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最新ドライバーを試打してみました!! その1 テーラーメイド ステルス

話題の最新ドライバーをまとめて試打する機会があったので、今回から5回に分けて、そのインプレッションを紹介します。

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大人気のステルスドライバーの特徴は!?

コロナ過の影響で、練習場での試打会が激減していましたが、最近ようやくその貴重な機会が戻りつつあります。

先日、いつも利用している屋外練習場で、量販店主催の試打会があり、気になっていた最新モデルを一気に打ち比べることができました。

ゴルフ専門サイトや専門家からの評価が高いモデルばかりですが、実際の性能は自分で打ってみないと分かりません。

今回は、まだ屋外で試打できていない人に向けて、そしてヘッドスピード40~45m/sの人向けに、試打で感じた特徴や性能をお知らせします。

その1は、最新モデルの中でも1番人気のテーラーメイド ステルスです。

 

試打の環境

今回試打したのは、屋外の練習場です。

試打を担当するのは、いつも通りに僕の奥さんです。

ベストスコア71、ヘッドスピードは36~37m/s。

年齢は非公開ですが、女子プロシード選手皆さんのお母様方よりは年上です。

ところがその割にはとてもハードスペックを好み、その代わりに軽くて柔らかいアンダースペックはとても苦手としています。

そのために本人のクラブセッティングは、男性のヘッドスピード40~45m/sの人にマッチするようなスペックになっているので、今回のインプレッションも多くの人に参考になると思います。

 

天候は晴天で気温は27℃、右から3m/sのアゲンスト。

当日は試打に備えて、本人所有のドライバー数本を持ち込み、同じ天候の中での飛距離と弾道を確認してあります。

 

テーラーメイド ステルスドライバーの試打インプレッション

ヘッドはステルスステルスプラスステルスHDの3種類が用意されていましたが、試したいシャフトが多かったので、メインに試打したのは中心モデルとなるステルスです。

ロフト角は10.5°を選択。

シャフトは非常に数多く用意されていましたが、他のドライバーも試打するために、その中から注目していたシャフトに絞って、ベンタスTR 6 Sベンタスブラック 6 SスピーダーNX 50 SスピーダーNX 60 SデイアマナPD 60ツアーAD UB-6の45.25インチ。

そして45.75インチの純正シャフトSの順番で試打しました。

 

インプレッション

カーボンフェースはどんな感じ?

まずは誰もが気になっているのは、カーボンフェースの打感でしょう。

見た目はよい感じで、質感も色の具合も気に入りました。

僕の奥さんによると、赤いフェース面はテンションが上がるそうです。

フェース面はボールが滑らなそうな摩擦感があり、アマチュアゴルファーにはサイドスピンを減らす助けになってくれるはず。

気になる打感と音は…意外と普通です。

確かに硬い部類ではありませんが、吸い付き感を感じるためにはもっとヘッドスピードとパワーが必要なのでしょう。

 

飛距離性能

飛距離性能は…これも普通でした。

当日持参したマイクラブよりも、キャリーで5~10ヤードダウンです。

僕の奥さんのパワーでも、けして飛ばないというレベルではありませんが、やはりもっとパワーが必要なのか。

球離れが速すぎて、スピン量不足になりやすく、アゲンストなのにボールはドロップ気味になります。

その分だけランは稼げるのかもしれませんが、もう少しハジキ感とキャリーが欲しいところです。

ロフト角10.5°でもこんな状態なので、ロフト角9°はヘッドスピード45m/s以上、または高弾道のシャフト選択が必要でしょう。

 

どんなシャフトがよいのか!?

ちなみに僕の奥さんに最も相性がよかったのはベンタスTR 6 Sです。

事前に調べた情報では、スピーダーNX 50 Sとヘッドの相性がよさそうだったのですが、残念ながら全くそのよさを引き出すことはできませんでした。

スピーダーNX 50 Sでは、おそらくヘッドバランスがC8くらいで、総重量も300gくらいになり、全体が軽すぎてうまくコントロールできなかったのです。

ただし、現時点でステルススピーダーNX 50 Sを組み合わせている女子プロが非常に多いので、僕の奥さんでもヘッドバランスやチップカットなどの微調整を施せば、かなりよい状態になる可能性があります。

純正シャフトは45.75インチと長いので、シャフト重量が軽くてもヘッドバランスは確保されていましたが、こちらはシャフトが動きすぎて難しいセッティングでした。

 

今回のまとめ

今年一番の人気ドライバーはステルスだと思いますが、3種類のヘッドそれぞれのバランスはまずまずで、打ちやすさも感じることができましたが、飛距離性能としては、ごく普通という評価です。

カーボンフェースによって打感の柔らかさとハジキ感を狙っていると思うのですが、ボディ全体が高初速追求のために剛性が高すぎるので、その利点がスポイルされているように感じます。

ヘッドスピード45m/sを越えれば、そのメリットをもっと引き出せるはず。

ただしこれが室内の試打で、計測器頼りのデータだと、その印象は変わるかもしれません。

おそらくランが多めに計測されて、「 トータルの飛距離性能は高い 」という印象になると思うのですが、ところが実際のコースではそれほどランが出ないので、「 あれっ?なんで飛ばないの!? 」になってしまう可能性があるわけです。

それを防ぐためには、せめて屋外の練習場で試打をして、自分の弾道を確認することをお勧めします。

 

次回【 その2 】は、ゼクシオ X です。

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