが、松山英樹選手がトップからダウンスイングに切り返す時に、一瞬止まる動き方は「 間 」であって「 タメ 」ではないこと。)

たしかにこの動きを、クラブの大きな回転運動の中に加えられれば、運動エネルギーUPの効果はあると思いますが、多くのゴルフレッスンで伝えている内容は、クラブの回転運動をさせずにタメを作るようにクラブを下ろせ、という理論なっているので、その点が大問題なのです。

実際にアマチュアゴルファーが彼らの言うとおりに実行しようとすると、インパクトまでに非常に素早い手首のリリースと腕のローテーションが必要になり、なかなか簡単には習得することは出来ません。

腕の無駄な力を取り除き、まさにムチのようにしなり戻るような動きが必要で、そのために「 ゆるゆるグリップにしろ 」「 腕を脱力して使え 」という話になるのですが、そのゆるさ加減、脱力加減をつかむのは、平均練習量が週1回程度のアマチュアゴルファーには非常に困難な作業なのです。

なんとか練習場でそれらしく出来るようになったところで、月に1回2回程度のラウンドではどうしても緊張や力みが出るので、実際のプレーで再現するのは更に至難の業です。

そんなことの繰り返しでは、スコア80台、70台へは永遠に近づけません。

 

もっと簡単な方法を考えましょう!

それならば、違和感たっぷりな「 ゆるゆるグリップ 」や「 脱力スイング 」を必要とせずに、ある程度の緊張や力みの状態でも対応出来るようなスイングを目指したほうが、実際のラウンドでも効果的。

日頃ゴルフ番組やゴルフ雑誌を見ていると、まるで彼らの唱えるゴルフ理論以外ではゴルフが上達出来ないような錯覚に陥ってしまいますが、大丈夫です!

ゴルフはもっと自由なスポーツで、もっと簡単にスコアアップ出来る方法はいくらでも存在します

ここは是非皆さんの発想を切り替えて、自分にとってのよい方法を見つけて、その方法に積極的にチャレンジして欲しいと思います。

その中の1つの例として、松山英樹選手や世界のトップクラスの選手が行っているスイング中の動き方をゴルフロボット打法として説明しています。

 

ここからは引き続き【 その2  】で、松山英樹選手のダウンスイングでタメを作っていない動き方を説明します。

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