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お勧めのユーティリティシャフトを打ち比べ!! ヘッドスピード40~45m/s向けインプレッション!

打ちやすいユーティリティを手にすることができれば、スコアアップにとても貢献してくれます。

その打ちやすさの重要なポイントは、適したシャフト選びが絶対条件です。

クラブメーカーが設定しているスペックには惑わされずに、本当はどんなシャフトを選べばよいのか、じっくりと考えてみましょう。

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本当に打ちやすいユーティリティシャフトはどれだ!?

皆さんにお勧めしたいユーティリティ用のカーボンシャフト4種類を、同時に試打する機会がありました。

それぞれのシャフトに明確な特徴がありながら、どれも打ちやすい特性だったので、ユーティリティのシャフト選びに悩んでいる人には参考になると思います。

パーオンを狙うユーティリティの選び方講座!! 】の記事と合わせてご検討下さい。

 

ヘッドスピード40~45m/s向けのお勧めユーティリティシャフト

今回試打をしたお勧めシャフトは4本です。

① ~ ③のシャフトはスリーブ仕様で、タイトリスト TS2の21°~23°に装着。

のシャフトはバルド コルサ ユーティリティ 21°に、ヘッドに接着する一般的な仕様です。

テスターは、今回も僕の奥さんが担当しました。

 

① タイトリスト ツアーAD T-60

フレックス : S

シャフト重量 : 68g

トルク : 3.6

調子 : 中調子

 

② タイトリスト MCI マットブラック 70

フレックス : S

シャフト重量 : 72~75g

トルク : 3.4~3.8

調子 : 先中調子

 

➂ フジクラ スピーダー TR HYBRID 75

フレックス : S

シャフト重量 : 75g

トルク : 2.5

調子 : 中元調子

 

④ フジクラ MCH 70

フレックス : S

シャフト重量 : 77.5g

トルク : 3.3

調子 : 先中調子

 

インプレッション

① タイトリスト ツアーAD T-60

タイトリスト TS2の純正標準シャフトです。

クセがなく、シンプルに動いてくれて、強い球が打てるシャフト。

ツアーADシリーズは、多くのクラブメーカーで純正シャフトとして設定されていますが、その中でも最も素直な特性と適正なスペックのシャフトだと思います。

たとえばグラファイトデザイン全体の中で考えると、ツアーAD DI HYBRIDには60g台の設定がありませんが、もし60g台の設定があるとしたら、このツアーAD T-60のような特性とスペックになると思います。

欲を言えば、少し硬く感じるので、あと5g重くするか、この重量のままならトルクは3.9くらいの方がよいと思います。

なおこのシャフトは、タイトリスト純正でありながら、フレックスがS、SR、Rと3種類用意されているので、その点がセールスポイントにもなるでしょう。

 

② タイトリスト MCI マットブラック 70

タイトリスト TS2の純正オプションシャフトです。

このシャフトもクセのない素直な特性で、ツアーAD T-60を少し柔らかくして、少し先調子にしたようなシャフトで、こちらの方が高い弾道になります。

ツアーAD T-60よりもシャフト重量は5g前後重くなりますが、実際にスイングした感じは、同じくらいに感じると思います。

ヘッドスピード40~45m/sのゴルファーには、多くの人がこのシャフトを気に入ると思うくらい絶妙な仕上がりです。

フジクラの正規品MCI 70のSフレックスよりも、トルクが0.8大きい設定の分だけ、柔らかくて扱いやすくなっていると思います。

 

➂ フジクラ スピーダー TR HYBRID 75

珍しいシャフトを試打することができました。

タイトリスト MCI マットブラック 70のフィーリングを少しだけ硬くして、少し手元調子に変更したような特性です。

でもトルク2.5の数値ほどには硬く感じません。

今回試打した4本の中では、一番手元調子で、ボールは中弾道。

手元調子なので、ティアップからは最も打ちやすいけれど、セカンドショットとして練習場のマットから打つ場合は、少し捕まり感が不足します。

それでもヘッドスピード45m/sの人ならば十分に捕まるはずで、ヘッドスピード40m/sの人でも慣れてくれば扱いやすく感じると思います。

 

④ フジクラ MCH 70

このシャフトはスリーブ仕様ではなく、バルド コルサ ユーティリティの装着されている、一般的な接着仕様です。

このシャフトの調子は先中調子で、表示ではタイトリスト MCI マットブラック 70と同じですが、こちらの方が明らかに先調子です。

今回の4本の中では一番シャフト重量があり、トルクも3.3なので、少し手強いのかと思いましたが、打ってみると最もソフトなフィーリングでした。

他の3本のようにフルスイングすると、ボールは少し暴れやすくなりますが、8~9割の強度に落としてスイングすると、一番打ちやすく感じるかもしれません。

つまり、実際のラウンドで特に傾斜地などでは扱いやすいと思います。

MCH 60のRフレックスを使っている友人の女性でも、このシャフトだけは無理をしなくてもよいショットが打てました。

 

今回のまとめ

今回はヘッドスピード40~45m/sの人向けにお勧めしたい、ユーティリティ用のカーボンシャフトのインプレッションをお伝えしました。

どのシャフトも、とても完成度が高いので、この中から各自の好みに合わせて選択ができるのではないでしょうか。

タイトリスト純正の2本のシャフトは、もちろんスリーブ仕様しか手に入りませんが、ネットでシャフトの中古品を購入してスリーブを外せば、一般的な接着仕様のヘッドにもリシャフトとして装着することができます。

そんな可能性を含めて報告させてもらいました。

メーカーの純正シャフトは軽すぎて、柔らかすぎるものが多いので、もしユーティリティがうまく打てずに悩んでいるのなら、是非検討してみましょう。

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