サイトアイコン シンプルゴルフ ラボ

短尺ドライバーをコースで実際に試してみました! その2 ツアーステージ Xドライブ 410

短尺ドライバーの市販化が待ち切れないので、自分で短尺ドライバーを用意して、コースで実際に使ってみたインプレッションを報告しています。

前回の【 短尺ドライバーをコースで実際に試してみました! その1  】では、非常に小ぶりなヘッドのモデルを選択して、シャフトを0.5インチカットしたインプレッションを報告しました。

sponsored link

短尺ドライバーのインプレッション その2

今回は2本目のインプレッションです。

テスターは今回も僕の奥さん。

2本目に選んだクラブは、ブリヂストン ツアーステージ  Xドライブ 410です。

このクラブも中古品を購入しました。

約10年前のモデルですが、このクラブも上級者モデルなので、非常に程度がよかったのですが、驚きの低価格でゲットすることが出来ました。

 

ツアーステージ  Xドライブ 410のスペック

■ ヘッドデータ

ヘッド体積 : 410cc

ヘッド重量 : 203g

ロフト角 : 9.5°

 

■ シャフトデータ

シャフト : ツアーAD PT-5

シャフト長さ : 43.5インチ

フレックス : R1

シャフト重量 : 53g

トルク : 5.8

 

■ クラブデータ

クラブ重量 : 306g

 

選択の理由

前回のスリクソン Z925が380ccと目一杯小ぶりのヘッドを選択。

さすがにそれ以上に小さいヘッドは必要ない印象だったので、少しヘッドを大きくして、逆にシャフトを短くしてみました。

実はこのクラブのスペックは、ショップで販売されていた状態をそのまま使用しました。

おそらく、短尺ドライバーに興味を持つユーザーを想定して、ショップで余っていたヘッドと余っていたシャフトを組み合わせて、短尺ドライバーを製作されたのではないでしょうか?

僕の奥さんは過去に、ツアーステージ  Xドライブ 430のドライバーをエースドライバーにしていた経験がありました。

シャフトもツアーAD PT-6のSとPT-5のR2のスペックのドライバーを使用していた経験もあります。

つまりどんなフィーリングになるのかは、事前にある程度予想出来たクラブだったのです。

 

練習場でのインプレッション

43.5インチで410ccのヘッドは、見た目にはそれほど小さい感じはしません。

全く違和感のない、非常に自然な印象です。

打ち始めの印象は、ボールの弾道が低めでロースピン。

シャフトは十分に柔らかいはずですが、あまり動いているようには見えません。

ヘッドバランスはC7で、ヘッドの存在感が少し希薄だったので、鉛を0.5gほど貼って調整。

その後、シャフトの動きは打数が増えるとともに、若干動くようになってきました。

おそらくこのシャフトは、長期間使用していなかったのだと思います。

打ち込んでくると、ボールの弾道も少し高くなり、中弾道に変化、飛距離もエースドライバーを越えるほどに伸びてきました。

心配な点は、シャフトが短すぎるのか?タイミングが合わない場面が時々やってきます。

それ以外は、曲がりも少なく飛距離も上々です。

 

コースでのインプレッション

練習場のボールからコースで使用するボールに変わると、ボールの弾道は一段と低くなりました。

コースで使用するボールのほうがロースピンなので、ドロップ寸前の低いライナーに変化。

ロフトを1°くらい増やしたい印象ですが、残念ながらこのクラブは調整機能が備わっていません。

調整出来ないなら、コースで出来ることは、もう少し「 振る 」こと。

そこで通常よりも頑張って「 振って 」もらったところ、弾道は中弾道で伸びのあるボールに変化。

飛距離も45.25インチのエースドライバーと互角です。

曲がりも少ないので、メリットばかりなのですが、もう少し長いほうが、つまり44インチくらいのほうが、タイミングを合わせやすいのかもしれませんね。

 

このツアーステージ  Xドライブ 410、販売していた10年前は、上級者向けのシビアなクラブという評価でしたが、その評価の要因はシャフトを含めたセッティングにあったのかもしれません。

シャフトを短くして、自分に合うスペックに仕上げられれば、ミート率は高まり、予想以上に安定したロースピンのボールを打つことが出来ました。

 

今回のドライバーは、調整機能が備わっていないので、もう少し鉛などで微調整してみたいと思います。

続報はこの記事に追加する予定です。

 

※ 続報です その1

ヘッドのソールに鉛を追加し、グリップを交換してフィーリングの改善を行いましたが…。

このヘッドの標準シャフトは44.5インチなので、現在は1インチ短いことになります。

1インチも短くなると、やはりロフト角を0.5°~1°くらいは寝かせたいフィーリングになります。

シャフトが短くなったことに合わせて、ライ角も少しアップライトにしたほうがよいと思います。

しかし残念ながら、このヘッドは調整機能がないので、このポイントは打つ手がありません。

その点を考慮すると、より自分にマッチした短尺ドライバーを制作するには、調整機能付きのヘッドを選んだほうがよいのかもしれません。

重量の面では、シャフトが短くなった分、クラブ全体の重量はもう少し重いほうがよいのかもしれませんね。

 

※続報です その2

その後に数多くの短尺ドライバーを製作して分かったことは、今回の43.5インチ仕様に不足していたのは、重量でした。

シャフト重量があと5g重ければ、もっとフィーリングがよくなるはずです。

もしこのままのシャフト重量ならば、0.5インチ長いほうがよいと思います。

そして短尺ドライバーの製作とセッティングに慣れてきて、打ち方も馴染んでくると、調整機能がなくても大丈夫になりました。

 

今回は、2本目の短尺ドライバーのインプレッションを報告しました。

次なる3本目は、【 短尺ドライバーをコースで実際に試してみました! その3 】で報告しています。

そちらもご覧下さい。

モバイルバージョンを終了